2020/10/28 WED20:00-23:00

■IAF & DOMMUNE Presents「み・え・な・い・も・の」第2章

●出演:ZAK(IAF)、宇川直宏(DOMMUNE)、塚田有那(Whole Universe)
●GUEST:石倉敏明(芸術人類学・神話学)
■22:00 - 23:00 滞空時間「TAIKUH JIKANG」LIVE
●LIVE:TAIKUH JIKANG = 濱元智行(gmln/per)、GOarai(vln)、さとうじゅんこ(vo)AYA(ba)トンチ(stlp)鈴木雄大(trp)あだち麗三郎(sax/per)川村亘平斎(gmln/shdw)照明:渡辺敬之

●ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」第2章

フランスのエマニュエル・マクロン大統領が3月12日の国民に向けたテレビ演説で「みえない敵」と認定して以来、この表現は、新型コロナウイルスのメタファーとして世界に拡散した!あれから約7ケ月….ただちに撲滅させることのできない「みえない敵」の正体が少しずつ明らかになった現在、長い長いSTAYHOMEの末に身につけた新しい生活様式を取り入れて、私たちは新型コロナウイルスとの共生をはかろうとしている。そして”Withコロナ”、”Afterコロナ” の世界において、私たちの意識と行動、そして意思と行為に新しく定着するNEW NOMALを探ろうとしている。そう、いまこそポストパンデミックな未来について語り、思い描くべきなのだ!
14世紀のヨーロッパに大流行したペストがきっかけとなった農奴解放や、天平9年に猛威をふるっていた天然痘の感染症対策として東大寺の大仏が造立されたように、歴史を振り返るといつの時代もパンデミックは社会的激変を起こしてきた。しかし、本当にパンデミックが社会を変えたのであろうか?いや、そうではない!既に潜在的に社会を蝕んでいた問題が露呈し「みえないもの」が可視化され、加速的に変化をもたらしたのではないか?
そして社会はいつも「みえないもの」への畏れから、「みえないもの」を見極めようと実践を重ねてきた。形のないもの、隠されているもの、遠すぎるもの、大きすぎるもの、小さすぎるもの、暗すぎるもの、輝きすぎているもの、みえない、み・え・な・い、「み・え・な・い・も・の」….!!!!! 私たちはポジティヴな想像力を総動員し、ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」を開始する!!!!!!!
第2回目のトークゲストは、比較神話学や非人間種のイメージをめぐる芸術人類学的研究を行う神話学者の石倉敏明氏。21世紀に新たな神話は生まれるのか、それはどんな意味を持つのかーー? 人間、動物、植物、精霊…多様なる生命の音が飛び交う神話世界のイメージが、現代にどれだけアクチュアルなものとして機能するかを考察する2時間。多自然主義の世界像が人間中心社会の呪縛から解放するものとは何か? 「み・え・な・い・も・の」が未来への想像力を深化させる!!!
そう、私たちはポジティヴな想像力を総動員し、ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」を開始した!!!!!!!「み・え・な・い・も・の」とは、宇宙の果て、超異次元、空気、闇、熱、音、時間、気、そしてウイルス、人の心、未来….私たちはそんな「み・え・な・い・も・の」と向き合って、太古の昔からこれまで進化し続けてきたのだ。ゆえに与え合い、分け合い、助け合い、慈しみ合いながら、想像力を創造力へと深化させれば、必ず調和のとれた未来を創ることができる...できるに違いない...いや、できるはずだ。そして私たちはそれら全てのプロセスを"芸術"と呼べば良いのではないか?第一回のFISHMANS AR LIVEに続き、第2回後半のライヴパートは、バリ島ウブドの伝統の影絵と音楽、ワヤンクリとガムラン、それに現代的な楽器編成と予期せぬ音で時空が歪むようなフュージョンミュージックを創作する滞空時間!是非スタジオへ!

Text by <ZAK(IAF)+宇川直宏(DOMMUNE)+塚田有那(Whole Universe)>

■滞空時間 TAIKUH JIKANG

影絵師/音楽家・川村亘平斎の音楽ユニット。「架空の島の民謡」をコンセプトに、ガムランやスティールパンが響き合う唯一無二のパフォーマンスは、日本のみならず世界中から熱い支持を受けている。2009年にスタートし、現在までに3枚のCDとライブDVDを1枚制作。2012年インドネシア/マレーシア2カ国ツアーを成功させ、バリライブDVD【ONEGONG】を発表。2013年に2nd album【RAINICHI 来日】を発表。小山田圭吾(cornelius),木津茂理(民謡歌手)等豪華ゲストが参加、音楽シーンに強烈なインパクトを与える。その年の鎌倉宮薪能では細野晴臣氏と共演し、その後細野氏の主宰するイベントに出演する。2015年、ALMA music boxのコンピレーションアルバムに参加し、漫画【宇宙兄弟】とコラボレーションしたPVに楽曲提供。2016年,3rdALBUM【ウミトヨル】をリリース。常に変化し続ける彼等のお祭り騒ぎは、ますます目が離せない。西はアフリカ東は日本、広がる海のシルクロード、移ろい繋がる音の旅。 AYO!!!!SELAMAT JALAN!!!!!

■石倉敏明(芸術人類学・神話学)

人類学者。1974 年東京都生まれ。秋田公立美術大学アーツ & ルーツ専攻准教授。シッキム、ダージリン、カトマンドゥ、東日本等でフィールド調査を行ったあと、環太平洋地域の比較神話学や非人間種のイメージをめぐる芸術人類学的研究を行う。美術作家、音楽家らとの共同制作活動も行ってきた。2019 年、第 58 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際芸術祭の日本館展示「Cosmo-Eggs 宇宙の卵」に参加。共著に『野生めぐり 列島神話をめぐる 12 の旅』『Lexicon 現代人類学』など。

■塚田有那(編集者、キュレーター|Whole Universe、Bound Baw)

編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。想像力を拡張するプラットフォーム、一般社団法人Whole Universe代表。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、「超ひも理論知覚化プロジェクト」などを推進するMIMIR Projectを始動。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)ほか、執筆歴多数。編集著書に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』』(ビー・エヌ・エヌ新社)など。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。

■ZAK(SOUND ENGINEER、PRODUCER|IAF主宰)

音と音楽の境界線をまたいで、多くの作品に関わっている、REMIXも多数。東京都内にRecording Studio : St-robo、IAF (International Art Front)主宰 ●RECORDING、MIX、 LIVE、INSTALLATION 青葉市子、忌野清志郎、菅野ようこ、コトリンゴ、坂本龍一、崎山蒼志、相対性理論、水曜日のカンパネラ、東野珠美、長谷川白紙、原田郁子、原摩利彦、三宅純、‎吉井和哉、山崎まさよし、ALVA NOTO、BATTLES、BRIAN ENO、BOREDOMS、BUFFALO DAUGHTER、CIBO MATO、CLAMMBON、FISHMANS、GUITAR WOLF、GOMA、HELLO WENDY、KYOKA、NORIKO TSUJIKO、SUGIZO、OOIOO、ONE ORTRIX POINT NEVER、RAY KUNIMOTO、SQUARE PUSHER、The ALEXX、TIM HECKER、UA、YANOKAMI、YELLOW MONKEY など(アルファベット順)●映画音楽監督として、主に豊田利晃、ワン・イェミン、犬堂一心などの作品 ●現代美術 村上隆とは2000年のSUPER FLAT以降、音楽で様々な形で共作している ●立体音響 SONY Sonic Surf VRなどの展示用MIXなど ●演劇、パフォーマンス 維新派、飴屋法水、マームとジプシー、野田秀樹、白井晃などの作品

■宇川直宏(現在美術家|DOMMUNE主宰)

現在美術家。1968年生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家そして"現在美術家"など、幅広く極めて多岐にわたる活動を行う全方位的アーティスト。2001年、グループ展「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。また、これまで、数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。2019年、渋谷PARCO9Fに移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る!2013~2015年度文化庁メディア芸術祭審査委員。2015年度アルスエレクトロニカ(リンツ・オーストリア)審査委員。

■SUPER DOMMUNE tuned by au5G

世界評価を誇るライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」と「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」がパートナーとなり、最先端テクノロジーを活用した5G時代の配信型スタジオ「SUPER DOMMUNE tuned by au5G」を渋谷パルコ内にオープン。センシングデバイスから得られる身体(脳波)/感情化のデータを活用した、遠隔からでもスタジオの高揚感と臨場感をリアルに感じ取れる新しいライブ配信サービスの展開。au5Gを活用し、遠隔でもアーティストがスタジオに参加することを実現。「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」参画企業が保有するテクノロジー導入によるライブスタジオの実験的かつ、継続的な拡張体験を創出していきます。

PROGRAM INFO | スタジオ観覧限定35名有観客配信
ENTRANCE ¥2000(ソーシャルディスタンシングを意識し、35人限定でスタジオ観覧者受け付けます。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 前半後半どちらかのチケットで両方観覧可能です!■前半▶︎http://mienaimono.peatix.com
PLACE PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042
PARCO official SUPER DOMMUNE Page
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>