2021/08/11 WED 19:00–24:00

「THE PUBLIC iMAGE IS ROTTEN」公開記念番組「ジョン・ライドンとPILの世界史」

■19:00-20:30
「before JOHN LYDON」1976 LONDON PUNK 〜ジョニー・ロットンとSEX PISTOLSの革命

■20:30-22:30
「after JOHN LYDON」1978 POST PUNK〜ジョン・ライドンとPILの実験

●出演:宇川直宏(DOMMUNE)、野田努(ele-king)、高木完(MAJOR FORCE)、細谷武司(PEEL&LIFT)
●SPECIAL ARCHIVE:DBS Presents「DON LETTS TALK SESSION」DON LETTS(from LONDON)
通訳:原口 美穂

■22:30-24:00
DJ Plays PIL & JOHN LYDON ONLY!!!

DJ:MOODMAN / MOODOMMUNE #22 / BROADJ#2985

■LONDON PUNKの革命 POST PUNKの実験!!!!!!! 音楽史における2つの重要なムーヴメントの中心にジョン・ライドン≒ ジョニー・ロットンがいた。この驚愕の事実を改めてDOMMUNEが考察する!!!!!!!

音楽史における2つの重要なムーヴメントの中心にジョン・ライドン≒ ジョニー・ロットンがいた。1976年に隆盛を極めるLONDON PUNK、そして、1977〜78年に台頭するPOST PUNKである。 マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドが映し出したLONDON PUNKという革命に、如何にしてジョニー・ロットンは関係し、ポップアイコンとなり、そしてそこからドロップアウトしていくのか?またその後、ジョン・ライドンに改名し、ロックの歴史をサーチ&デストロイしてきたLONDON PUNK自体を破壊し、脱構築して、ポスト・パンクとしてのPiLを結成するに至ったか?映画で語られる様々な証言を紐解きながら、PUNK/NW文化の有識者と共に考察する!!!!!! 出演はあらゆるオルタナティヴカルチャーをDIGするDOMMUNEの宇川直宏と、日本における文化的テクノ批評の第一人者=ele-kingの野田努、オリジナルパンクの時代からポストパンク/HIPHOPに至るシーンの先駆者である高木完、世界にも知られるPUNK/NW文化の研究家であるPEEL&LIFTの細谷武司の4人!そして、なんとジョニー・ロットンのポストパンク化に大きく力を貸したドン・レッツのDOMMUNE出演時におけるPiLについての発言アーカイヴを再発掘!!! ドン・レッツは2018年6月、UKのオデオン・カムデン・シネマでの、この映画「The Public Image Is Rotten」のワールドプレミアにジョン・ライドンとともに登壇、その翌週に来日し、DBSのオーガナイズによりDOMMUNEに登壇した!!! そして後半は、MOODMANによる "DJ Plays PiL & JOHN LYDON ONLY”の実験DJセット!!!! 前半のキーワードは、シチュアシオニスト、ダダ/ブリコラージュ、DIY、NO FUTURE、後半のキーワードは、ポストモダン、オルタナティヴ、ニューウェーブ、エクスペリメンタル。このミュージックヒストリーを揺さぶった革命と実験を、中心にいたジョン・ライドン≒ ジョニー・ロットンの個人史を紐解きつつ、音楽、映画、イデオロギー、ファッション、アート、ダンス、などの角度から深堀りし「ジョン・ライドンとPILの世界史」を改めて見極める!!!!!!!!! 世界で一番濃密な「THE PUBLIC iMAGE IS ROTTEN」公開記念番組である!!!!!!!!

■「THE PUBLIC iMAGE IS ROTTEN」

70年代後半に登場、音楽史に強烈な爪痕を残したセックス・ピストルズ。ボーカルのジョニー・ロットンはピストルズ解散後、本名ジョン・ライドンとして新たにPiL(パブリック・イメージ・リミテッド)を結成し、以来バンドはメンバーやスタイルの変換を経ながら、今なお音楽への新たなアプローチを体現し続けている。結成40周年の2018年に発表された本作「THE PUBLIC iMAGE IS ROTTEN」は、ジョン・ライドンとPiLの新旧メンバーをはじめ、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、アドロック(ビースティ・ボーイズ)、サーストン・ムーア(ソニック・ユース)など豪華な顔ぶれが出演している。ジョンとPiLのキャリアに隠された紆余曲折の舞台裏、そして初めて明かされる真実の数々が、ジョンのウィットにとんだ語り口と率直な人柄を通じて赤裸々に描かれた、音楽ファンならば必見のドキュメンタリーである。

■パンクな“パブリック・イメージ”に埋もれがちな誠実でウソのないジョンの魅力あふれる映画だ

セックス・ピストルズ時代はジョニー・ロットンと名乗っていたジョン・ライドンがフロントに立つ、PiL(パブリック・イメージ・リミテッド)の初のドキュメンタリー映画である。1978年1月のアメリカ・ツアー後にセックス・ピストルズから脱退してPiL“結成”に至るまでの動きから始まり、パンクの象徴だったジョンが道を切り開いたポスト・パンクの流れもわかる作りだ。ジョンとの確執が消えない面々を含む歴代メンバーの談話シーンの数々も見どころだが、挑戦的なPiLの活動史を通してジョンの人間性をあぶり出した映画でもある。オチャメなキャラはけっこう知られていると思うが、幼少の頃のエピソードからも伝わってくる家族思いのところをはじめ、パンクな“パブリック・イメージ”に埋もれがちな誠実でウソのないジョンの魅力あふれる映画だ。
行川和彦(音楽評論家)

出演:ジョン・ライドン(a.k.a.ジョニー・ロットン)、ジャー・ウォブル、キース・レヴィン、ジム・ウォーカー、マーティン・アトキンス、サム・ウラノ、ピート・ジョーンズ、ルイ・ベルナルディ、ジェビン・ブルーニ、ジンジャー・ベイカー、ルー・エドモンズ、アラン・ディアス、ブルース・スミス(ザ・ポップ・グループ/ザ・スリッツ)、ジョン・マッギオーク、スコット・ファース、ジョン・ランボー・スティーヴンス、サーストン・ムーア(ソニック・ユース)、アダム・ホロヴィッツ(ビースティ・ボーイズ)フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ) and more
監督:タバート・フィーラー
製作:ジョン・ランボー・スティーヴンス、キャメロン・ブロンディ、ニック・シュマイカー
2017年/アメリカ/英語/105分/カラー・モノクロ/16:9
配給・宣伝:CURIOUSCOPE
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PROGRAM INFO | スタジオ観覧限定30名有観客配信
ENTRANCE ¥2000(ソーシャルディスタンシングを強化し、30人限定でスタジオ観覧者受け付けます。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://pildommune.peatix.com
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
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