2020/08/22 SAT19:00-24:00

和田永 ELECTRONICOS FANTASTICOS! Presents「電磁盆踊りRETURNS! 2020」

●TALK:和田永 + Nicos Orchest-Lab、無国籍電磁楽団員、若林恵、大石始、清宮陵一 = MC、山口三平=通訳 ●LIVE:快快(FAIFAI)、木津かおり、家電祭囃子隊2020(和田永、山本颯之助、安宅晃、青山真以子、川島里香、多田愛美、市原えつこ、山口三平)●DJ:DJフクタケ(ヤバ歌謡)

>■和田永 ELECTRONICOS FANTASTICOS! Presents「電磁盆踊りRETURNS! 2020」!日本中の祭りや盆踊りが実施できない2020年の夏、ステイホームしながら誰もが盆踊りに参加できる、オンライン「電磁盆踊り」が開催!

あの『電磁盆踊り』が3年ぶりに帰ってきます──。古家電が奏でる祭囃子にのせてなじみの曲やオリジナル曲『電電音頭』を、FAIFAIによる踊りのレクチャー付きで生配信。トークでは、家電楽器の最前線と未来像を和田永がプレゼン、更に死者への供養として生まれた盆踊りが、2020年のコロナ禍において果たす役割について、ゲストの大石始さん、若林恵さんとともに考えていきます。そして、各地で活動しているプロジェクトチームとも中継を繋ぎながら、5時間たっぷり生放送でお送りします。ぜひ、リアルタイムで『電磁盆踊り』に参加してみてくださいね。

■エレクトロニコス・ファンタスティコス!

「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」(通称:ニコス)は、アーティスト/ミュージシャンの和田永が中心となり、あらゆる人々を巻き込みながら、役割を終えた電化製品を新たな「電磁楽器」へと蘇生させ、徐々にオーケストラを形づくっていくプロジェクトです。
2015年2月、墨田区本所に拠点を設け、「滞在制作篇」と題して役割を終えた電化製品を呼びかけ集めるところからスタート。訪れる人々との対話を通して発展の可能性を探り、文字通りの試行錯誤を重ねながら同年11 月に初のコンサート「初合奏遭遇篇」を開催。これを契機にプロジェクトの協業チーム「Nicos Orchest-Lab」が発足しました。エンジニア班はプログラミングや基板設計から木工・金工造作まで。演奏班は、奏法の探求から楽器の習得まで。たくさんの人々の手によって数々の「家電楽器」が誕生しました。
2016年に開催された「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」への参加に際して家電の聖地・日立にもチームが発足し、爆発的に楽器が成長。コンサート『日立通電篇』では、現地で回収したブラウン管テレビや扇風機を楽器化し、茨城在住メンバーと和田とのアンサンブルが奏でられました。
2017年は全国で新たな家電楽器の研究開発、制作を展開。日本中の人々と、発想と知恵と技術を交換し合う即興セッションを繰り広げ、東京タワー直下にて古家電の祭囃子に合わせて踊る《電磁盆通り》なる家電の供養と蘇生のための奇祭を執り行いました。2018年からは海外でも活動を展開。世界最大のメディア・アートの祭典「Ars Electronica」にて栄誉賞を受賞し、2019年の同フェスティバルでは、現地で出会った多国籍な人々とバンドを結成してライブを展開し、「国境無き電磁楽団」の可能性を探る一歩を踏み出しました。《ブラウン管ガムラン》《換気扇サイザー》《扇風琴》《エアコン琴》《黒電話リズムマシン》《バーコーダー》《テレレレ》《ファンタール》などの楽器が誕生し、発展し続けています。電化製品が本来持っている機能を積極的に読み替えて楽器として転用させ、使い古されたテクノロジーから生まれる「電磁民族音楽」やその祭典を夢想しながら、日々ファンタジーを紡ぎ出しています。

PROGRAM INFO
ENTRANCE ●新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客配信と致します。このプログラムはライヴストリーミングでお楽しみください!!!!!