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■『JAZZDOMMUNE』とは何か?
「実験と偶発的事故を味方に付ける」これが我々ライヴストリーミング・チャンネル兼スタジオ=DOMMUNEの基本理念だ。言い換えれば、民放のようにホンも進行表もなにもない、結果が全く想定出来ないプログラム、つまりそれが実験であって、その最中に偶発的に起った事故を、チャンスオペレーションの思想のもとに"成果"として捉えるのがDOMMUNEなのである。不確定要素に満ち溢れた「いま」と「ここ」の一回性が生み出す「現在美術作品」!!!!!!! そう定義づけているDOMMUNEのプログラムの中で、『菊地成孔と大谷能生のJAZZDOMMUNE』は、ジャズ・インプロビゼーションの適応的突然変異であり、バークリー・メソッドの反証となるパフォーミング・アーツのゴールデンタイム進化形体なのである!!!!!!! 番組中に使用された彼らの楽器は、ターンテーブルと、CD&ヴァイナル、レコードジャケット、シャンパン、グラスワイン、寿司、札束、チーズ鱈、風邪薬、歌舞伎町の部屋の鍵、プチシュー、他人の名刺、「くらしの手帖」、「エンジョイ缶クッキング」、「SFマガジン」の裏表紙広告.....。大谷能生のダンス、菊地成孔のファッション、そして二人の声帯.....。そう、音が鳴っているものもあるし、鳴らないものもある!!!!!! あるいは、音が見えるものもあるし、時には、音が匂ってくるものもある!!!!!! そういえば、『JAZZDOMMUNE』初期のゲストであるブラジルの怪人=エルメート・パスコアールが、登場に際して予め我々に指定してきた楽器は、茶碗と箸とやかんと水とガラスコップだったではないか!!! そう考えると『JAZZDOMMUNE』で扱う楽器は、人間国宝級のアヴァンギャルド・ジャズマンのオーダーからも加速して脱線している!!!!!!!! そしてパスコアールは演奏中にこう言った「これは会話なんですよ」演奏か会話か?会話か演奏か?演奏か番組か?番組か演奏か?そう『JAZZDOMMUNE』は演奏であって会話であって番組でもあるのだ!!!!!!!!!! 宇川直宏(DOMMUNE)書籍「JAZZDOMMUNE」 序文より |
| ■『JAZZ DOMMUNISTERS』とは何か? JAZZ DOMMUNISTERS(ジャズ・ドミュニスターズ)は2010年に結成された菊地成孔と大谷能生によるHIP HOPクルー。 一般的には「憂鬱と官能を教えた学校」「東京大学のアルバートアイラー」「M/D」「アフロ・ディズニー」等々、コンビの大学講師/共著者として、或は伝説のラジオ番組「水曜WANTED」、伝説の音楽教養番組「憂鬱と官能を教えた学校TV」のバイ・パースナリティとして等々、ジャズミュージシャン/ジャズ批評家のコンビとして認知されている2人だが、菊地はHIP HOPの黎明期から、大谷はさんぴんキャンプに代表されるジャパニーズミドルスクールからの熱狂的なHIP HOPマニアで、「HIP HOPはFUNKという父親をアンチエディプスで捉えているJAZZの孫」という自説に従い、両者の隔世遺伝的な類似性の研究と実践を続けて来た。11年にリリースされた大谷の、ハードコアなJAZZY HIP HOP作品「JAZZ ABSTRUCTIONS」(BLACK SMORKERS)、菊地率いるDCPRGが12年にリリースした、SIMI LABとのコラボ、そして大谷とヴォーカロイドをfeatラッパーとした「SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA」(UNIVERSAL JAPAN/因みにこの作品はIMPULUSE!レーベル創業以来最初のアジア人アーティストの2作目としてリリースされた)の2作はその結実と言えるが、テストランが行われたのは2010年からで、菊地がオーガナイズするパーティー「HOT HOUSE」でのコメディアン兼MCとして、アコースティックジャズの4ビートに乗せてラッパースタイルでパーティーを進行する際、既に「JAZZ DOMMUNISTERS」という名称は用いられている(結成年とする所以)。その後、菊地のラジオ番組のHIP HOP特集の番組冒頭ラップ、少女時代特集の番組冒頭ラップ(菊地のみ)、EP-4再結成のフロントアクト、SIMI LABのOMSBを加えた「PARIS=HELL↓TONE」名義によるパリ公演、 SUMMIT主催の「AVARANCHE3」参加等々、数々のテストランを経た後、満を持して2013年、ファースト・アルバム「BIRTH OF DOMMUNIST(ドミュニストの誕生)」をビュロー菊地レーベルからリリース。SIMI LAB勢(MARIA、OMSB、DyyPRIDE)からMOE AND GHOSTSのMOE(feat経験は初めて)、新人覆面フィメールラッパー「ICI」までをfeatし、フランス語や韓国語も駆使し、極端にブロークンなフリージャズ/ポリリズム的なビートメイクからオーヴァーグラウンダースタイルまでを網羅するブランニュースクール的な日本語ラップのみならず、リーディングやアジテーション等のマイクロフォン初期衝動をも現代的に展開する、異形で強烈なミクスチュア・アティテュードに基づいた狂気のクルーとして、デビューライブを赤坂BLITZで飾る。名称の由来は、宇川直宏による「最終メディア」DOMMUNEで2008年から現在までの継続中のレギュラー番組「JAZZ DOMMUNE」(2012年に書籍化)から。この番組で2人が行って来た超モダンアートなパフォーマンスをHIP HOPのマナーに流し込んだものがJAZZ DMMUNISTERSである。ジャズミュージシャンのラッパー転向が散見される昨今、41歳と50歳の、既に知名度の高いジャズミュージシャンがコンビでラッパーデビューするというのは世界でも異例を見ない。 |
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■菊地成孔の第三インターネット / INTERNET TROISIEME ■大谷能生の朝顔観察日記 |
■21:00~24:00 WINDBELL & LIQUIDROOM Presents
「MOCKYの世界」BROADJ#2698
LIVE&TALK:MOCKY、TAYLOR SAVVY、花代、ムードマン
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◼︎WINDBELL & LIQUID ROOM Presents「MOCKYの世界」
三度目となる日本ツアーの前夜、DOMMUNE初出演となるMOCKYの世界をあらためて紹介する。日本サイドからはMOCKYゆかりの花代、ムードマンのお二人をホストに迎えます。MOCKYとTAYLOR SAVVYはこの場限りのちょっと特別なスタジオ・ライヴを披露してくれる予定ですので現場へ!!!2019年のツアーはAhh! Folly Jet、鶴岡龍、坂本慎太郎、Campanella、中村佳穂、坂口恭平を迎える特別公演を含む、全11公演! |
| ◼︎MOCKY JAPAN TOUR 2019 2016年5月のツアー以来約三年ぶり三度目のツアーになります。2019年の来日メンバーは完全一新。モッキーと共に来日する二人について。テイラー・サヴィは今や伝説的といってよいCANADIAN CREW(オリジナルメンバーはMOCKY, TAYLOR, CHILLY GONZALES, FEIST, PEACHES の五人!当時全員全くの無名でした。音源が発表されていないため、その存在すら知られていません。)のメンバーでほかのメンバー同様、ヨーロッパに渡ってからの活動が知られています。上記オリジナルメンバーたちのソロ諸作に加え、ジェイミー・リデル、イギー・ポップのアルバムにも参加している人です。Hip Hop好きな方々の中には The Puppetmastaz をご存知の方もいるかもしれません。隠れているのでほとんど知られてないですがモッキーもテイラーもゴンザレスも構成員の一人。彼はモッキーのSaskamodieリリース後のツアー・メンバーでもありました。パリで彼らの演奏を聴きましたがそれはそれはすばらしかったです。ヴィッキーは昨年、フジロックにも出演したアンダーソン・パックの諸作、ツアーなどにも参加している鍵盤奏者です。モッキーいわく、とてもいいプレイヤーだから期待してほしいとのこと。ラインナップ的にさらに躍動的、ファンキーかつパンキッシュ!? なショーを期待してよいと思います。日本サイドからはこれまでの二回のツアー同様、菅沼雄太、波多野敦子、ライヴPAに得能直也を迎え、総勢6人でステージを作ります。乞うご期待。 |
| ●MOCKY JAPAN TOUR 2019 http://windbelljournal.blogspot.com/2019/01/mocky-japan-tour-2019.html https://www.youtube.com/watch?v=5st-XVDrKkU ●MOCKUMENT http://windbelljournal.blogspot.com/2019/02/mockument.html |
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| 開催日時 03/19 (火) ★スタジオ観覧ご希望の方は、以下の予約フォームからお申し込みください! |
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