2020/12/30 WED 19:00-23:45

都市は誰のものなのか?!
METACITY Presents 多層都市「幕張市」年末特番スペシャル!!!!!!

■TALK:酒井康史、高橋文樹、吉田泰己 、和田夏実、鈴木綜真、津川恵理、栗本拓幸、青山新、三井正義、宇川直宏、青木竜太
■LIVE:ermhoi、Saskia、田中堅大

■『多層都市「幕張市」創立記念展』イベントプログラム!都市は誰のものなのか?!METACITY Presents 多層都市「幕張市」年末特番スペシャル!!!!!!

思考実験とプロトタイピングを通して「ありうる都市」を探求するリサーチチーム『METACITY』Presents 多層都市「幕張市」。極小かつ土着的な場所、個人の記憶が残る地から、存在しない架空の都市「幕張市」を市民と共に描いていくことはできるのだろうか。
部屋という最も小さな私的空間から、公共や自由空間へ出ることが難しくなった2020年、人々は仮想空間に新たな場を築き、そこでの関係性や文化、娯楽を築き上げている。それでもなお私たちは、行政や自治、政策といった大きな関係性に縛られ、場所の制約から逃れられない。私たちは、ここじゃないどこかヘテロトピアを希求するしか残されていないのだろうか? 否、都市自体を描けるとしたら、どこへどのように描くことができるだろうか? そしてそれを実現するための道具とはいったいなんだろうか。
「幕張市」年末特番スペシャルでは、「幕張市」を起点に様々なゲストとともに分散IDや投票システム、技術思想や課題の行方、土着と文化のあり方、祝祭性について語り明かす。
感性と文化、個人の記憶を都市に織ろうとするPlacyの鈴木 綜真、場所の潜在性、感性に届く建築を新たな手法から設計する津川 恵理。分散ヴァージョン管理システムや新しい民主プロセスを参照し、建築 や都市における集団的合意形成をサポートするシステムの開発に携わる酒井 康史、行政の技術的変革を描く吉田 泰己、液体民主主義のプラットフォームを描く栗本 拓幸。デザインと批評、ありうる都市を描くコンセプトデザイナー青山新、個人のらしさをひきだすインタープリター和田夏実、千葉に縁のあるSF小説家集団Dead channelから高橋 文樹、そしてMETACITY共同代表でコンセプトデザイナー/社会彫刻家の青木竜太と共に、現”在”美術家/DOMMUNE主宰の宇川 直宏を迎え、都市と自律性について語り明かす。「市民」自身は何を思索し、どのように都市の行方を描くことができるのだろう。
都市×音楽をテーマに音楽を紡ぐ、Urban Composer Kenta Tanaka と 独自のセンスで様々な世界を表現する音楽家のermhoi(エルムホイ)、人間や個人の美しい記憶を起点に音楽を織りなすDJ Saskiaの3名による奏も聴き逃しなく!

【TALK|19:00-22:00】

■酒井 康史 | YASUSHI SAKAI(MITメディアラボ・シティサイエンス 博士課程/情報建築学会理事)

1985 年生まれ。日建設計/デジタルデザインラボを経て、現在 MIT Media Lab 博士課程兼 リサーチアシスタント。人とテクノロジーの関係を探りつつ、なかでも"都市という機械” を対象に研究する。分散ヴァージョン管理システムや新しい民主プロセスを参照し、建築 や都市における集団的合意形成をサポートするシステムの開発に携わる。
業績としてクーパーヒューイット美術館(米国 NY 州, 2018)や Siggraph(カナダ, 2018)など展示や、文化庁 メディア芸術祭審査員推薦作品(2014)や Golden Art Hack Award(2014)などの受賞がある。

■高橋 文樹 | FUMIKI TAKAHASHI(作家)

web開発者にして4児の父。1979年8月16日に千葉市に生まれる。大江健三郎の後を追って東京大学に入学し、フランス文学を専攻。2001年、『途中下車』で小説家デビュー。2007年、『アウレリャーノがやってくる』で新潮新人賞を受賞する。また、同年よりオンライン文芸誌破滅派を主催し、電子書籍を中心としたインディーズ出版に注力。佐川恭一、斧田小夜などの新しい才能の発掘を行なっている。2016年よりSFへ進出。ゲンロン大森望SF創作講座に参加し、飛浩隆特別賞を受賞。同講座の受講生を中心としたグループSci-Fireの運営やSFポッドキャスト番組ダールグレンラジオのパーソナリティも務めた。再び商業出版での活動も再開し、「pとqには気をつけて」が2018年短編ベストコレクションに掲載されるなどの実績を残している。

■吉田 泰己 | HIROKI YOSHIDA(経済産業省商務情報政策局 情報プロジェクト室長)

2008年経済産業省入省、法人税制、地球温暖化対策、資源燃料政策等を担当の後、2015年から2017年にシンガポール国立大学MBA, リークワンユー公共政策大学院、ハーバードケネディスクールでデジタルガバメントを学ぶ。2020年7月より現職。経済産業省及び事業者向け行政サービスのデジタル化を推進。

■和田 夏実 | NATSUMI WADA(インタープリター)

1993年生まれ.ろう者の両親のもと,手話を第一言語として育つ.視覚身体言語の研究,様々な身体性の方々との協働から感覚がもつメディアの可能性について模索している.さわる会話から生まれた「LINKAGE」「たっちまっち」、手話の視覚化プロジェクト「Visual Creole」などを展開する.2016年手話通訳士資格取得.2017-2018,ICCにてemargensis!033「tacit creole / 結んでひらいて」展示.

■ 鈴木 綜真 |SOMA SUZUKI (株式会社Placy 代表取締役)

京都大学工学部物理工学科を卒業後、MIT Media LabのDIgital Currency Initiative/Open Music Initiativeにて音楽の著作権を管理するプラットフォームの開発に参加。その後、ロンドン大学UCL Bartlett School修士課程で都市解析を学ぶ。音楽やイマジナビリティの観点から街のパーセプションを解析し、都市における感覚的知覚に価値をもたらすことをテーマに研究を行なう。2018年9月に日本へ帰国。音楽で場所を探せる地図サーヴィスを開発するPlacyを創業。

■津川 恵理|ERI TSUGAWA(ALTEMY代表/東京藝術大学教育研究助手)

2013年京都工芸繊維大学卒業。2015年早稲田大学創造理工学術院修了。2015-2018年組織設計事務所に勤務し、2018-2019年Diller Scofidio + Renfro (NY)に文化庁新進芸術家海外研修生として勤務。2019年神戸市三宮駅前広場コンペ最優秀受賞、ALTEMY代表として独立。2020年東京藝術大学教育研究助手に着任。

■栗本 拓幸 | HIROYUKI KURIMOTO(株式会社Liquitous CEO)

1999年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部在学。NPO法人Rightsをはじめとする複数の法人の理事として、政治参画に係る政策提言・調査研究などに携わる。2020年2月、Society5.0が喧伝される中で、民主主義のDXを進めるLiquitousを設立。オンライン上の合意形成プラットフォーム"Liqlid"の社会実装に取り組む。

■青山 新 | SHIN AOYAMA(コンセプトデザイナー)

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科在学中。METACITYメディア編集長。
2019年より、批評とメディアのプロジェクト「Rhetorica」に加入。2020年より、「ありうる社会のかたち」を試作/思索するデザインスタジオ「VOLOCITEE」に加入。対象領域は建築デザイン、デザインリサーチ、クリティカルデザイン、スペキュラティヴデザインなど。
https://twitter.com/jcj9dj

■三井 正義 | MASAYOSHI MITSUI(CollaboGate Japan 株式会社 共同創業者)

2015年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科卒業。自己組織化をテーマに研究を行い、卒業後は分散システムの設計・開発に携わる。2019年5月にCollaboGateを創業、自己主権型ID基盤「UNiD」の社会実装を行い、デジタル社会の分断に挑む。

■宇川 直宏|UKAWA NAOHIRO(現”在”美術家/DOMMUNE主催)

現”在”美術家。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2001年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2019年、リニューアルした渋谷PARCO 9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る。
https://www.dommune.com/

■青木 竜太 | RYUTA AOKI(コンセプトデザイナー/社会彫刻家)

ヴォロシティ株式会社 代表取締役社長、株式会社オルタナティヴ・マシン 共同創業者、株式会社 無茶苦茶 共同創業者、一般社団法人ALIFE Lab. 代表理事、一般社団法人METACITY COUNCIL 代表理事。「TEDxKids@Chiyoda」や「Art Hack Day」、そしてアート集団「The TEA-ROOM」の共同設立者兼ディレクターも兼ねる。新たな概念を生み出す目にみえない構造の設計に関心を持ち、主にアートやサイエンス分野でプロジェクトや展覧会のプロデュース、アート作品の制作を行う。
https://twitter.com/ryuta_aoki_

【パフォーマンス|22:00-24:00】

■ermhoi(トラック メーカー/シンガー)

日本とアイルランド双方にルーツを持ち、独自のセンスで様々な世界を表現する、トラック メーカー、シンガー。2015年1st Album "Junior Refugee”をsalvaged tapes recordsよりリリー ス。 以降イラストレーターやファッションブランド、映像作品やTVCMへの楽曲提供、ボーカルやコーラスとしてのサポートなど、ジャンルやスタイルに縛られない、幅広い活動を続け ている。2018年に小林うてなとjulia shortreedと共にblack boboi結成。フジロック19’ のレッドマーキー出演を果たす。2019年よりMillennium Paradeに参加。 2020年6月にはE&AmphitriteをBINDIVIDUAL recordsよりリリース。

■Saskia

2017年に米レーベルDetroit Undergroundより1st EP『Fantasia』、2019年に日本の電子音楽レーベル+MUSより2nd EP『Mag En Ta』と1st SINGLE「Ayeki」をリリース。オルタナティブでダンサンブルなライブセットを得意とし、都内クラブを中心に関西や台湾、ヨーロッパへと活動の幅を広げている。映像やインスタレーションの楽曲制作も手掛け、音が持つ可能性に大きな魅力を感じながら日々を過ごす。
http://www.0osaskiao0.com
<SOUND INFORMATION>
LIVE SET AT Noods Radio based in Bristol, UK 2019/07/18
LIVE SET AT DOMMUNE 2018/12/17
1st EP “Fantasia” (form Detroit Underground), 2017
2nd EP “Mag En Ta” (form +MUS), 2019
INSTAGRAM

■田中 堅大|KENTA TANAKA(都市音楽家)

1993年、東京都生まれ。ギタリスト/都市音楽家(Urban Composer)。都市論を音楽/サウンドアート制作に応用することで、都市を主題に音を紡ぐ「都市作曲(Urban Composition)」の確立を模索している。European Postgraduate in Arts in Soundにて、ベルギー・オランダ・フランスを巡りサウンドアートを研究したのち、個展として、都市の記憶を回想するサウンドインスタレーション「Urban Reminiscence——Sound, Object, and Rhythm」Sta.・東京(2020)を開催。主な展示作品に「Algorithmic Urban Composition」スタンフォード大学コンピューター音楽音響技術研究施設聴取室(2019)など。音楽を取り巻く環境への批評zine『jingle』の出版、蓮沼執太フルフィルへの参加、ファッション/ダンス/映像作品への音楽提供など、音楽を中心として多岐に渡る活動を展開。

◤『多層都市「幕張市」創立記念展』

ありうる都市の形を探求するリサーチチーム「METACITY」が、2020年12月20日(日)より新アートプロジェクト『多層都市「幕張市」』を開始。
プロジェクト立ち上げを記念して、2020年12月20日(日)〜2021年1月31日(日) に、150mの建築物を使用したパプリックアート展示、トークイベントやワークショップを幕張新都心およびオンラインにて開催していきます。
#幕張市 #METACITY
https://metacity.jp/events/makuhari-city-exhibition-2020/

◤多層都市「幕張市」

多層都市「幕張市」プロジェクトは、世界で提案されている新たな投票システムの検証やオンライン上の祝祭性を⾼める⽅法の探索など都市OSに必要な基本機能のアップデートや代替⽅法を探求していく活動です。特に次世代を育む社会インフラとしての「⽂化」を⽣み出す機能や構造に着⽬し、研究者やアーティストなどと⼀緒に活動を開始します。思考実験とプロトタイピングを通して文化芸術を育む都市の形を研究する『METACITY』による、実在しない都市、「幕張市」をボトムアップに作るプロジェクト。虚構の象徴の一つとも言える"都市"とはそもそも何なのか?何を我々にもたらそうとするのか?"都市"を作りながら「都市とは何か?」を探求していきます。
[WEB] https://makuhari.city/
[FB] https://www.facebook.com/makuhari.city
[TW] https://twitter.com/makuhari_city
[IG] https://www.instagram.com/makuhari.city

◤METACITY

思考実験とプロトタイピングを通して「ありうる都市」を探求するリサーチチーム『METACITY』。2019年のキックオフカンファレンスを起点に、SFC田中浩也研究室と30m大の3Dプリンタで生態系を出力するプロジェクト『Bio Sculpture』、雑誌WIREDとありうる文化を思索し実装するスペキュレイティブゾーン『WIRED特区』、空飛ぶ車を開発する技術者集団CARTIVATORと人間の視点と身体性にこだわらないミクロからマクロスケールまでの様々なモビリティをプロトタイプするR&Dチーム『The Mobilities』、茶の湯のアート集団The TEA-ROOMと茶の湯の概念を都市にインストールするアートプロジェクト『Random Seed Garden』など、様々なプロジェクトを始動。そして今回新たに多層都市「幕張市」プロジェクトを立ち上げる。来年2021年の夏には、自然中心の新たなテクノロジーのあり方を模索・提示する展覧会『生態系へのジャックイン』展を開催予定

■[WEB] https://metacity.jp/
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PROGRAM INFO
ENTRANCE ●METACITY Presents 多層都市「幕張市」は、無観客配信と致します。このプログラムはライヴストリーミングでお楽しみください!!!!!