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■「都築響一のスナック芸術丸／第四十七夜」〜赤ちゃんとオトナとカンボジアの夜 スナック芸術丸がお送りする春のバラエティ「赤ちゃんとオトナとカンボジアの夜」。孤高のアーティスト「おきあがり赤ちゃん」はDOMMUNE初出演、トークに加えてミニライブもあり！　グラフィック社から発売されたばかりの新刊写真集『キャバレー、ダンスホール　20世紀の夜』は編集者の方が登場、魅惑の空間をたっぷりお見せします。さらに惜しくも交通事故で亡くなってしまったリードボーカルを偲んで、プノンペンのガレージ・シーンを代表するロックンロールバンド、カンボジアン・スペース・プロジェクトのトリビュートもあり。スナック芸術丸ならではの振り幅MAXバラエティをお楽しみください！

■『70sパンク・レコード図鑑』UNDERGROUND PUNK ROCK VINYL ARCHIVES 1976-1985 時は1970年代。大げさな商業的ロックの氾濫や、特に英国における高い失業率といった状況のなかで、空虚世代の若者たちの鬱屈が爆発し、パンク・ロックは生まれた。『70sパンク・レコード図鑑』はその時代に無数に産み落とされた世界各国の非メジャー・リリースのパンク・レコードに焦点をあてた1冊である。有名無名問わず、今も多くのパンク・バンドが世界中で活動し、その音楽は認知されているが、70年代に一大ムーヴメントになった原因はセックス・ピストルズの存在にほかならない。彼らより早く活動をはじめたラモーンズや、プロト・パンクと呼ばれる多くのバンド、またセックス・ピストルズのマネージャーであったマルコム・マクラーレンが目撃していたニューヨークの地下音楽シーンもパンク・ミュージックの根底に流れているものの、セックス・ピストルズのセンセーショナルな発言や態度、行動、ファッションがメディアに取り上げられることがなければ、パンクが世界中に広まることはなかっただろう。退屈な日常をブチ壊す粗雑かつシンプルでラウドな演奏、性急なスピード感──パンクの虜になった若者は髪を切り、等身大のストリート・ロックに胸を熱くした。ダムド、クラッシュ、ストラングラーズ、ハートブレイカーズ、テレヴィジョン、ブロンディ、トーキング・ヘッズ、デッド・ボーイズなど、早くから作品を残したバンドを中心として、同時多発的に世界の主要都市でパンク・シーンが確立、それを目撃した若者がまたバンドをはじめ、“セカンド・ウェーヴ"としてシーンを形成していった。パンク文化を語る上で重要な要素に“Do It Yourself"の精神がある。シーンには欠かせない存在だった安価なファンジンや、コンサート、レコードの制作である。セックス・ピストルズを招聘し、地元マンチェスターで初のパンク・コンサートを開いたメンバーが結成したバズコックスは、英国初の自主制作パンク・レコードを発表。同じように、世界各国でバンド自身によるレコード・リリースや地域に根ざしたインディペンデント・レーベルの活動が盛んになっていく。また、イギリスBBC Radio 1の名物DJ故ジョン・ピールは、有名無名問わずたくさんのパンク作品をエアプレイ、多くのバンドを輩出したアメリカ西海岸ではKROQのDJロドニー・ビンゲンハイマーが地元のバンドを中心にパンク作品をサポート。パンクの啓蒙に一役買っている。主要都市では78、79年あたりまでは連日多くのライヴが繰り広げられ、作品も次々と残された。本書はそんななかでリリースされた作品を、シングル盤中心に1600枚以上掲載している(国や地域によっては80年代中盤まで70sスタイルのリリースがあったため、85年を区切りとした)。このように、当時のローカルな若者を熱狂させた各地のパンク・シーンに思いを馳せながら、2015年DOMMUNEで『KILLED BY DOMMUNE!!!!!!!』として、この書籍が番組化!!!!!! 圧倒的なビューワー数を誇り、ここ４年間、年に一度のペースで開催され、ついに今回MIX CD｢ITA / CEMETRY GATES Vol.２」のリリースを記念し、４度目を迎える!!!!!! 3HOURS ULTRA-RARE PUNK ROCK VINYL ONLY!!!!!!!!（板垣正信）