2023/12/03 SUN 17:00-19:00

SHIBUYA PARCO 50th ANNIVERSARY FINAL CEREMONY

SUPER DOMMUNE SPECIAL LIVE "芸能山城組"@渋谷PARCO 10F ComMunE

●LIVE:芸能山城組|GEINOH YAMASHIROGUMI
●LIVE COLLAGE SET:河村康輔(COLL AGE)x COMPUMA(DJ)x 宇川直宏(VJ)
●LIVE STREAMING:DOMMUNE ●STREAMING ARCHIVE:BOILER ROOM
(DOMMUNEが配信したアーカイヴは後日BOILER ROOMにより全世界配信されます)

■SHIBUYA PARCO 50th ANNIVERSARY FINAL CEREMONY "芸能山城組"

「再度、渋谷PARCO50thに寄せて」

Text by 宇川直宏(DOMMUNE)

戦後、高度経済成長を遂げ、物質的な豊かさを獲得した日本において、精神的な豊かさ、つまり"情報と文化"を列島全域に供与するべく、1973年に渋谷に登場した「渋谷PARCO」!!! 日本文化のインフラを、ファッション、アート、演劇、音楽、映画、出版という全方位から築き、我々のライフスタイルを変えた渋谷PARCOが今年50年を迎えた!!!!! そんな極太な節目に渋谷PARCO9Fに籠城し、コアなオルタナティヴカルチャーを配信し続ける SUPER DOMMUNEは、PARCOの黎明期からのコンセプトを継承したソーシャルストリーミング時代の"前衛TV塔"のような役割を果たしているのかもしれない。そんなDOMMUNEと渋谷PARCOがタッグを組んで、今年はさまざまなプロジェクトをコラボレーションしたてきた。
ひとつは、舞台を10FComMunEに移し2夜連続で遂行した50周年のOPENNING CEREMONY PROGRAMであった。
DAY1は、DOMMUNEの看板プログラムの一つである「Flor de Cana Presents "PRIVATE VINYL LESSON"」に、満を持してサカナクションの山口一郎氏がTALKとDJで出演。渋谷PARCOとは、2017年のANREALAGE展にサウンドディレクションで参加し、パルコのコーポレートメッセージ“SPECIAL IN YOU.”に登場した関係でもある。そしてDAY2は、なんとCorneliusがニューアルバムのリリースを記念してライヴを行い、伝説の一夜となった2022年のカウントダウンストリーミングの視聴者への返礼を50周年の節目で行った。これはもはや、伝説の重ね塗りであった。 渋谷PARCOとは、2019年のリニューアルオープン時に、都市生活者の為の環境音楽を提示すべく、館内のオリジナルBGMを小山田圭吾氏が監修したり、Corneliusがオープニングライブを行ったリレーションがある。そして先月は、PARCOの広告50年の歴史を、クリエイターたちの目線から、時代背景、カルチャーとともに振り返る「PARCOの広告 1969-2023」を河尻亨一氏、国井美果氏、奥村靫正氏、菅付雅信氏、箭内道彦氏、秋山具義氏、木之村美穂氏、飛び入り参加の辻川幸一郎氏、そしてPARCOの草刈洋氏と共に2夜連続プログラムとして配信し、大変な話題となった。そして今回、舞台を再度10FComMunEに移し、50周年のFINAL CEREMONYとして芸能山城組を迎える!!!!!
芸能山城組は、人類本来のライフスタイルを模索し検証しようとするマルチパフォーマンス・コミュニティであり、“行動する文明批判”の一拠点である。彼らの76年のファーストアルバムである「恐山 / 銅之剣舞」は、DOMMUNEではこれまで何度もプレイされるタイミングに恵まれ、もはやDOMMUNEクラッシックと化しているし、アニメ映画史上の金字塔である大友克洋監督の『AKIRA』、その世界観を音響で彩ったサウンドトラックは、今なお世界の人びとを魅了し続けている。そして、渋谷PARCOといえば、 建て替え工事の仮囲いを美術演出した「AKIRA ART OF WALL」が記憶に新しい。そう、大友克洋氏が代表作である『AKIRA』をコラージュアーティストの河村康輔氏と共同で再構築し、約2年に渡り渋谷の街と共存してきたあの壁である。今回はこれら全てのコンテクストと因果を回収しようと、芸能山城組のオープニングアクトとして、河村康輔(COLL AGE)x COMPUMA(DJ)x 宇川直宏(VJ)によるLIVE COLLAGE SETを急遽行うことにした。以前、河村氏の番組をストリーミングしたときに即興で生まれたユニットである。そしてこの日、我々が配信したセレモニーの一部始終は、後日BOILER ROOMにより全世界アーカイヴ配信される!!!!!!! さまざまな所縁が50年の歴史と融合し、全く新しいアートフォームとして拡散される渋谷PARCO50周年のFINAL CEREMONY PROGRAM!!!!!!! ここから最前衛な渋谷を再度、映し出す…。

●芸能山城組|GEINOH YAMASHIROGUMI

芸能山城組は、日本のアーティストグループ。世界の民族音楽を題材にしたアルバムを数々発表している。民族音楽を主題にしたパフォーマンス集団であり、文明批判をテーマに掲げ活動を行っている。
インドネシア バリ島のケチャの全編上演成功を機に、1974年1月19日に設立された。山城祥二が主宰。学生、ビジネスマン、エンジニア、医師、ジャーナリストなどさまざまなメンバーから構成される。毎年夏に、新宿の新宿三井ビルディング前55ひろばにおいてケチャまつりを行なっている。大友克洋の映画『AKIRA』の音楽を担当したことでも知られる。1966年にお茶の水女子大学と東京教育大学(現・筑波大学)の学生による男女混成合唱団「ハトの会コーラス」のリーダーに山城祥二(大橋力)が就任。ブルガリアの伝統的な女声合唱のほか、日本民謡、グルジアの合唱など、さまざまな唱法でのコーラスにチャレンジする。1969年「合唱団ハトの会」に改名。民族音楽研究家の小泉文夫の協力を得て、メディアに登場するようになる。1970年に「恐山」を発表し、1976年に「恐山/銅之剣舞」としてアルバムをリリース。山城が民族音楽コレクションのスーパーバイザーをレコード会社から依頼され、各地へ録音に出かけるようになる。1973年、バリ島に初の調査。1974年に「芸能山城組」に改名。1986年に、バリのガムランや日本のお経など、さまざまな民族音楽や唱法を取り入れた「輪廻交響楽」発表。これを聴いた大友克洋から楽曲の借用を要請されたのをきっかけに、『AKIRA』のすべての音楽を担当し、1988年に「Symphonic Suite AKIRA」として発表。1990年に「翠星交響楽」発表。その後も世界各地の民族音楽の研究と発表を続けている。2022年と2023年には精緻なスタジオ録音で構成されライブは不可能といわれていた「交響組曲AKIRA」を、バリ島の巨竹打鳴アンサンブル〈ジェゴグ〉の轟きを中心に声、鍵盤楽器、電子楽器を融合させた新しいコンサートホール・ライブ作品に生まれ変わらせる〈逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)〉を成功させた。

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥0<FREE>(完全無料招待!!!!!!! 渋谷PARCO10F「ComMunE」へお越しください)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>