2020/10/14 WED19:00-21:30

「Hidden History of IZUMI KOBAYASHI」小林"ミミ"泉美は、なぜ日本を去ったのか?

うる星やつら「ラムのラブソング」で起こした"アニソン革命”から、今世界で再評価の進む複数のシティポップ超名盤ソロ、ホルガー・ヒラーとの関係、そしてジェフ・ミルズ、モーリッツ・フォン・オズワルドなどと交流をもった90年代テクノシーンとの蜜月、そして小林泉美の現在!!!
■出演:小林“ミミ”泉美 & SPECIAL GUEST ■司会:SKYTOPIA ■協力:ROLAND

■ 「Hidden History of IZUMI KOBAYASHI」小林"ミミ"泉美は、なぜ日本を去ったのか?

日本には“ミミイズム”が必要なのだ!
2020年の今となっては、小林泉美の名前を知らない方も多いことだろう。なにしろ彼女は、1985年にさっさと活動拠点をイギリスに移してしまったのだから。
代表作は、「ラムのラブソング」。80年代に作曲を手掛けた『うる星やつら』『さすがの猿飛』などの主題歌で“アニソン革命”を起こし、シティポップ・ブームにより昨今あらたな注目を集める天才。ファンクやラテンを大の得意とする一流の鍵盤奏者である一方で、TR-808やフェアライトをいち早く曲作りに導入した機材オタクでもある。
そして音楽的交流の幅と深さは、常軌を逸している。ほんの一例を紹介すると、松任谷由実、サンタナ、デペッシュ・モード、ジェフ・ミルズ、モーリッツ・フォン・オズワルド、MUROといった調子……。どうみても普通じゃないでしょ!

わたしたちにとっての、“35年分の喪失”を埋めあわせる気があるのか、ないのか。ついにDOMMUNEで、そんな彼女の声を直接聞ける日がやってきます。
ところで、過去の作品論や活動史は、本プログラムの主題ではありません。
彼女の異様ともいえる身軽さと、“とらわれのなさ”。
日本には“ミミイズム”がもっと必要なのではないか!!
今回は、この点に光を当ててみたい。
スポットライトではなく、間接照明を。

こうしている間にも彼女はきっと、国籍人種年齢キャリア、そんなことにはまったくお構いなしで、新たな才能と出会い、面白そうな取り組みを企てている。だから、彼女のまわりにはいつだっていろいろなタイプの人間がいて、それはさながら実写版うる星やつらの様相だ。ライブハウスで遊んでいたら突然声を掛けられ、その3日後には小林泉美の名前も知らぬまま、レコーディングに担ぎ出されていたというヒューマンビートボクサー、Motofunkybeat氏のエピソードも、その証左のひとつだろう。
また、あれほどキャリアを積めば、誰しも少しは落ち着きそうなところを、これからDJをはじめるといって機材を物色している。
彼女の生き方には、目を覆いたくなるような惨禍を乗り越えるために必要なヒントや思慮深さが隠されているような予感さえする。そして彼女が日本を去ったことの意味、つまり「あの人は今」のように彼女が消えた訳ではなく、大げさにいえば、彼女に日本が捨てられた理由。そこから、われわれの抱える思わぬ課題も浮かび上がるかもしれない。今回は訊き手として、気鋭の若手プロデューサーSKYTOPIAを召喚。彼がこの役回りを担う必然性は、おそらく番組冒頭5分ほどで明らかになる。
そして、もちろんこのプログラムでしか聴けない特殊ライブも行われる予定。
この貴重な機会をぜひお見逃しなく!

PROGRAM INFO | スタジオ観覧限定50名有観客配信

10月14日(水)19:00-21:30

ENTRANCE ¥2000(ソーシャルディスタンシングを意識し、50人限定でスタジオ観覧者受け付けます。このプログラムを鑑賞される方は、後半21:30からのDJ TASAKA Presents Album「Goodie Bag」Release SP!も続けて観覧可能です!!!! Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://mimidommune.peatix.com/
PLACE PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042
PARCO official SUPER DOMMUNE Page
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>