2020/06/11 THU19:00–23:30
蜷川実花「東京 TOKYO」@PARCO MUSEUM TOKYO公開記念番組
「蜷川実花の写真史から紐解くNEW TOKYOとNEW NOMAL」5HOURS!!!!!
●19:00 - 21:30「蜷川実花解体新書」HISTORY O F MIKA NINAGAWA
出演:蜷川実花、宇川直宏 ゲスト:コムアイ(水曜日のカンパネラ)
●21:30 - 23:30「蜷川実花の東京、日本、世界、宇宙」
MIKA NINAGAWA SLIDE SHOW with REAL TIME SOUND TRACKING
写真:蜷川実花 DJ:Licaxxx
■蜷川実花の写真展『東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA』を記念して、DOMMUNEで「蜷川実花の写真史から紐解くNEW TOKYOとNEW NOMAL」を無観客ストリーミング!!!
6月1日に営業を再開した渋谷パルコ。PARCO MUSEUM TOKYOでは営業再開後最初の企画として、写真家・映画監督の蜷川実花の新作個展「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」を6月12日より開催。会場では「東京」と向き合ってシャッターを切り続けた2年間・500点以上もの作品や映像作品を展開する。またソーシャルディスタンシングへの対応として、PARCO ARTのウェブサイトでは、会場の様子を3Dビューで鑑賞できるオンライン展示を実施。自宅にいながら展示会場にいるような鑑賞体験を提供する(公開期間は6月12日11:30~6月29日18:00まで)。コロナウイルスがもたらしたパラダイムシフトによって都市集中型社会の再考が迫られる中、蜷川実花が写し取った東京は果たしてどんな輝きを秘めているのだろうか?DOMMUNEでは水曜日のカンパネラのコムアイをゲストに迎え、「蜷川実花の写真史から紐解くNEW TOKYOとNEW NOMAL」と題した番組を無観客で配信する!パンデミック只中の現代を未来への転換期と捉え、蜷川実花の歴史と作品を振り返りながら持続可能な社会とポストパンデミックにおける芸術の可能性を語りあう。また、番組後半は「蜷川実花の東京、日本、世界、宇宙」と題し、蜷川実花の数百枚の写真のスライドショーにLicaxxxがリアルタイムでサウンドトラックを組み立てていく蜷川実花三昧の5時間!!!!!!!
いつか,東京ときっちり向き合って写真を撮らなくてはいけないとずっと思っていた。
東京に生まれて東京に育ち,この街にしか住んだことがない。
でも何だか向き合うだけの準備ができていない気がして,ずっとうやむやにしてきていた。
大事なものすぎてなんだか手を出せないような感じ。
2年前,ふとそのタイミングがきた気がした。
たくさんの人達と映画『Diner ダイナー』と『人間失格 太宰治と3人の女たち』を撮り終えた頃,
ふと得意技を封じて,シャッターを切ることだけで勝負をしてみたいと思った。
撮り始めてみると,私にとっての東京とは私の半径2.3メートルの世界だった。
その中に常に虚構と現実が入り交じる日々。
どうやらその境界線が曖昧なのが私の日常,東京。
この本のほとんどは写ルンですで撮影している。
自分の得意技を全て使えない状況においた時に何が残るのか,何ができるのかが知りたかった。
表面を支配しているものを無くした時に見えてくる景色を見たかった。
きっとそこに答えはある。
今在りし日の東京の一面を眩しく見返している。
やはり写真には時代が写り込んでくる。
フィルムに焼きつく光景が日々変わっていく。
今も東京を撮り続けている。
写真はやっぱり面白い。
蜷川実花
■蜷川実花(写真家、映画監督)
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』(ともに2019)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヶ国で配信中。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展―地上の花、天上の色−」が全国の美術館を巡回。台北、上海などアジアを中心に大規模な個展を開催し、動員記録を大きく更新するなど人気を博し、世界的に注目を集めている2018年熊本市現代美術館を皮切りに、個展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」が2021年まで全国の美術館を巡回中。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事。
「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」
■2020年6月12日(金)~6月29日(月)
■会場:東京都 渋谷 PARCO MUSEUM TOKYO
■時間:10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで、6月29日は18:00まで)
■料金:一般500円 学生400円 ※小学生以下は無料