2023/07/31 MON 21:00-23:00

「Groundbreaker 日本のストリートとアート」from 「美術手帖」July 2023 vol.75 no.1098

■出演:松下徹(SIDE CORE)、能勢伊勢雄(PEPPERLAND主宰)、中島晴矢(アーティスト)、鈴木沓子(ライター)、宇川直宏(DOMMUNE)ほか
■MC:ダースレイダー(ラッパー|評論家)

■「Groundbreaker 日本のストリートとアート」from 「美術手帖」July 2023 vol.75 no.1098

近年、バンクシーの新作が発表されるたびにニュースになるほど一般的にも注目を集めるようになり、ストリート発のアーティストの作品がマーケットで高い人気を誇っている。「ストリートアート」をめぐる状況は刻々と変化しているが、「ストリートアート」の定義は曖昧で、その現場も見えづらい。
『美術手帖』7月号では、アートコレクティヴSIDE COREを監修に迎え、「ストリート」と呼ばれる場所で育まれてきた表現や価値観を、その場所で生きてきた当事者の声を通して、日本のストリートとアートの現在地を模索して記録することで、「アート」の枠組みの再考をも促している。雑誌『美術手帖』で日本のストリートのアートシーンを特集するのは、1948年の創刊以来、これが初めての試みである。
複雑に絡み合う路上の文化と言語、その未知なる感性と価値観にいざなう特集号に関わった出演者の面々が、その現在地を改めて振り返り語り合うDOMMUNE特別番組!

■松下徹(SIDE CORE)

2010年東京藝術大学先端芸術表現科修士課程修了。高須咲恵・西広太志とともに「SIDE CORE」の企画に携わり、「路上における表現の拡張」をテーマとして多数の展覧会を企画・開催してきた。

■能勢伊勢雄(写真家・美術展企画・音楽評論家)

1974年よりLive House PEPPERLANDを主宰し、脱領域的活動を展開する一方で、阿木譲の『Rock Magazine』に1983年から廃刊まで編集・執筆として関わる。主な展覧会に、2004年岡山・倉敷市連携文化事業「スペクタル能勢伊勢雄 1968–2004」展開催。水戸芸術館「X-COLOR グラフィティ in Japan」展企画、2014年奈義町現代美術館「能勢伊勢雄写真展 MORPHOLOGY・遊図・PORTOGRAPHの世界」展、2016年大分県立美術館「OPAM×能勢伊勢雄シアター・イン・ミュージアム」など。2009年よりアートビオトープ那須「山のシューレ」、2015年より京都国際映画祭などで講演会も多数行っている。2008年銀塩写真家集団Phenomenaを結成し、2010年に50年以上の歴史をもつ東京「美學校」の公認校「美學校岡山校」を開校する。書籍では2013年『新・音楽の解読』(disk union社)、2014年写真集『ISEO NOSE: MORPHOLOGY 能勢伊勢雄:形態学』(赤々舎)を刊行するなど、著作・評論等多数。2018 年福武教育文化振興財団より「福武文化賞」を受賞。慶應義塾大学アート・センター収蔵作家。

■中島晴矢(アーティスト)

法政大学文学部日本文学科卒業、美学校修了。現在、美学校「現代アートの勝手口」講師。現代美術、文筆、ラップなど、インディペンデントとして多様な場やヒトと関わりながら領域横断的な活動を展開。主な個展に「東京を鼻から吸って踊れ」(gallery αM)、キュレーションに「SURVIBIA!!」(NEWTOWN)、グループ展に「TOKYO2021」(TODA BUILDING)、アルバムに「From Insect Cage」(Stag Beat)、著書に『オイル・オン・タウンスケープ』(論創社)など。
https://haruyanakajima.com

■鈴木沓子(ライター・翻訳者)

新聞社で記者をつとめた後フリーのライター・翻訳者に。バンクシーやストリートアートのリサーチや執筆が多く、美術手帖、文藝春秋、BRUTUSなどで作品解説や論考を発表するほか、『バンクシー:壁に隠された男の正体』、『ブラッククランズマン』(パルコ出版)、『Banksy’s Bristol: HOME SWEET HOME【日本語版】』(作品社)、『海賊のジレンマ』(フィルムアート)などの翻訳書を手がける。DOMMUNE、テレビ『世界一受けたい授業』、『新美の巨人たち』にも出演。

■宇川直宏(現”在”美術家|DOMMUNE主宰)

現”在”美術家。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2001年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった他、これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌.、佐渡島...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約1万時間/200テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO 9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

■ダースレーダー(ミュージシャン、ラッパー、評論家)

フランス・パリ生まれ。ロンドン育ち、東京大学中退。吉田正樹事務所所属。2010年に脳梗塞で倒れ、合併症で左目を失明。以後は眼帯がトレードマークに。バンド、ベーソンズのボーカル。オリジナル眼帯ブランドO.G.Kを手がけ、自身のYouTubeチャンネルから宮台真司、神保哲生、プチ鹿島、町山智浩らを迎えたトーク番組を配信している。著書「武器としてのヒップホップ」(幻冬舎)「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」(KADOKAWA)など。2023年、映画「劇場版センキョナンデス」「シン・ちむどんどん」(プチ鹿島と共同監督)公開。

■ 「美術手帖」2023年 7月号「日本のストリートとアート」

今回の特集では、SIDE COREを監修に迎え、「ストリート」と呼ばれる場所で生まれ、育まれてきた表現や価値観を、その場所で生きてきた当事者の世界観や声を通して見ていきます。そのことで、「ストリートアート」の再定義のきっかけとなることが目指されており、「アート」の枠組みの再考をも促すものにもなるはずです。 巻頭のインタビューでは、WANTO、森田貴宏、スケシン、グレート・ザ・歌舞伎町、TOKYO ZOMBIEと、熱量の高いコミュニティやシーンを形成している方々に話を聞いています。また、ストリートカルチャーの範囲が拡大していることにあわせ、タトゥーやスケートボード、グラフィティ、メッセンジャー、パルクールなど、様々な領域のキーパーソンに登場してもらいます。また、東京だけではない全国のハブとなるショップも紹介。ストリートのアートを整理するのではなく、複雑に絡み合う路上の文化、その未知なる感性と価値観に迷い込む入り口になる特集となっています。

https://oil.bijutsutecho.com/artbooks/911/1100024840
https://bijutsutecho.com/btpremium

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥1,000(超エクスクルーシヴな限定50人スタジオ観覧チケット Peatixで緊急販売中!!! ▶︎https://groundbreakerdommune.peatix.com もしくはキンキンに冷えたスタジオに直接お越しください!!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>