■10周年記念 武邑塾2023 × DOMMUNE「虚実遊戯の方法論」―現実はいかに編集可能か？

2013年にスタートした武邑塾も今年で10周年を迎えることとなりました。この10年で私たちは、延べ３,000名を超える塾生とともに、現在と未来の課題にテクノロジーをどのように活用できるかを考え、トランスメディア、人工知能、クリプトアナーキー、壊れたインターネット、ヒッピー資本主義、プライバシー、自律革命、デジタルノマドなどなど、常にテクノロジーと文化の先見について報告し議論してきました。
武邑塾の10年を振り返りつつ、3名の特別ゲストをむかえる10周年記念武邑塾として、「虚実遊戯の方法論」―現実はいかに編集可能か？をお届けします。これは、虚に居て実を成すと同時に、虚と実の中間に可能性を見出してきた日本文化を範に、現代の虚実遊戯社会から現実の編集可能性を考えるという10周年記念武邑塾の全体テーマとなります。
12月13日から3日間連続で、前年に引き続きDOMMUNEとのコラボとなります。第一回はハイパーメディアクリエイターの高城剛氏、第二回は編集工学研究所創立者の松岡正剛氏、第三回はメディアアーティストの落合陽一氏をメインゲストにむかえ、各回にはDOMMUNE代表の宇川直宏氏、若手のクリエイター、編集者も参加します。
メディアとコンテントの未来、そしてAIに代表されるテクノロジーの急襲、21世紀のルネサンスなど、多彩な話題の中から、メディア美学が見通すテクノロジーの遅延の必要性、そして虚実遊戯社会の「編集」の可能性についても語り合う貴重な時間となるでしょう。
各回のスタートは19時、SUPER DOMMUNEスタジオ（渋谷PARCO 9F）でのライブ観覧者（限定33名）は、トークプログラム終了後にスタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です！また、オンライン視聴は無制限となります。懇親会以外の全ての動画が２週間鑑賞可能です。以下、全体と各回のテーマとプログラム概要となります。武邑塾の記念すべき10周年にいずれかの方法で是非ご参加ください。

DAY1 12/13 WED 19:00-22:30

●19:00-21:30 10周年記念 武邑塾2023 ✕ DOMMUNE「虚実遊戯の方法論」-現実はいかに編集可能か？

「ハイパーリアリティの旅」―世界体験の創造｜SPECIAL GUEST：高城剛

●21:30-22:30 10TH Anniversary of 武邑塾 ｢ECCO”懇親会"NIGHT - Chapter1」（配信無）

●PRINCIPAL：武邑光裕
●SPECIAL GUEST：高城剛（ハイパーメディアクリエイター）
●ACTIVATOR：陳暁夏代（クリエイティブディレクター）
●MODERATOR：宇川直宏 （”現在”美術家

■「ハイパーリアリティの旅」―世界体験の創造性

『ハイパーリアリティの旅（Travels in Hyperreality）』は、イタリアの記号学者で作家のウンベルト・エーコによるエッセイ集で、この本は1986年に出版され、エーコは現実と虚構、メディアと現実、そして模倣と本物、虚実融解について探求し、ポップカルチャーやマスメディアからの影響を分析しました。
ハイパーメディアクリエイターの高城剛氏は、このハイパーリアリティの旅の実践者といえます。彼はなぜ世界を旅し続けるのか？高城氏の名を世界に告知した伝説のTV番組『バナナチップス・ラヴ』以来、彼は多彩な映像コンテントのイノベーターであり続けています。民生用ビデオ機器だけで、全編ペルーで撮影された最新監督作品『ガヨとカルマンテスの日々』に込めた思いから、武邑塾長との出会いにさかのぼり、この３０年間の高城氏の旅の日々に迫ります。高城氏と武邑塾長との対話からは、日本のメディア文化の変遷も語られるはずです。
二人の対話を過激にアクティベートするのは、DOMMUNE代表の宇川直宏氏、中国モンゴル自治区出身で、日中間の若者のトレンドを熟知する鋭いマーケター／クリエイティブディレクターとして活躍する陳暁夏代氏、はたして二人の対話の核心からはどんな虚実遊戯のアスペクトが語られるのか？期待値が沸点に達します！

■＜DAY1 / スタジオ観覧＞12/13 1日スタジオ観覧チケット 3800円（33人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
●＜DAY1〜3 / スタジオ観覧＞12/13〜12/15３日間スタジオ観覧パスポートチケット 9000円（20人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
■＜DAY1 / ライヴストリーミング＞12/13 1日配信チケット 2800円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）
●＜DAY1〜3 / ライヴストリーミング＞12/13〜12/15３日間配信パスポートチケット 7000円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）

DAY2 12/14 THU 19:00-22:30

●19:00-21:30 10周年記念 武邑塾2023 ✕ DOMMUNE「虚実遊戯の方法論」-現実はいかに編集可能か？

「擬（もどき）という世界との間（AIDA）」｜SPECIAL GUEST：松岡正剛

●21:30-22:30 10TH Anniversary of 武邑塾 ｢ECCO”懇親会"NIGHT - Chapter2」（配信無）

●PRINCIPAL：武邑光裕
●SPECIAL GUEST：松岡正剛（編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長）
●ACTIVATOR：花井優太（Tattva編集長）、野口理恵（USO編集長・発行人）
●MODERATOR：宇川直宏 （”現在”美術家）

■「擬（もどき）という世界との間（AIDA）」

日本における編集工学の創始者である松岡正剛氏をむかえ、武邑塾長が１９７０年代から今に至る松岡氏からの影響と、松岡氏が感じてきた武邑塾長の歩みを合流した対話の中から、擬態としての世界像と日本特有の「間」の文化価値を考えます。松岡氏と武邑塾長との間（AIDA）からは、１９７０年代から現在に至る日本の文化変動が縦横に語られるでしょう。松岡氏の語る「擬（もどき）」の世界像、そして武邑塾長のテクノロジーと人間社会との「間（マ）」の調整力についての対話からは、日本と世界との新たな虚実の観点が導かれるものと考えます。
この対話に後半参加するのは、Tattva編集長の花井優太氏、USO編集長・発行人の野口理恵氏です。花井氏は、現代の編集文化の虚実について切り込み、野口氏は「嘘(USO)」の必要性を問います。すべては松岡御大のこれまでの編集人生とつながる話題で、これも沸騰間違いありません！この刺激的な対話をモデレートするのは、DOMMUNE代表の宇川直宏氏です。

■＜DAY2 / スタジオ観覧＞12/14 1日スタジオ観覧チケット 3800円（33人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
●＜DAY1〜3 / スタジオ観覧＞12/13〜12/15３日間スタジオ観覧パスポートチケット 9000円（20人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
■＜DAY2 / ライヴストリーミング＞12/14 1日配信チケット 2800円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）
●＜DAY1〜3 / ライヴストリーミング＞12/13〜12/15３日間配信パスポートチケット 7000円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）

DAY3 12/15 FRI 19:00-22:30

●19:00-21:30 10周年記念 武邑塾2023 ✕ DOMMUNE「虚実遊戯の方法論」-現実はいかに編集可能か？

「メディアとアートのコンヴィヴィアリティ」｜SPECIAL GUEST：落合陽一

●21:30-22:30 10TH Anniversary of 武邑塾 ｢ECCO”懇親会"NIGHT - Chapter3」（配信無）

●PRINCIPAL：武邑光裕
●SPECIAL GUEST：落合陽一（メディアアーティスト）
●ACTIVATOR：渡辺志桜里（美術家）
●MODERATOR：宇川直宏 （”現在”美術家）

■「メディアとアートのコンヴィヴィアリティ」

オーストリア生まれの思想家イヴァン・イリイチは、テクノロジーの支配力から自立し、テクノロジーの可能性と共生する概念を「コンヴィヴィアリティ(自立共生)」と呼びました。メディアとアートの役割は、このコンヴィヴィアリティの概念といかに共振するのでしょうか？
初期の武邑塾に登壇されていた落合氏は、武邑塾にとって「若き才能」の出現を告げる存在でした。全身からイノベイティブなパワーが溢れていた落合氏からは、武邑塾がめざしてきた新世代への「知のリレー」の実現はもちろん、新世代のミュータントといった雰囲気すら感じられました。落合氏は、今や日本を代表するメディアアーティストであり論客として活躍されています。
この回は、落合氏にとってのメディアとアートのコンヴィヴィアリティに迫り、メディア・アートの過去と未来について、武邑塾長と縦横無尽に語り合う時間となります。後半のゲストとして、アーティストの渡辺志桜里さんをむかえ、循環型エコシステムをアートに昇華した斬新なアイデアなど、アートがもつ最重要なコンテクストともいえる虚実遊戯についても語り合います。これらの対話を沸点に導くのは、DOMMUNE代表の宇川直宏氏です。

■＜DAY3 / スタジオ観覧＞12/15 1日スタジオ観覧チケット 3800円（33人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
●＜DAY1〜3 / スタジオ観覧＞12/13〜12/15３日間スタジオ観覧パスポートチケット 9000円（20人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
■＜DAY3 / ライヴストリーミング＞12/15 1日配信チケット 2800円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）
●＜DAY1〜3 / ライヴストリーミング＞12/13〜12/15３日間配信パスポートチケット 7000円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）

DAY1-3 12/13 WED 〜 12/15 FRI 19:00-22:30

＜DAY1〜3＞各種パスパスポートチケット絶賛販売中!!!

■＜DAY1〜3 / スタジオ観覧＞12/13〜12/15３日間スタジオ観覧パスポートチケット 9000円（20人限定!! スタジオ観覧のお客様にももれなく2週間アーカイヴ視聴可能なURLが発行されます｜スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です）
■＜DAY1〜3 / ライヴストリーミング＞12/13〜12/15 ３日間配信パスポートチケット 7000円（アーカイヴ2週間視聴可能｜懇親会以外の全てが鑑賞可です）

10TH Anniversary of 武邑塾 x DOMMUNE
TAKEMURA MITSUHIRO’S ｢ECCO”懇親会"NIGHT」（配信無）

●12.13 ｢ECCO NIGHT 2023 - Chapter1」武邑光裕 & GUESTS
●12.14 ｢ECCO NIGHT 2023 - Chapter2」武邑光裕 & GUESTS
●12.15 ｢ECCO NIGHT 2023 - Chapter3」武邑光裕 & GUESTS
＜スタジオ観覧のお客様はもれなくプログラム配信後スタジオ内で行われる懇親会にも参加可能です＞

■武邑光裕（たけむら みつひろ）

メディア美学者、「武邑塾」塾長。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりカウンターカルチャーやメディア論を講じ、VRからインターネットの黎明期、現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたて―デジタル・アーカイヴの文化経済』（東京大学出版会）で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。2017年、Center for the Study of Digital Life（NYC）フェローに就任。著書に『さよならインターネット GDPRはネットとデータをどう変えるのか』（ダイヤモンド社）、『ベルリン・都市・未来』（太田出版）、新著に『プライバシー・パラドックス　データ監視社会と「わたし」の再発明』（黒鳥社）がある。2015年よりベルリンに移住、2021年帰国。2023年「武邑塾」が１０周年を迎えた。
https://takemura-juku.space/

• 発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合は、必ずご来場の前に医療機関にご相談いただき、指示に従って指定の医療機関にて受診してください。
• 会場にて万が一体調が悪くなった場合、我慢なさらずに速やかにお近くのスタッフにお声がけください。
• 本イベントはDOMMUNEからの生配信を実施いたします。
  DOMMUNE YouTubeチャンネル（http://www.youtube.com/user/dommune）、もしくはDOMMUNE公式ホームページ（https://www.dommune.com）からご覧いただけます。
• 生配信では、YouTubeのスーパーチャット機能による投げ銭を募っております。何卒サポートをよろしくお願いいたします。
• 会場の関係などにより、開演時間が前後する可能性があります。予めご了承ください。