2020/11/27 FRI 19:00-24:00

UENOYES 2020 “HOME & AWAY”
「新しい鑑賞体験サミット」feat. S/U/P/E/R DOMMUNE

UENOYES 2020 “HOME & AWAY” 「新しい鑑賞体験サミット」feat. S/U/P/E/R DOMMUNE

19:00 - 20:30【第1部】「見える人、見えない人〜盲ろう者と鑑賞する世界」

出演:森敦史(筑波技術大学勤務)、日比野克彦(UENOYES総合プロデューサー・総合司会)
筑波技術大学に勤務する森敦史さんは先天性盲ろう者です。森さんの趣味のお話しを伺いながら、晴眼者とは異なる相貌で立ち現れる世界を、視覚障害者がどのように「鑑賞」しているか想像してみます。見える人と見えない人で「鑑賞」の愉しみはどう異なるのでしょうか。

UENOYES 2020 “HOME & AWAY” 「新しい鑑賞体験サミット」feat. S/U/P/E/R DOMMUNE

■20:40 - 22:10【第2部】「コロナ禍を克服するアート〜分断のない世界の美しさ」

出演:猪子寿之(チームラボ代表)、宇川直宏(DOMMUNE主宰)、日比野克彦(UENOYES総合プロデューサー・総合司会)
猪子寿之さんは、コロナ禍による分断を解消する「境界のない世界」をアートで表現しています。いっぽう、宇川直宏さんは「ミラーワールド」がエンターテインメントに与える新たな可能性を説きます。パンデミック下の都市再生を、アートとエンターテインメントの両面から探ります。

UENOYES 2020 “HOME & AWAY” 「新しい鑑賞体験サミット」feat. S/U/P/E/R DOMMUNE

■22:20 - 24:00【第3部】 「新しい鑑賞体験 LIVE & DJ」

LIVE:井谷優太、DJ:Mars89

<登壇者プロフィール>

●第1部:森敦史(もり あつし)筑波技術大学総務課広報・情報化推進係

先天性盲ろう者として生まれる。3歳から難聴幼児通園施設に通所し、日常的な経験をする中で手話や指文字を学ぶ。卒園後もろう学校と盲学校に進み、手話(ろう学校)と点字や指文字(盲学校)を中心に、日本語を学習する。盲学校卒業後、先天性盲ろう者として日本で初めて一般大学(ルーテル学院大学)に入学。その後、筑波技術大学大学院の情報アクセシビリティ専攻に通い、修士論文で「先天性盲ろう青年におけるICT活用と活用に向けた支援の可能性」を執筆。

●第2部:猪子寿之(いのこ としゆき)チームラボ代表

1977年生まれ、徳島市出身。2001年東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業。大学では確率・統計モデルを、大学院では自然言語処理とアートを研究。チームラボは、アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」オープン。2020年11月8日まで九州・武雄温泉・御船山楽園にて「チームラボ かみさまがすまう森」を開催。 チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に永久収蔵されている。

● LIVE1:井谷優太(いたに ゆうた)サウンドクリエイター

手足にフィジカル的な障がいがあっても音楽活動ができる方法を独自に確立し、シンセサイザーとサンプラーを自由自在に操り、音楽制作やライブ活動を行う。2015年に日本バリアフリー協会が東京国際フォーラムにて開催する音楽コンテストで、音楽評論家の湯川れい子氏が審査員長を務める「第12回ゴールドコンサート」に出場し、その新しく画期的な演奏スタイルと独自な世界観のある楽曲が評価され、グランプリを受賞。それまで手には障がいの無い出場者が殆どであった大会に大きな変革を起こす。
近年ではソロ活動も本格的に始動し、2020年夏にヨコハマ・パラトリエンナーレ2020のウェブ番組「パラトリテレビ」にて音楽を担当。同年秋には鳥取市さじアストロパークにてプラネタリウム映像作品のサウンドトラックをプロデュース。そのテーマ曲では、リモート技術を活用してカリフォルニアのシンガー・ソングライター、ミミ・ページとのコラボレーションを実現させルなど、常に新しいことにチャレンジするというマインドも持ちながら精力的に活動を続けている。

● LIVE2:Mars89(マーズ89)DJ、コンポーザー

現在東京を拠点に活動。2018年にBokeh Versionsからリリースされた12インチ『End Of The Death』は、主要メディアで高く評価され、あらゆるラジオで繰り返しプレイされた。翌年にはUNDERCOVER 2019A/Wのファションショーの音楽を手がけ、同年末その音源とトム・ヨークによるリミックスをコンパイルし、UNDERCOVER RECORDSより12インチでリリース。田名網敬一のドキュメンタリーフィルム、Louis Vuittonやadidasの広告映像、豊田利晃監督の映画『破壊の日』の楽曲を手がける。 ブリストル拠点のラジオ局Noods Radioではレジデントをつとめている。

●日比野克彦(ひびの かつひこ)UENOYES総合プロデューサー、現代美術家

1958年、岐阜市生まれ。1984年東京藝術大学大学院修了。1982年日本クグラフィック展大賞受賞。1995年第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館作家。平成27年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)。地域性を生かしたアート活動を展開。現在、東京藝術大学 美術学部長、先端芸術表現科教授。

PROGRAM INFO
ENTRANCE 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客配信と致します。このプログラムはライヴストリーミングでお楽しみください!!!!!