2020/12/29 TUE 20:00-23:00

■IAF & DOMMUNE Presents「み・え・な・い・も・の」第3章『生命と意識』

■20:00 - 22:00 TALK:ZAK(IAF)、宇川直宏(DOMMUNE)、塚田有那(Whole Universe)
GUEST:稲葉俊郎(医学博士)
■22:00 - 23:00 LIVE;角銅真実(音楽家、打楽器奏者)

●ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」第3章

フランスのエマニュエル・マクロン大統領が3月12日の国民に向けたテレビ演説で「みえない敵」と認定して以来、この表現は、新型コロナウイルスのメタファーとして世界に拡散した!あれから約9ケ月….ただちに撲滅させることのできない「みえない敵」の正体が少しずつ明らかになった現在、長い長いSTAYHOMEの末に身につけた新しい生活様式を取り入れて、私たちは新型コロナウイルスとの共生をはかろうとしている。そして”Withコロナ”、”Afterコロナ” の世界において、私たちの意識と行動、そして意思と行為に新しく定着するNEW NOMALを探ろうとしている。そう、いまこそポストパンデミックな未来について語り、思い描くべきなのだ。
14世紀のヨーロッパに大流行したペストがきっかけとなった農奴解放や、天平9年に猛威をふるっていた天然痘の感染症対策として東大寺の大仏が造立されたように、歴史を振り返るといつの時代もパンデミックは社会的激変を起こしてきた。しかし、本当にパンデミックが社会を変えたのであろうか?いや、そうではない!既に潜在的に社会を蝕んでいた問題が露呈し「みえないもの」が可視化され、加速的に変化をもたらしたのではないか?
そして社会はいつも「みえないもの」への畏れから、「みえないもの」を見極めようと実践を重ねてきた。形のないもの、隠されているもの、遠すぎるもの、大きすぎるもの、小さすぎるもの、暗すぎるもの、輝きすぎているもの、みえない、み・え・な・い、「み・え・な・い・も・の」….!!!!! 私たちはポジティヴな想像力を総動員し、ポストパンデミック以降の世界ヴィジョンを手探りでイメージする為の実験的プログラム「み・え・な・い・も・の」を開始する!!!!!!!

第3回目のトークゲストは、未来の医療と社会の創発のため、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行っている医学博士の稲葉俊郎氏。医療を通じ日々いのちを見守り、様々な角度から人々の心を丁寧に考察されている、医学博士の稲葉先生をお迎えして、人の身体と意識、無意識の関係性についてなど、『生命と意識』に焦点をあてて深く語ります。
「わたしたち人間やさまざまな生命とそこに宿る心意識と言うエネルギー」自然が刻一刻と変化していくように、心も毎秒ごとに変化していきます。紅葉のように季節で変わることもあるし時計の秒針が1秒もないような長さ、或いは生まれてから死ぬまでかけて感じていく、様々な速さ、重さ、質などがあります。
そして、第3回後半のライヴパートは、マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉、オルゴールやカセットテープ・プレーヤー等身の回りのものを用いて、自由な表現活動を行う角銅真実氏。
身体と精神の両方をおびやかすミエナイモノが現れ、今、それらと共生をすることによって、わたしたちは様々なものの見方や生活様式そのものを見直すようになってきています。物の流通、食生活、移動、人との交流やインフラについてなどもそうです。地球規模の脅威から生命の危機を感じ、意識も「わたし自身がより幸せ」と感じる方法を選択し始めたのではないでしょうか。第3回となる今回は、パンデミックを経験した我々の、これからの医療と音楽的創造の力にフォーカスします。是非スタジオへ!

Text by <ZAK(IAF)+宇川直宏(DOMMUNE)+塚田有那(Whole Universe)>

■角銅真実 Manami Kakudo (音楽家、打楽器奏者)

音楽家、打楽器奏者。長崎県生まれ。マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉、オルゴールやカセットテープ・プレーヤー等身の回りのものを用いて、自由な表現活動を国内外で展開中。自身のソロ以外に、バンドceroのサポートをはじめ、原田知世やORIGINAL LOVEなど、様々なアーティストのライブへの参加、レコーディングで携わるほか、CM・映像、ダンスやインスタレーション作品への楽曲提供・音楽制作を行っている。2020年1月、初めて「うた」にフォーカスしたアルバム『oar』(ユニバーサルミュージック)を発表。近年は原田知世や石若駿の作品に作詞家として歌詞を提供するなど、言葉にも表現領域を広げている。7月にはBunkamuraシアターコクーンで上演された演劇作品『プレイタイム』の音楽を担当。

■稲葉俊郎 Toshiro Inaba(医師、医学博士)

1979年熊本生まれ。医師、医学博士、東京大学医学部付属病院循環器内科助教(2014−2020年)を経て、2020年4月より軽井沢病院総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、東北芸術工科大学客員教授を兼任(山形ビエンナーレ2020 芸術監督 就任)。在宅医療、山岳医療にも従事。未来の医療と社会の創発のため、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行っている。単著『いのちを呼びさますもの』(2017年)、『いのちは のちの いのちへ』(2020年)(アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(2018年、春秋社)、『からだとこころの健康学』(2019年、NHK出版)、など。HP:https://www.toshiroinaba.com/

■塚田有那 Arina Tsukada(編集者、キュレーター|Whole Universe、Bound Baw)

編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。想像力を拡張するプラットフォーム、一般社団法人Whole Universe代表。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、「超ひも理論知覚化プロジェクト」などを推進するMIMIR Projectを始動。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)ほか、執筆歴多数。編集著書に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』』(ビー・エヌ・エヌ新社)など。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。

■ZAK(SOUND ENGINEER、PRODUCER|IAF主宰)

音と音楽の境界線をまたいで、多くの作品に関わっている、REMIXも多数。東京都内にRecording Studio : St-robo、IAF (International Art Front)主宰 ●RECORDING、MIX、 LIVE、INSTALLATION 青葉市子、忌野清志郎、菅野ようこ、コトリンゴ、坂本龍一、崎山蒼志、相対性理論、水曜日のカンパネラ、東野珠美、長谷川白紙、原田郁子、原摩利彦、三宅純、‎吉井和哉、山崎まさよし、ALVA NOTO、BATTLES、BRIAN ENO、BOREDOMS、BUFFALO DAUGHTER、CIBO MATO、CLAMMBON、FISHMANS、GUITAR WOLF、GOMA、HELLO WENDY、KYOKA、NORIKO TSUJIKO、SUGIZO、OOIOO、ONE ORTRIX POINT NEVER、RAY KUNIMOTO、SQUARE PUSHER、The ALEXX、TIM HECKER、UA、YANOKAMI、YELLOW MONKEY など(アルファベット順)●映画音楽監督として、主に豊田利晃、ワン・イェミン、犬堂一心などの作品 ●現代美術 村上隆とは2000年のSUPER FLAT以降、音楽で様々な形で共作している ●立体音響 SONY Sonic Surf VRなどの展示用MIXなど ●演劇、パフォーマンス 維新派、飴屋法水、マームとジプシー、野田秀樹、白井晃などの作品

■宇川直宏(現在美術家|DOMMUNE主宰)

現在美術家。1968年生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/大学教授、そして"現在美術家"など、幅広く極めて多岐にわたる活動を行う全方位的アーティスト。2001年、グループ展「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。また、これまで、数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。2019年、渋谷PARCO9Fに移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る!

■SUPER DOMMUNE tuned by au5G

世界評価を誇るライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」と「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」がパートナーとなり、最先端テクノロジーを活用した5G時代の配信型スタジオ「SUPER DOMMUNE tuned by au5G」を渋谷パルコ内にオープン。センシングデバイスから得られる身体(脳波)/感情化のデータを活用した、遠隔からでもスタジオの高揚感と臨場感をリアルに感じ取れる新しいライブ配信サービスの展開。au5Gを活用し、遠隔でもアーティストがスタジオに参加することを実現。「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」参画企業が保有するテクノロジー導入によるライブスタジオの実験的かつ、継続的な拡張体験を創出していきます。

PROGRAM INFO | スタジオ観覧限定20名有観客配信
ENTRANCE ¥2000 (ソーシャルディスタンシングを意識し、20人限定でスタジオ観覧者受け付けます。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://mienaimono3.peatix.com
PLACE PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042
PARCO official SUPER DOMMUNE Page
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>