2020/06/14 SUN19:0023:00

■19:00 - 21:30 IAF & DOMMUNE Presents「み・え・な・い・も・の」<無料>

●出演:ZAK(IAF)、宇川直宏(DOMMUNE)、塚田有那(Whole Universe)
●GUESTS:橋本幸士(理論物理学者)、磯部洋明(宇宙物理学者)

■21:30 - 23:00 FISHMANS AR LIVE「INVISIBILITY」<有料>

(ZAIKO DOMMUNE CHにてチケット販売中)

●LIVE:FISHMANS(Dr、Vo:茂木欣一、Ba:柏原譲、Key:HAKASE-SUN、G:木暮晋也、G:dARTs、En:ZAK)
●「INVISIBILITY」AR VISUAL Presented by 渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト & SUPER DOMMUNE tuned by au5G

●<第一部>ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」(無料)

新型コロナウイルス感染症政府対策本部において、5月25日、緊急事態宣言は解除された。そう、世界各国で新規感染者数の減少に伴い、都市封鎖の緩和が進む中、同時に第二波への懸念が強まっているのも事実だ。フランスのエマニュエル・マクロン大統領が3月12日の国民に向けたテレビ演説で「みえない敵」と認定して以来、この表現は、新型コロナウイルスのメタファーとして世界に拡散した!あれから約3ケ月….ただちに撲滅させることのできない「みえない敵」の正体が少しずつ明らかになった現在、長い長いSTAYHOMEの末に身につけた新しい生活様式を取り入れて、私たちは新型コロナウイルスとの共生をはかろうとしている。そして”Withコロナ”、”Afterコロナ” の世界において、私たちの意識と行動、そして意思と行為に新しく定着するNEW NOMALを探ろうとしている。そう、いまこそポストパンデミックな未来について語り、思い描くべきなのだ!
14世紀のヨーロッパに大流行したペストがきっかけとなった農奴解放や、天平9年に猛威をふるっていた天然痘の感染症対策として東大寺の大仏が造立されたように、歴史を振り返るといつの時代もパンデミックは社会的激変を起こしてきた。しかし、本当にパンデミックが社会を変えたのであろうか?いや、そうではない!既に潜在的に社会を蝕んでいた問題が露呈し「みえないもの」が可視化され、加速的に変化をもたらしたのではないか?
そして社会はいつも「みえないもの」への畏れから、「みえないもの」を見極めようと実践を重ねてきた。形のないもの、隠されているもの、遠すぎるもの、大きすぎるもの、小さすぎるもの、暗すぎるもの、輝きすぎているもの、みえない、み・え・な・い、「み・え・な・い・も・の」….!!!!! 私たちはポジティヴな想像力を総動員し、ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」を開始する!!!!!!!
第一回目のゲストは100年後の未来を紡ぐ科学=超ひも理論研究者であり「我々の身体はすでに高次元を知覚している」と語る橋本幸士博士と、「宇宙は人類を知るための学びだ」と語る宇宙人類学者の磯部洋明博士!!!! 両氏を迎え、みえないアートと物理学の境界、みえない個と宇宙の境界を見極めようではないか….!!! 「み・え・な・い・も・の」は未来への想像力を劇的に深化させる為の、高解像度なマニュアル・フォーカスなのだ!!!!!!
Text by <ZAK(IAF)+宇川直宏(DOMMUNE)+塚田有那(Whole Universe)>

●<第二部> 「みえない」存在とつながり続け進化を重ねる孤高のバンドFISHMANSの完全無観客・拡張現実LIVE!!!FISHMANS AR LIVE「INVISIBILITY」(有料)
<ZAIKO DOMMUNE CH にてチケット販売中!>

私たちはポジティヴな想像力を総動員し、ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」を開始した!!!!!!!「み・え・な・い・も・の」とは、宇宙の果て、超異次元、空気、闇、熱、音、時間、気、そしてウイルス、人の心、未来….私たちはそんな「み・え・な・い・も・の」と向き合って、太古の昔からこれまで進化し続けてきたのだ。ゆえにWith/Afterコロナの世界においても、与え合い、分け合い、助け合い、慈しみ合いながら、想像力を創造力へと深化させれば、必ず調和のとれた未来を創ることができる...できるに違いない...いや、できるはずだ。そして私たちはそれら全てのプロセスを"芸術"と呼べば良いのではないか?
「み・え・な・い・も・の」第一回目の<第二部>21:30〜は何とあの伝説のバンド=FISHMANSが渋谷PARCO9F SUPER DOMMUNEの完全無観客フロアに登場し、フルセットのライヴに挑む!タイトルは「INVISIBILITY」そう「み・え・な・い・も・の」である!ヴォーカリスト佐藤伸治が1999年に惜しくも亡くなり、その後21世紀に入ってもなお新たな展開をみせるFISHMANSは「みえない」存在とつながり続け進化を重ねる孤高のバンドであると云えよう。そう、佐藤伸治の身体こそ見えないが、その存在は魂をむき出し、FISHMANSの精神的支柱としてそこに脈打ち続ける….。上昇したり、下降したり、遅くなったり、速くなったり、すべてのものにはサイクル(脈)がある。
更に今回はAR LIVE「INVISIBILITY」のタイトルが示す通り、何とDOMMUNEが所属する"渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト"とのコラボによりFISHMANSのライヴを拡張現実化する!!!!! イカれちまった夜の色即是空…そう、ARとは、大乗仏教の真髄ではないか?「この世のものすべてには実体がなく、同時に、その実体のないものが縁によって、目に見える存在になっている」そして、完全無観客で執り行われるこの儀式は、ARを纏ってサイバースペースに立ち現われる。オンラインで繋がった人間同士の魂と身体の高揚は、音楽の力によって連帯意識と化すのだ!!!!! いま、コロナウイルスを前にして、私たちにはどんな連帯ができるだろうか?そして、どんな儀式で立ち向かうことができるだろうか?輪になるのか?輪の内側か?外側か?空中か?それとも孤高を研ぎ澄ますのか?世田谷か?日本か?それとも宇宙か? でも絶対、窓はあけておくんだよ….いい声きこえそうさ…..
Text by <ZAK(IAF)+宇川直宏(DOMMUNE)+塚田有那(Whole Universe)>

■FISHMANS

ヴォーカリスト 佐藤伸治が1999年に惜しくも亡くなり、その後21世紀に入ってなお多くのミュージシャン、クリエイター、新世代リスナーからの熱い愛を集め続けている孤高のバンド。1990年代に生み出された10枚のアルバムと幾多の名曲達。フィッシュマンズのハイブリッドでどこか切ない音楽が鳴り響いた。レゲエ/ダブ/ロックステディを基調に、ロック、ファンク、ヒップホップ......の要素を溶け込ませた、ハイブリッドなサウンド。そのサウンドの上でヴォーカリスト/ソングライター、佐藤伸治は、ごく自然で、明け透けで、人生の核心をついた世界を描きだした。2005年以降、ドラマ―茂木欣一を中心に不定期ながら各地フェスなどでライブを行ない、未だ新たなリスナーからの支持を広げている。

■橋本幸士(理論物理学者)

大阪大学大学院理学研究科教授。専門は弦理論、素粒子物理学、理論物理学。1973年生まれ、大阪育ち。2000年、理学博士(京都大学)。カリフォルニア大学サンタバーバラ校、東京大学、理化学研究所(橋本数理物理学研究室主宰)などを経て、2012年より現職。著書に『Dブレーン』(東京大学出版会)『ディープラーニングと物理学』『超ひも理論をパパに習ってみた』『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』(講談社サイエンティフィク)などがある。『小説すばる』にてエッセイ『異次元の視点』を連載。アートと物理学の境界を様々な形で探り、特に演劇、メディア等の活動も行う。

■磯部洋明(宇宙物理学者)

京都市立芸術大学美術学部准教授。1977年神奈川県生まれ、主に岡山県育ち。京都大学理学部卒、同大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士課程修了。日本学術研究会特別研究員(東京大学地球惑星科学専攻)、ケンブリッジ大学応用数学理論物理学部の客員研究員、京都大学宇宙総合研究ユニット特定教員、同大学院総合生存学館教員等を経て2018年度から現職。専門は宇宙物理学、特に太陽の活動現象やその地球への影響の研究。文化人類学者との共同研究による宇宙人類学、哲学者との共同研究による宇宙倫理学、歴史文献を用いた過去の太陽活動の研究など、人文・社会科学の研究者との共同研究や宇宙落語、お寺で宇宙学など異分野とコラボした科学コミュニケーションの企画も手がける。著書に「宇宙を生きる」「宇宙人類学の挑戦(共著)」「宇宙倫理学(共著)」など。

■塚田有那(編集者、キュレーター|Whole Universe、Bound Baw)

編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。想像力を拡張するプラットフォーム、一般社団法人Whole Universe代表。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、「超ひも理論知覚化プロジェクト」などを推進するMIMIR Projectを始動。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)ほか、執筆歴多数。編集著書に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』』(ビー・エヌ・エヌ新社)など。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。

■ZAK(SOUND ENGINEER、PRODUCER|IAF主宰)

音と音楽の境界線をまたいで、多くの作品に関わっている、REMIXも多数。東京都内にRecording Studio : St-robo、IAF (International Art Front)主宰 ●RECORDING、MIX、 LIVE、INSTALLATION 青葉市子、忌野清志郎、菅野ようこ、コトリンゴ、坂本龍一、崎山蒼志、相対性理論、水曜日のカンパネラ、東野珠美、長谷川白紙、原田郁子、原摩利彦、三宅純、‎吉井和哉、山崎まさよし、ALVA NOTO、BATTLES、BRIAN ENO、BOREDOMS、BUFFALO DAUGHTER、CIBO MATO、CLAMMBON、FISHMANS、GUITAR WOLF、GOMA、HELLO WENDY、KYOKA、NORIKO TSUJIKO、SUGIZO、OOIOO、ONE ORTRIX POINT NEVER、RAY KUNIMOTO、SQUARE PUSHER、The ALEXX、TIM HECKER、UA、YANOKAMI、YELLOW MONKEY など(アルファベット順)●映画音楽監督として、主に豊田利晃、ワン・イェミン、犬堂一心などの作品 ●現代美術 村上隆とは2000年のSUPER FLAT以降、音楽で様々な形で共作している ●立体音響 SONY Sonic Surf VRなどの展示用MIXなど ●演劇、パフォーマンス 維新派、飴屋法水、マームとジプシー、野田秀樹、白井晃などの作品

■宇川直宏(現在美術家|DOMMUNE主宰)

現在美術家。1968年生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家そして"現在美術家"など、幅広く極めて多岐にわたる活動を行う全方位的アーティスト。2001年、グループ展「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。また、これまで、数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。2019年、渋谷PARCO9Fに移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る!2013~2015年度文化庁メディア芸術祭審査委員。2015年度アルスエレクトロニカ(リンツ・オーストリア)審査委員。

■SUPER DOMMUNE tuned by au5G

世界評価を誇るライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」と「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」がパートナーとなり、最先端テクノロジーを活用した5G時代の配信型スタジオ「SUPER DOMMUNE tuned by au5G」を渋谷パルコ内にオープン。センシングデバイスから得られる身体(脳波)/感情化のデータを活用した、遠隔からでもスタジオの高揚感と臨場感をリアルに感じ取れる新しいライブ配信サービスの展開。au5Gを活用し、遠隔でもアーティストがスタジオに参加することを実現。「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」参画企業が保有するテクノロジー導入によるライブスタジオの実験的かつ、継続的な拡張体験を創出していきます。

■渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトとは?

KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業50社で組成したプロジェクト。「au5Gで渋谷の街を創造文化都市へ」という理念に賛同したランドオーナーやテクノロジー企業など多岐にわたる企業が参画。各社のアセットと「au5G」を融合することで、アート、音楽、ファッションといった渋谷が有するエンターテイメントなどのさまざまな文化を深化させる拡張体験を創出していきます。

PROGRAM INFO
ライヴストリーミングチケット <第二部> 「みえない」存在とつながり続け進化を重ねる孤高のバンドFISHMANSの完全無観客・拡張現実LIVE!!!FISHMANS AR LIVE「INVISIBILITY」
2500円<ZAIKO DOMMUNE CH にてチケット販売中!>