2020/10/17 SAT19:00-23:30
『秋吉久美子 調書』LIVE 4.5時間!
19:00-22:30『秋吉久美子 調書』LIVE
出演:秋吉久美子、樋口尚文、西耕一、宇川直宏
22:30-22:30 『秋吉久美子 調書』Presents「DJ PLAYS 秋吉久美子 ONLY!!」
DJ:DJフクタケ|BROADJ #2901
■女優・秋吉久美子の「正体」に肉薄する「取り調べ調書」LIVE!
日本映画を代表する知性派にして、ユニークな演技、そして蠱惑的なコケットリーで観客を魅惑・挑発し続けてきた稀代の女優・秋吉久美子。その自由奔放に逃走しつづける秋吉の「正体」を生け捕りにすべく、デビュー以来秋吉を追尾してきた映画評論家・監督の樋口尚文が秋吉に数十時間に及ぶ「取り調べ」を行い、その結果が『秋吉久美子 調書』(筑摩書房)として報告された。今回のドミューンは、その白熱の「取り調べ」の延長戦を生公開する、スリリングで危ない『調書』LIVEである。そして後半は女優として活躍しながら70年代に複数の名盤を残した歌手としての秋吉久美子にスポットを当て、DJフクタケによる【DJ PLAYS 秋吉久美子 ONLY!!】が実現!! 秋吉久美子がこれまでリリースしたヴァイナルは、スーパー・ロックからブラック・ポエム、童謡、スポークンワーズ、そして秋吉本人の作詞によるアヴァンギャルド〜和製アシッド~プログレ歌謡な前衛ヴァイナルぞろいで、中でも1stはゆらゆら帝国の坂本慎太郎氏も大絶賛した名盤である!! 総尺4.5時間にわたる秋吉久美子の文化的調査がこの日、DOMMUNEで執り行われる!!
■1970年代に登場した時代のトップランナー・秋吉久美子 Text by 樋口尚文
1970年代、彗星のように登場し、沈滞せし日本映画界を鮮やかな魅力で席巻した女優・秋吉久美子。1973年に完成しながら長く陽の目をみなかった松本俊夫監督のアヴァンギャルドな鎮魂詩篇『十六歳の戦争』でひそかに鮮烈な主演を果たし、続いて翌1974年に主演した日活の異才・藤田敏八監督の『赤ちょうちん』『妹』『バージンブルース』の〈クミコ三部作〉で圧倒的な評価を得る。闘争の季節も終わり、優しくニヒルに社会と折り合いをつけていた「シラケ世代」の若者たちから絶大な支持を集め、一気に時代の寵児となる。
さらに松竹の俊英・山根成之監督の『さらば夏の光よ』『パーマネントブルー真夏の恋』『突然、嵐のように』の三部作では、日活の〈クミコ三部作〉とはまたひと味違う、けなげで痛切な青春の懊悩を表現し、幅広い評価を獲得。こうしたプログラム・ピクチャーの快作、異色作でヴィヴィッドな活躍を続ける一方で、戦前からの名匠・山本薩夫監督の『不毛地帯』、今井正監督の『あにいもうと』や森谷司郎監督の国民的大ヒット作『八甲田山』でも印象深い演技を見せるなど、日本映画史を軽やかに横断して、秋吉久美子の進撃は続いた。
80年代以降も柳町光男監督『さらば愛しき大地』、森田芳光監督『の・ようなもの』など作家性の強い作品から根岸吉太郎監督『ひとひらの雪』のような話題作まで多彩な活躍を見せ、そんななかから大林宣彦監督『異人たちとの夏』の母性的なヒロインのような新境地も生まれた。〈クミコ語録〉ともいうべき数々のユニークで知性的な名言も発信しつつ、奔放な生き方を貫いてきた秋吉久美子は、今もなお正体不明の魅力でわれわれを挑発し続ける。
ENTRANCE | ¥2000(ソーシャルディスタンシングを意識し、35人限定でスタジオ観覧者受け付けます。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://akiyoshidommune.peatix.com/) |
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PLACE | PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042 ●PARCO official SUPER DOMMUNE Page |
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- 感染防止の為、マスクのご着用をお願い致します。
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- 本イベントはDOMMUNEからの生配信を実施いたします。
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