2020/07/13 MON20:3024:00

2G NANZUKA & PARCO MUSEUM & 京都芸術大学 Presents
田名網敬一特別講座「記憶の修築」

●出演:田名網敬一 聞き手:南塚真史(NANZUKA)、宇川直宏(DOMMUNE)
●実験アニメ上映:仮面のマリオネットたち(1965)、COMMERCIAL WAR(1971)、FLICKER LOVE NO 1(1971)、Good by Elvis and USA(1971)Good by Marilyn(1971)、黒猫(1972)、Oh YOKO(1973)、4EYES(1975)、Why(1975)、spectacle(1975)、Human Event ABcomp(1975)、CRAYON ANGEL(1975)SWEET FRIDAY(1975)、旅寓彩色(1981)、Chirico de Chirico(2008)、Red colored Bridge(2012)、The Laughing spider(2016)、Adventures in Beauty Wonderland(2013)

■田名網敬一特別講座「記憶の修築」

田名網敬一個展「記憶の修築」開催を記念して、「記憶の修復と再構築」をテーマに田名網の創作活動の神秘に迫るパネルトーク。パルコミュージアムで開催中の「Global Pop Underground」展にちなみ、戦後の東京アンダーグラウンドで脈々と息づいてきたクリエイティブの深淵にも迫まる。そして番組後半は、田名網敬一の代表的アニメーション作品を惜しげも無く大公開!また、番組をご視聴の方限定に、先週2Gより発売された田名網敬一ベアブリック1000%を限定1名の方にプレゼント致します(応募方法は番組で)。

■田名網敬一「記憶の修築」

本展「記憶の修築」は、幼少期に戦争を経験した田名網自身の記憶と創作活動のメカニズムを視覚的に暗喩した展覧会のシリーズです。田名網は近年、自身の記憶や夢を原風景とした壮大な物語の制作に励んでいます。視覚によらない世界を造形化する試みは、無意識の意識を表現しようとしたシュールレアリスムに代表されるように、これまでにも数多くの芸術運動や芸術家によって試されてきました。しかし、田名網の関心は、一元的な記憶や夢を扱うことに留まりません。田名網は、アメリカの心理学者ジョン・コートルの著書『記憶は嘘をつく』(1997)にある「人が無意識のうちに記憶をつくり変えながら生きている」という説を引用しながら、自身の記憶が生き物のように常に変化を遂げながら作品に影響を与えている様子を研究し続けています。その40年に渡る夢日記の一部を収録した自身の著書『夢の悦楽』(2017)では、夢の視覚言語化を試みることで、自らの脳内イメージを客観的に捉えようとする田名網の創作活動の神秘を垣間見ることができます。


■田名網敬一

1936年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業。1960年代よりグラフィックデザイナーとして、映像作家として、そしてアーティストとして、メディアやジャンルに捕われず、むしろその境界を積極的に横断して創作を続け、その半世紀を優に超える活動の歴史と軌跡は、21世紀における新たなアーティスト像の模範として、世界中の若い世代のアーティストから絶大な支持を集めている。昨年には、adidas Originalsとのコラボレーション「Adicolor x Tanaami」コレクションを発表。その精力的な創作活動の様子は、昨年4月に放送された情熱大陸にも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。MoMA (アメリカ)、Walker Art Center (アメリカ)、The Art Institute of Chicago (アメリカ)、M+ Museum for Visual Culture(香港)、National Portrait Gallery(アメリカ)、Nationalgalerie im Hamburger Bahnhof (ドイツ)といった世界中の著名美術館が、近年新たに田名網作品の収蔵している。

PROGRAM INFO
ENTRANCE ●新型コロナウイルスの感染拡大を重く受け止め、無観客配信と致します。Youtubeのスーパーチャット機能で投げ銭を募っています(泣)ビューワーの皆様、何卒、サポートよろしくお願い申し上げます!!!!!!!(切実)