2020/07/15 WED19:00–21:00
「都築響一のスナック芸術丸 第五十七夜
ニッポンの洋服〜ファッションに着られないために!」
マスター:都築響一 ゲスト:小林直博(鶴と亀 from 長野県飯山市)
■ニッポンの洋服〜ファッションに着られないために!
洋画があって日本画がある。洋楽があって邦楽があり、洋間があって和室があるように、洋服と和服もある。
数千年の西洋文明のなかで、洋服はいまのようなかたちになってきた。でも日本ではほんの百年かそこら前まで全員が着物を着ていたのに、突然ほとんど全員が洋服になってしまったわけだ。
いま、日常をつねに着物で過ごすひとは少ないだろう。スマホで純邦楽を聴きながら歩くひとや、畳の部屋に文机や火鉢みたいな和家具だけで暮らすひとが少ないように。そんなふうに西洋文明が生んだ洋服というものも、僕らは当たり前のように毎日着ているけれど、一歩引いてみればそこには微妙なショウユ味や和風ダシの香りが漂っていて、それに気がつかない。近くにありすぎて。
西洋音階なのに西洋にはない歌謡曲や演歌や、カレーライスやカツ丼や、ママチャリやビニール傘や蛍光灯から下がるヒモスイッチのように、ここちよくカスタマイズされてしまった「着るもん」、それがニッポンの洋服なのだ。
初台オペラシティ・アートギャラリーで開催中の「ドレス・コード? ——着る人たちのゲーム」展で披露した、高さ2.5メートル、長さ26メートルに及ぶ「写真壁画」。そこで展開した「ほんとうに日本人に似合う服とはなにか!」というフィールドワークの集大成を、今回はスタジオから遠隔ギャラリートーク!
ゲストには展示にも絶品の農村じいさんばあさんスナップを提供してくれた、『鶴と亀』編集長の小林直博さんが長野県飯山市から緊急参戦。
真にリアルなストリート・ファッションの現在形を、たっぷりお見せします!
ENTRANCE | ¥2000(ソーシャルディスタンシングを意識し、20人限定でスタジオ観覧者受け付けます。前半後半入替え無し。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://dommunesunackgeijyutsumaru.peatix.com) |
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PLACE | 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 MAP |
■政府からの要請により、通常の四分の1キャパシティーに絞ったお客様のご来場に限らせていただきます。
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