｢アンサンブルズ東京2015-2021」

■｢アンサンブルズ東京2015-2021」アンサンブルズ東京は、アーティストと共にみんなで作り上げる音楽祭として、2015年から音楽家・大友良英のディレクションにより始まりました。

参加したすべての方が、それぞれの立場やあり方を超えて、自分たちの手で新たな音楽の場を作り上げることを目指したフェスティバルです。2020年度は、コロナ禍の状況を鑑み、夏に予定していた東京タワーでのイベントを中止しましたが、わたしたちは、この状況の中でできることを考え、オンラインワークショップと教材制作をおこないました。
ワークショップ参加者は、大友良英、角銅真実、さや、非常階段、芳垣安洋が指示する動画に合わせて、プロジェクトFUKUSHIMA!がディレクションした大風呂敷を背景に演奏し、その様子を撮影。東京はもちろん日本と世界各地から、老若男女、プロフェッショナル、アマチュアなどさまざまなひとが参加してアンサンブル動画が完成しました。
また、アンサンブルズ東京の中で取り上げてきた、ハンドサインを使ってみんなで音楽を演奏する方法をまとめた教材として動画とインタビューテキストを作成しました。動画を見ることで、ハンドサインの意味とそれがどのように実践されていくのかを学ぶことができます。また、テキストを読むことで、ハンドサインを使って音楽を作り上げる上での思想に触れることができます。
今年度で最後となるアンサンブルズ東京を振り返りながら、アンサンブルズ東京から生まれたことについて話します。そして、ワークショップの指揮者として参加したアーティストによるライブもおこないます。

• アンサンブルズ東京 official