■山口小夜子が天に召されてから13回忌にあたる命日であるとともに、お盆の最中でもある8/14DOMMUNE SETOUCHIに「生きてゐる小夜子」を再び召還…..「山口小夜子13回忌SPECIAL|生きてゐる小夜子」
1970年代から、世界的なトップモデルとして活躍したのち、「着ること」をテーマに新しい表現を切りひらき続け、晩年はアンダーグラウンドなシーンで実験的な活動を展開した山口小夜子。2015年に東京都現代美術館で開催された、「山口小夜子 未来を着る人」展は、会場全体が彼女の気配に満たされた新しい「降霊術」として話題になりました。それから時を経て、彼女が天に召されてから13回忌にあたるとともにお盆の最中でもある今宵、本展に参加した宇川直宏のDOMMUNE SETOUCHIに「生きてゐる小夜子」を再び召還します。小夜子に捧げるべく、ゆかりの深い表現者たち(A.K.I.PRODUCTIONS、宇川直宏、PLASTICS[立花ハジメ+中西俊夫]、伊東篤宏、生西康典、掛川康典、黒田育世、灰野敬二、山川冬樹ほか)が結集し行われた夜会「小夜子 光と闇の夜」の記録映像の全編世界初上映を中心に、本展担当キュレーターの藪前知子(東京都現代美術館学芸員)が、「ウェアリスト(着る人)」を名乗り、人間の可能性を拡張し続けた山口小夜子の軌跡と、未来へ放たれたその文化的遺伝子について語ります。 |