2020/10/22 THU19:00-23:00

「NAQUYO」―平安京の幻視宇宙|KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP

TALK:19:00-21:00 長屋和哉(サウンドアーティスト)中川真(音楽学者/大阪市大都市研究プラザ特任教授) 宇川直宏(DOMMUNE主宰)竹川潤一(http://MUTEK.JPクリエイティブディレクター) 岩波秀一郎(http://MUTEK.JP代表) 谷崎テトラ(放送作家/KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会チーフディレクター)上村絵梨子(KYOTO STEAM -世界文化交流祭-実行委員会アートコーディネーター)
LIVE:21:00-23:00 Kazuya Nagaya、Junichi Akagawa、machìna

■1200年前のサウンドスケープ創造プロジェクト #NAQUYO する? 794@KYOTO STEAM ×MUTEK.JP

平安京に都が遷都した日、794年10月22日。 2020年10月22日、最新技術と京都の地で培われた文化研究を融合させ1200年前の平安京の音風景を創造するプロジェクト「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」が始動します! このプロジェクトでは、平安京の音環境に関する学術的な調査を土台に、電子音楽や立体音響等の最先端技術を活用して、平安時代のサウンドスケープ(音風景)の仮想的な再現に挑戦。電子音楽とデジタルアートの先端を駆けMUTEK.JPと、アート×サイエンス・テクノロジーをテーマに文化芸術の新たな可能性と価値を京都から世界に問う「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」がタッグを組み、「# NAQUYOする?」を合言葉に、様々なクリエイターや研究者、エンジニアたちを巻き込んで、平安京サウンドスケープ再現に始まる新たな文化の創造を目指していきます。 NAQUYOのキックオフとして開催する今回のTALKでは、国内外多数の公演経験をもつアンビエント音楽の旗手・長屋和哉氏、サウンドスケープ音楽研究の第一人者・中川真氏、DOMMUNE代表・宇川直宏氏を迎え、NAQUYOプロジェクトのこと、「平安京の幻視宇宙」とは何かについて語ります。 1200 年前の平安時代を現代から見つめ、未来の新しい文化について考えるNAQUYOプロジェクトの第1歩にぜひご注目ください! # NAQUYOする? # 10月22日は平安遷都の日
■ライブについて
ライブでは、MUTEK.JPプロデュースによる、NAQUYOキックオフイベントに相応しい3組のアーティストが登場します。1組目は、シンギングボウル奏者、アンビエント作家"KAZUYA NAGAYA”が、人の奥深くに眠る本質に伝え響くサウンドを奏でます。加えて2組目は、9月に開催されたMUTEKモントリオールのバーチャルフェスティバルに出演を果たし、世界中のオーディエンスより大絶賛を浴びた、京都在中のアーティスト"Junichi Akagawa”によるオーディオビジュアルパフォーマンスを披露します。最後は、東京を拠点に活動しているエレクトロニック・ミュージシャン"machìna" によるハーモニーを作り出すライブをお送りします。ぜひ素晴らしい3組のアーティストによるライブをご堪能ください。

■MUTEK.JP とは?

MUTEK.JPは、デジタル・クリエイティビティ、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、文化芸術活動の普及を目的とした、国際的に名高い芸術文化活動を行う団体。1999年にカナダ・モントリオールからスタートした“MUTEK”は、文化芸術に関わる才能豊かな人材の発掘・育成をサポートし、常に新しいアイデアやコンテンツの創出支援をコンセプトに掲げ、自由で実験的な表現の場を提供するクリエイティブプラットフォームを構築している。
カナダ・モントリオールのMUTEKでは、世界各地から毎年約3万人以上の来場者が訪れ、現在ではモントリオールのほか、メキシコシティー、バルセロナ、ブエノスアイレス、ドバイ、サンフランシスコ、そして東京と、世界7ヶ国で開催される、国際的な大きなフェスティバルへと成長と発展を続けている。日本では、アジア唯一の展開として2016年にMUTEK Japan を設立し、多種多様なプログラムを通じて、様々なアーティスト・クリエーターと交流するクリエイティブ・コミュニティの機会を創出している。
■MUTEK.JP : https://mutek.jp

■KYOTO STEAM-世界文化交流祭-とは?

「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」は、「KYOTO CULTIVATES PROJECT」の理念(京都は耕す、育む、磨く)を体現し、京都賞が先駆的に示してきた人類の未来への願いとも共鳴した、アート×サイエンス・テクノロジーをテーマに開催する新しい文化・芸術の祭典。2020年度は、2021年度に京都岡崎を中心に開催する第2回目となるフェスティバル「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-2022」に向け、プレ事業を開催。
※STEAMとは…Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)

■長屋 和哉(ながや かずや)

これまでに12枚のアンビエントアルバムをリリース(2020年現在)。 初期の3枚「うつほ」「千の熊野」「魂は空に 魄は地に」は修験の聖地・吉野を拠点に制作された吉野3部作で、極限まで音を削り込んだ静寂の余韻を特徴としている。ストイックで凛と張りつめた気配が漂うアルバム群。その後、八ヶ岳に拠点を移し、「シークレットライム」「すべての美しい闇のために」「イリュミナシオン/冥王星」「サレントガーデン」「光の響き」「Microscope of Heraclitus」をリリース。日本、スペイン、ドイツ、イタリアのレーベルより多数のアルバムやEPをリリースする。
MUTEK JP、MUTEKモントリール、MUTEKメキシコ、TodaysArt、Gamma Festivalなどの国内公演、ヨーロッパを中心とした海外公演に多数参加。その他、パリコレでファッションデザイナーIris Van Herpenと共演。白百合女子大学でサウンドスケープを教える。

■中川 真(なかがわ しん)

アジアの民族音楽、サウンドスケープ、アーツマネジメントを研究するかたわら、「現代アートの森」芸術監督(2000-2008)、楽舞劇『桃太郎』芸術監督(2001-2008)、船場アートカフェディレクター(2004-2013)を歴任。著書『平安京 音の宇宙』でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、現代音楽の活動で京都府文化賞、アーツマネジメントの成果で日本都市計画家協会賞特別賞、ゆめづくりまちづくり賞(共同)を受賞。他に『サウンドアートのトポス』『アートの力』、小説『サワサワ』などの著作がある。ガムラン演奏家としても国内外で活動し、インドネシア政府外務省文化交流表彰(2007)、総領事表彰(2017)を受ける。近年は社会包摂型アートの実践に注力。大阪市立大学都市研究プラザ特任教授、インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)客員教授。

■谷崎 テトラ(たにざき てとら)

環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の発信者&アーティストとしての活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境アクションの立ち上げや、国連地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデー(国際平和デー)などへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のコミュニティを取材し、共同体デザイン、アート教育の事例研究、カルチュアルクリエイティブス(文化創造者)や先住民から学ぶディープエコロジーの思想により、未来のデザインのための智恵を伝え、地域や現場に生かす仕事をしている。YouTube「テトラノオト」で持続可能性や創造性についての動画ブログを毎日更新している。

■Junichi Akagawa|赤川 純一

オーディオビジュアルアーティスト・Ableton認定トレーナー。2010年から2013年までベルリンを拠点に活動し、現在は京都在住。Ableton Liveとmax for live、またopenFrameworksやtouchdesigner等を用い舞台作品のリアルタイム演出やインタラクティブな体験システムの設計から実装を行う。これまで日本、ドイツ、オランダ、イスラエル、中国など国内外で公演を行い、身体、映像、音を基調としたダンス作品”Figure”では横浜ダンスコレクションEX2014にてイスラエル テルアビブ-ヤフォ・横浜文化交流賞を受賞。2019年には文化庁メディア芸術祭と http://MUTEK.JPのコラボレーションイベントに出演。2017年にHz-recordsよりフルアルバム“Consistency Test”、2018年にはhttp://Shrine.jpより“Dice from the Window”をリリース。
https://junichiakagawa.net

■machìna|マキーナ

マキーナは韓国出身で東京を拠点に活動しているエレクトロニック・ミュージシャン。エレクトロニック・サウンドをベースとし、モジュラー・シンセサイザーや、アナログ・シンセサイザーを駆使し音楽を構築。その上にジャズのバックグラウンドで培われたボーカルをのせるといったスタイルを展開する。太く光り輝くサウンドの質感は、聴く者の体に呼応しダンスさせ、リリックを通して心と魂に響く。オーディエンスを巻き込み一緒にエネルギーのハーモニーを作り出すライブは日本問わず世界中のコアな音楽ファンから高い評価を得ている。

PROGRAM INFO | スタジオ観覧限定35名有観客配信
ENTRANCE ¥2000(ソーシャルディスタンシングを意識し、35人限定でスタジオ観覧者受け付けます。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://naquyodommune.peatix.com/
PLACE PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042
PARCO official SUPER DOMMUNE Page
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