2023/09/18 MON 20:00-23:30

SHIBUYA PARCO Presents「ART WEEK」SPECIAL PROGRAM!!

「MOMENT」をテーマにメディアを混交し繰り広げられるパフォーミングアーツの今

●出演:Chapter1:高山明(演出家・アーティスト/演劇ユニットPort B主宰)、青柳菜摘、小磯洋光、小島日和、田中くるみ
●Chapter2:雨宮庸介(美術家)●Chapter3:楊いくみ、石川朝日、小松千倫、鈴木創大
●聞き手:村山悟郎、宇川直宏(DOMMUNE)●DJ:小松千倫

■今年の渋谷PARCO ART WEEKのテーマは「MOMENT」。「瞬間、刹那、回転を引き起こす力」を意味するこの言葉には、瞬間を体験する“ART”によって渦を起こしたいという想いが込められている。今というかけがえのない時間の尊さを身近に感じる10日間が、いよいよ幕を開ける。

世界で活躍する日本人作家を招聘し“MOMENT”をテーマに3組によるパフォーミングアーツ・演劇作品を発表する。
演劇ユニット・Port B主宰の高山明氏は館内放送を媒介に東南アジアや中東の歌い手と日本の詩人による新作「BGM / わたしの歌」を放送し、雨宮庸介氏は外壁に3314年まで続く作品の一部を掲げるほか、楊いくみ氏は渋谷PARCO全館を舞台にMixed media Performanceを演出する。「MOMENT」開催を記念して、9月18日(月・祝)には今回の3組の作家が出演する SUPER DOMMUNEでの特別番組がストリーミング決定!!!!!

■高山明|「BGM / わたしの歌」

さまざまな理由で母国から移動せざるをえない人たちがいる。彼らが国を去るとき携えてくるものに、母国のお祖父さんやお祖母さん、お父さんやお母さんから教わった歌がある。今回は、カンボジア、ベトナム、ラオス、クルドから来た4人に、自分の体ごと移動してきた「わたしの歌」を歌ってもらう。
それらの歌が渋谷PARCOの館内放送でBGMとして流れる。BGMは「バックグラウンド・ミュージック」だから、通常は後景にあり、存在を強く主張せず、素通りされるミュージックのことを言うが、今回の歌は「わたしの歌」であり、歌い手のバックグラウンド(背景)が刻まれた歌だ。
専用ウェブサイトに飛んでもらうと歌詞の内容を日本語で読むことができる。しかし、それは普通の意味での歌詞の翻訳ではない。日本語に熟達した4人の詩人たちが、歌い手とペアになり、歌を聴き、歌の背景や歌詞の内容を教えてもらうことで紡ぎだした、他人の歌の「翻訳」であり、詩人自身の詩である。

歌・歌い手・詩人
■「母の日記」(ベトナム)
歌:グエン・ティ・ハ 詩:青柳菜摘
■「舟をこぐ」(カンボジア)
歌:久郷ポンナレット 詩:小磯洋光
■「レメー、レメー」(クルド)
歌:フェヒメ 詩:田中くるみ
■「故郷が恋しい」(ラオス)
歌:インタチャック・ヴィライ 詩:小島日和

■高山明

演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)主宰。現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、教育といった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げた取り組みも行っている。

■作品名「BGM / わたしの歌」

放送場所:館内各所の放送にて ※4人の詩人による詩は、館内にて配布されるフライヤーのQRコードからご覧いただけます。
会期:2023年9月15日(金)~9月24日(日)毎時15分・45分に放送

■雨宮庸介|「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」

リンゴや石、人間など、ありふれたものをモチーフに、認識のアクセルとブレーキを同時に踏み込むかごとく独自の話法や超絶技巧を用い、「いつのまにか位相を越境してしまうかのような体験」を提供するアーティスト・雨宮庸介。2014年に始動し3314年までかかるプロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」のペーパーを館内で配布。同プロジェクトを記した文章の抜粋をART WALLに掲出。

●雨宮庸介

1975年、茨城県生まれ。アムステルダムのSandberg Institute Fine Art Course修士課程修了。彫刻・ビデオインスタレーション・パフォーマンスなど多岐にわたる方法で作品を制作。2014年には、3314年までかかるプロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」を開始。
Instagram(@yosuke_amemiya3314)

■プロジェクト名「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」

展示場所:1F ART WALL
配布場所:館内入口ほか
会期:2023年9月15日(金)~9月24日(日)

■mixed media performance「p.§.」

9月18日(月・祝)と19日(火)、館内全体を使った実験的パフォーマンスが繰り広げられる。本企画には、パフォーマンスディレクションに楊いくみ氏、パフォーマーとして石川朝日氏、音楽に小松千倫氏、映像に鈴木創大氏、スタイリストに小山田孝司氏が参加。 普段、商業施設として親しまれている場所を舞台に、異なる分野のクリエイターが局地的に1時間に集うことで生まれるシナジーを体験できる。彼らは意図的に劇場を使わずに、バックヤードも含め館内のあらゆる場所からパフォーマンス、映像、音楽による振動を響かせ、時間と空間を伸縮する試みを行う。
ART WEEKのテーマである“MOMENT"に対して、彼らは二度と起こらないはずの一回性の現実を不気味にもループしながら、屋上へと上昇していく。

■展示名:mixed media performance「p.§.」

フロア:10F 及び館内一部フロア
会期:2023年9月18日(月・祝)・19日(火)20:00-21:00

■SHIBUYA PARCO「ART WEEK」2023

2023年9月15日(金)~9月24日(日)
https://shibuya.parco.jp/feature/detail/?id=6700&p=4

PROGRAM INFO | スタジオ観覧限定50名有観客配信
ENTRANCE ¥0<FREE>(超エクスクルーシヴな限定50人の無料スタジオ観覧者を募集中です!なおエントランスで1ドリンクをご注文ください。)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>