2023/07/31 MON 19:00-21:00

「AWESOME CREATIVE HISTORY OF YANMAR」

~アニメーションからミューラルまで ヤンマー視覚表現64年史

■出演:岩下朋世(相模女子大学教授、『キャラがリアルになるとき』著)、前田久(アニメライター)、土屋陽太郎(ヤンマーホールディングス株式会社)、鈴木沓子(ライター・翻訳家)、宇川直宏(DOMMUNE)etc...
■MC:ダースレイダー(ラッパー兼評論家)

■長編アニメーション『未ル』をアニメエキスポで世界初公開!!!国民的キャラ「ヤン坊マー坊」から長居公園のミューラル・プロジェクトまでをプロデュースする前代未聞の視覚表現!!

昭和から平成にかけてお茶の間でおなじみの国民的キャラクター「ヤン坊マー坊」。約半世紀にわたって天気予報とアニメーションCMを届けてきたヤンマーが2023年7月、全米最大規模のアニメエキスポで突如発表した『未ル』。
2024年に公開予定の長編アニメーションであること、そしてキービジュアルと『未ル』というタイトル以外は何一つ詳細があきらかになっていないものの、企業がアニメーションを自社プロデュース製作するという試みに、文字通り世界各国から注目が集まっている。それだけではない。大阪市の都市公園である長居公園ではヤンマーが仕掛けたミューラル・プロジェクトが多角的に展開中で、今年は初めて「HANASAKAミューラル・コンテスト」も開催、今後は公園内にフリーウォールも実施する企画もある。
大手産業用機器メーカーとして日本の一次産業の歴史を下支えしてきた一方で、国民的キャラクターを生み出し、お茶の間に天気予報というインフラ情報をアニメーションで届け続けてきたヤンマー。“グローバル化の疫病”とも呼ばれた地球温暖化問題やコロナパンデミックなどさまざまな危機的状況を無視できなくなった現在、長編アニメーションからミューラルまでをプロデュースするという前代未聞のプロジェクトに隠された思想と戦略は一体何なのかーーー?!
出演者は、『キャラがリアルになるとき』の著者でアニメ研究とメディア論が専門の岩下朋世。アニメライターの前Qこと、前田久。ミューラル・プロジェクトの影の仕掛け人であるWALL SHARE株式会社の川添孝信(オンライン出演)、バンクシーやストリートアートの執筆と翻訳を手がける鈴木沓子。そしてリアルタイムで「ヤン坊マー坊」と成長を共にしてきた現在美術家でDOMMUNE総裁・宇川直宏。MCはラッパーで評論家のダースレイダー。
企業キャラクターやアニメCMは、いかに日本の社会や文化、そして私たちの日常を形作ってきたのか。そしてゼロ年代を経てデーターベース消費が当たり前になった現代において、その試みはいかに新しい物語とトランスナショナルな空間を築いていくのかを縦横無尽に語り尽くす!超必見プログラムをお見逃しなく!!!

■岩下朋世(マンガ研究者、相模女子大学教授)

昭和戦後期の少女マンガが主な研究対象だが、「キャラクター」表現にも関心を持ち、さまざまなメディア表現、コンテンツを対象に批評活動を展開している。直近では『ユリイカ』2023年5月号に「〈フィメールラップ〉の現在」特集に寄稿している。著書に『キャラがリアルになるとき』(青土社)など。

■前田久(アニメライター)

通称「前Q」。『ニュータイプ』をはじめ、さまざまな雑誌に、インタビュー記事を中心にアニメ関連の原稿を寄稿している。ロフトプラスワンを始め、トークイベントへの出演も多数。

■土屋陽太郎(プロダクトデザイナー)

KEN OKUYAMA DESIGNのディレクターとして国内外のプロジェクトを担当。現在はヤンマーホールディングス株式会社ブランド部デザイン部の部長として、農業機械から店舗、イベント企画まで幅広くデザイン活動をリードしている。人の可能性を信じ、挑戦の後押しをするヤンマーの価値観をベースに、日本では珍しいミューラル専用の壁「HANASAKA MURAL」を立ち上げた発起人。
ヤンマーホールディングス株式会社
YANMAR Japan (YouTube)
HANASAKA MURAL(Instagram)

■鈴木沓子(ライター・翻訳者)

新聞社で記者をつとめた後フリーのライター・翻訳者に。バンクシーやストリートアートのリサーチや執筆が多く、美術手帖、文藝春秋、BRUTUSなどで作品解説や論考を発表するほか、『バンクシー:壁に隠された男の正体』、『ブラッククランズマン』(パルコ出版)、『Banksy’s Bristol: HOME SWEET HOME【日本語版】』(作品社)、『海賊のジレンマ』(フィルムアート)などの翻訳書を手がける。DOMMUNE、テレビ『世界一受けたい授業』、『新美の巨人たち』にも出演。

■川添孝信(WALL SHARE株式会社代表)

学生時代より日本語のラップをきっかけにストリートカルチャーに親しむ。「日本にミューラルをもっと増したい」という思いから、2020年4月にWALL SHARE株式会社を設立。大阪市を拠点に各地で手がけたミューラルは100点を超える(2023年8月現在)。2020年には解体される神戸市役所でミューラルを展開する「神戸ミューラルアートプロジェクト」などまちづくりイベントも手がけ、新しい展開を目指している。

■宇川直宏(現”在”美術家|DOMMUNE主宰)

1968年香川県生まれ。現”在”美術家。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2001年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった他、これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌.、佐渡島...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約1万時間/200テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO 9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

■ダースレーダー(ミュージシャン、ラッパー、評論家)

フランス・パリ生まれ。ロンドン育ち、東京大学中退。吉田正樹事務所所属。2010年に脳梗塞で倒れ、合併症で左目を失明。以後は眼帯がトレードマークに。バンド、ベーソンズのボーカル。オリジナル眼帯ブランドO.G.Kを手がけ、自身のYouTubeチャンネルから宮台真司、神保哲生、プチ鹿島、町山智浩らを迎えたトーク番組を配信している。著書「武器としてのヒップホップ」(幻冬舎)「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」(KADOKAWA)など。2023年、映画「劇場版センキョナンデス」「シン・ちむどんどん」(プチ鹿島と共同監督)公開。

PROGRAM INFO
ENTRANCE 無料(超エクスクルーシヴな、限定50人スタジオ観覧者募集中!!キンキンに冷えたスタジオに直接お越しください!!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>