灰野敬二
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灰野敬二 / KEIJI HAINO

非常に厳格な「音」へのこだわりをもとに、現在でも実験的な前進を続ける野心的な音楽家であり、ロック、サイケデリック、ノイズ、フリー・ジャズ、フリー・ミュージックなど、扱う音楽のジャンルは非常に多岐に亘る。いかなるジャンルに着手するときにも極めてプリミティヴな即興性が大きな意味を持つ。1970年代より活動を続け、常に新たなスタイルを探し続ける野心的な音楽家である。挑戦的で実験的な作品群は、日本のみならず海外での評価も高い。リリースしたレコードやCDは優に100を超える。ソニック・ユースのサーストン・ムーアをはじめ、彼を信奉するミュージシャンは世界的にも数多い。主に扱う楽器はヴォーカル、ギター、ドラム、パーカッション、ハーディ・ガーディなど。非常に多彩なマルチプレイヤーで、民族楽器を含めた100種類にも及ぶ多種多様な楽器を演奏する。マレーネ・ディートリッヒ、ヤニス・クセナキス、シド・バレット、ジム・モリソン、チャーリー・パーカーらの影響を受ける。また、初期のブルースを愛しており、特にブラインド・レモン・ジェファーソンを好んだ。日本音楽の「間」の概念に強い関心を持ち、自身の作品にも主に轟音と静寂の激しいレンジ差においてその影響が見られる。また、舞踏や民族楽器にも強い興味を抱き、舞踏家との競演などにその関心は活かされている。また1979年には、今もって灰野敬二のメインのバンドである不失者を結成し、ここにハード・ロックの方法論を導入する。不失者は、メンバーチェンジを経ながら現在も存続している。自らの作るべき気配を佇ませる場所を「黒」という色に求めており、身につける服や作品のジャケット等はほぼ黒一色に統一されている。また、黒という色は白を含め全ての色が混ざっており、黒という色のように全て(の音楽のジャンル)を内包したいと語っている。このことからも分かるように、彼は黒という色に対して並々ならぬ思い・考えを持っている。一見してインパクトのありすぎるその外見に関して、自分の体を通してロックが一般社会に対してどう影響するのかを実験していると語っている。

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