2021/11/17 WED 19:00-23:00

■19:00-23:00 Encyclopedia of Phew「New Decade」

〜43年間にわたるPhewの膨大な活動を紐解き、ポストパンデミック期の入り口に差し掛かった世界に、今、産み落とされた『ニュー・ディケイド』の真の意味と可能性を共に体感する!

●出演:Phew、Cony Plankton(TAWINGS)、野田努(ele-king)、宇川直宏(DOMMUNE)
●LIVE:Phew ●DJ Plays Phew Only|BROADJ#3015 DJ:K.E.I.(VOVIVAV / OOO YY)

■19:00-21:30 Encyclopedia of Phew

出演:Phew、Cony Plankton(TAWINGS)、野田努(ele-king)、宇川直宏(DOMMUNE)

■21:30-22:00 Phew LIVE

LIVE:Phew

■22:00-23:00 DJ Plays Phew Only|BROADJ#3013

DJ:K.E.I.(VOVIVAV / OOO YY)

■Encyclopedia of Phew「New Decade」!1979年の黎明期からの43年間にわたるPhewの膨大な活動を紐解き、このポストパンデミック期の入り口に差し掛かった世界に、今、産み落とされたニュー・アルバム『ニュー・ディケイド』(New Decade)の真の意味と可能性を、ライヴストリーミングで繋がった幾千万のビューワーの方々と共に体感する!

Phewは、ニュー・アルバム『ニュー・ディケイド』(New Decade)をTraffic / MUTEレーベルより10月22日に世界発売した。
アート・パンク・バンドとして注目を集めたアーント・サリー、コニー・プランクのスタジオで、CANのホルガ―・シューカイとヤキ・リーベツァイトと共に制作されたソロ・デビュー・アルバム等、どれほど長い時間が経とうとも、Phewは、我々を甘やかすつもりはない。「感傷的なものは排除したかった」と語る、約30年ぶりにMuteから発売されるアルバム『ニュー・ディケイド』は、世界の、自己陶酔する偽物たちへの彼女からの断固たる反撃なのだ。「今の状況を考えると、私はラッキーだったのかもしれません。昨年は特に、生きているだけでもある意味、幸運という状況でしたから。ミュージシャンやアーティストとして、自分の気持ちを率直に語ることができるのは、このような状況下においてはある種の特権であり、それを濫用してはいけないと感じました」
これは、近年のPhewにとっての行動指針となっており、その特徴的なヴォーカルと、熱を帯びたドローン・シンセサイザーや、脆性なドラムマシーンなどを融合させた多数のソロ作品を制作してきた。パンデミックが起こるかなり前から、彼女は自宅で孤立して制作の仕事をすることには慣れており、近隣の住民の迷惑にならないように、声を抑えてもいた。『ニュー・ディケイド』では、ますますその雰囲気が濃くなっており、それは過去18カ月にわたり、ツアー活動を休止していた影響でもあるという。この荒涼とした、憑りつかれたようなアルバムは、ひび割れた、ダブ色の強いエレクトロニクスを背景に、英語と日本語で唱えられる空虚な言葉や、言葉にならない悲鳴やうめき声で構成されている。
タイトルの『ニュー・ディケイド』──これは、かつては希望やダイナミズム(活力)を意味する言葉だったが、2020年代の幕開けに発表された新聞や雑誌の記事の多くは、今後どれだけ状況が悪化するかを予想したものばかりだった。「30年前には、“ニュー”という言葉は、進歩や物事がよくなることの同義語でした」と、80年代のバブル期の日本が熱狂した拡大主義を思い出して、Phewがいう。「今はもう、そんな事は信じていません」そして、このアルバムを通して、時間の認識についての、緩いコンセプトが流れているのだという。「80年代、そして90年代までは、物事が過去から現在、未来へという流れで進行していましたが、特に21世紀が始まって以来、その流れが変わってしまったと感じます。個人的には、現在から連なる未来というものが、見えなくなってしまいました」
このことは、現在の彼女の作品の、身の置き所の無い性質に反映されている。Phewは、多くのアナログ・シンセのリヴァイヴァリストたちのように意図的にレトロにしているわけでもなく、最新のトレンドに追いつこうと、時間を無駄にしたりもしない。Phewの音楽は、独自の周波数に共鳴する、時を超越した音楽なのだ。
このアルバムのリリースを記念して、DOMMUNEでは、1979年の黎明期からの43年間にわたるPhewの膨大な活動を紐解き、このポストパンデミック期の入り口に差し掛かった世界に、今、産み落とされたニュー・アルバム『ニュー・ディケイド』(New Decade)の真の意味と可能性を、ライヴストリーミングで繋がった幾千万のビューワーの方々と共に体感する。出演は勿論、Phewと、クラウトロックの実験プロデューサー、コニープランクのオマージュを感じるネーミングのCony Plankton(TAWINGS)、そして「クラウトロック大全」「カン大全」他の名著を出版した、DOMMUNEではおなじみele-kingの野田努、Phewの番組を開局時より何度も配信してきたDOMMUNEの宇川直宏による、Phewを囲んでの超濃厚なトーク!そして、New Decadeな、Phewのショートライヴ!更にはDOMMUNEでは、美容と電子音楽を結んだパフォーマンスでエクストリームなプログラムを生み出しているVOVIVAV / OOO YYのK.E.I.によるPhewオンリーのDJプレイで構成される、地球上で最もDEEPなPhew番組が配信決定!!!!!!!

■Phew「New Decade」

品番:TRCP-294 / JAN: 4571260591103
定価:2,400円(税抜)/ 解説:松村正人
ボーナス・トラック収録
Label: Traffic/Mute

■Phew プロフィール

伝説のアート・パンク・バンド、アーント・サリーの創設メンバーであり、1979年解散後はソロとして活動を続け、1980年に坂本龍一とのコラボレーション・シングルをリリース、1981年には、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイとヤキ・リーペツァイトと制作した1stソロ・アルバム『Phew』を発売。1992年、MUTEレーベルより発売された3rdアルバム『Our Likeness』は、再びコニー・プランクのスタジオにて、CANのヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレックサンダー・ハッケ、そしてDAFのクリスロ・ハースと制作された。2010年代に入り、声と電子音楽を組み合わせた作品を次々に発売し、エレクトロニック・アーティストとしても世界的評価を高めた。ピッチフォークは「日本のアンダーグラウンド・レジェンド」と評している。また、アナ・ダ・シルヴァ(レインコーツ)、山本精一(ex.ボアダムス)等とのコラボレーション作品も発売。2021年10月、最新ソロ・アルバム『ニュー・ディケイド』はTraffic/Muteより世界発売。

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2,000(ソーシャルディスタンシングを意識し30人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します!▶︎https://peatix.com/event/3081584 もしくは感染対策万全なスタジオにおこしください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
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