2021/01/12 WED 19:00-24:00

■増田セバスチャンと宇川直宏が語る

「Kawaii77年史」〜 77 YEARS HISTORY OF Kawaii CULTURE
Double Feature with 「サンリオ60年史」〜 60 years history of SANRIO

●出演:増田セバスチャン、宇川直宏(DOMMUNE)
●ゲスト:高桑 秀樹(株式会社サンリオ、いちご新聞 元編集長)、紅林 大空(マルチクリエイター)


©JUNICHI NAKAHARA - ジュニアそれいゆ

■戦後少女文化の発祥から数え、今年で77周年!!!!!! 眩しくも芳醇な77年の歴史を駆け抜け、先天的/潜在的にKawaii精神を供え持つ、SNSネイティブなKawaii第三世代に受け継がれた現在そして未来の「kawaii」を、増田セバスチャンと宇川直宏が5時間に渡って語り尽くす!!!!!!!

もはや世界共通言語となった「Kawaii」はどこから来て、どこへ行くのでしょうか? オックスフォード英語辞書には「kawaii」が2011年から掲載され、日本語の”Kawaii”が”cute"を越境したことを知らしめています。「kawaii」=「カワイイ」は日本語の形容詞で、その意味はもちろん「可愛い」と同様、"愛らしさ"を形容するときに使われてます。その起源を清少納言の古典「枕草子」に読み取る人や、中国から伝来し現用もされている漢字の「可愛」をルーツとする人もいますが、日本人の美意識がその言葉を拡張させ、そのテイストに世界が開眼し、ワールドワイドなステージで現在もなおUPDATEし続けていることに異論を唱える人はいないでしょう。


©2021 SANRIO CO., LTD. - Sanrio Characters 70’s series

日本で独自に育まれたこのカルチャーは、無限の派生概念を身に纏いながら、比類なき多様な進化を遂げています。キモかわいい、エロかわいい、ブサかわいい、ゆるかわいい、キレかわいい、グロかわいい….「青文字系」も「萌え系」も「キューティー」も「ガーリー」も「ロリータ」も、あらゆる時空の"愛らしさ”の全てを巻き込んで「kawaii」は世界に浸透しました。そんな現代の「kawaii」ムーブメントは、2011年、世界に衝撃を与えたきゃりーぱみゅぱみゅの「PON PON PON」が原点であることに間違いないですが、その周縁を照らし続けるビビットな存在や、この革命を育んだ源流は、無数に存在します。そこで、私たちは再度問い直します。果たして「Kawaii」はどこから来て、どこへ行くのでしょうか?


©1999 United Colors of Benetton - Kokeshi Dolls

今回のDOMMUNEでは、原宿Kawaiiカルチャーの総本山6%DOKIDOKIのオーナーであり、「kawaii」の真のゴッドファーザー=増田セバスチャンと、90sバッドテイスト・カルチャーを視覚的に支え、一見相反するテイストと捉えられがちな「kawaii」について考え続けているDOMMUNE総裁=宇川直宏の2人をナビゲーターに、デープでエクストリームでインクレディブルでオーサムな「kawaii」を6つのチャプターに分割し考察し尽くします!!!!!!!
増田セバスチャンのレジュメをベースに進行するこのプログラムは、チャプター1を「戦後少女文化とKawaii」とし、第二次世界大戦終戦後の、中原淳一が立ち上げたひまわり社の「それいゆ」他、少女雑誌黎明期から、その原点である"カワイイの芽"を育んだ内藤ルネ、水森亜土、高橋真琴、杉浦幸雄ほか、カワイイ黎明期を考察。続いてチャプター2は、ダブルフューチュアー・プログラムとし「サンリオ60年史」を語ります。現サンリオ、いちご新聞 元編集長=高桑秀樹をゲストに迎え、現在日本を巡回中の「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」を軸に、キャラクターグッズ、ファンシーグッズの歴史文脈を辿ります。チャプター3は「原宿の歴史とKawaii」と題し、1964の東京オリンピックを気に、在日米軍施設「ワシントンハイツ」が返還され、その土地に若きクリエイターが集う場所となった、原宿の歴史を語ります。1970年代のレオン、KIDDY LAND、MILK、セントラルアパート、80年代のホコ天、そして竹の子族から竹下通りのタレントショップまで、Kawaiiを育てた街のルーツを辿ります。そしてチャプター4は「90s原宿ストリートとUKレイヴカルチャー」のタイトルで、90年代の原宿と6%DOKIDOKIの歴史的オープン。雑誌「FRUiTS」から、BENETTON/オリビエロ・トスカーニの「Kokeshi Dolls」への90年代原宿ストリートスナップの変遷。また2nd Summer of Loveの時代と、UKレイヴとアシッドハウス、そしてサイケデリックカルチャーとKawaiiの知られざる関係。そこから生まれたアメリカンTOYや、DIY Kawaiiカルチャーと、デコラの発祥についても掘り下げます。


©2011 Warner Music Japan - きゃりーぱみゅぱみゅ「PON PON PON」

更なるチャプター5は「00s-10s: Kawaiiと世界」と題し、マルチクリエイターの紅林大空をゲストに迎え、インターネットの歴史とリンクするKawaiiにスポットを当て、Myspaceから、FacebookとInstagramへ、そしてzoomとTik Tokで増殖するリアルタイムなKawaiiについて語ります。東日本大震災直後に、世界を熱狂させた金字塔である、きゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」(2011.7月)から、増田セパスチャンプロデュースのKawaii Monster Cafe(2015)への歴史的変遷。そして、グウェン・ステファニーや、レディー・ガガなどの海外セレブをも魅了した原宿Kawaiiの進化と拡張について語ります。そして最後にチャプター6「20s:コロナ禍とKawaii」では、増田セバスチャンがコロナ禍に打ち出した「Kawaii Tribe宣言」(2020)を中心に、人種、宗教、年齢、性別、国境をも超越した全く新しいデジタルトライヴのあり方を論じます。そう、「kawaii」を共通言語とした世界中の同志とのボーダレスなつながりを軸に「kawaii」の最新動向を語ります。
既に全世界を巻き込み、先鋭なるクリエイティヴ・アプローチとして進化し続ける、そんな「kawaii」も戦後少女文化の発祥から数え、今年で77周年!!!!!! 眩しくも芳醇な77年の歴史を駆け抜け、先天的/潜在的にKawaii精神を供え持つ、SNSネイティブなKawaii第三世代に受け継がれた現在そして未来の「kawaii」を、増田セバスチャンと宇川直宏が5時間に渡って語り尽くす!!!!!!! この全人類に捧ぐKawaii5アワーズを是非お見逃しなく!!!!!!!


©2021 6%DOKIDOKI、Sebastian Masuda ART


■Double Feature Program「サンリオ60年史」〜 60 years history of SANRIO

2020年で創業60年を迎えたサンリオ。60年の間に450以上のキャラクターを生み出したサンリオの歴史は、そのまま日本のカワイイ文化の歴史と言っても過言ではないでしょう。いまや「カワイイ」という言葉は世界で通用するワードです。六本木東京シティビュー にて開催、その後、日本を巡回中の「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」は、サンリオ創業以前の歴史から紐解いていき日本が産んだカワイイ文化の成り立ちや発展について、サンリオの目線で掘り下げています。また、企業としてサンリオがどのような戦略でファンシービジネスを築きあげていったのかといったビジネス視点や、「やなせたかし」「水森亜土」「内藤ルネ」など日本を代表するアーティストとサンリオとの関係から、世界的アーティストのレディ・ガガが着用したことで話題を集めた、ハローキティのドレスの再現展示まで、サンリオの魅力を余すことなく体験できる展覧会となりました。そして、サンリオがこれまでに制作した450以上のキャラクターのうち、ハローキティやマイメロディから、パティ&ジミーまで、懐かしいキャラクターにもスポットを当て、サンリオ史上最大となる800点以上の商品および貴重な原画や資料を展示しています。今回のDOMMUNEでは、「Kawaii77年史」のチャプター2として、またダブルフィーチャープログラムとして 「サンリオ60年史」〜 60 years history of SANRIOとして、株式会社サンリオの、いちご新聞 元編集長=高桑秀樹が、永遠の「カワイイ」を展開し続けるサンリオ60年の歴史を語ります!!!!!!!

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2,000(ソーシャルディスタンシングを意識し30人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します!▶︎https://kawaii70dommune.peatix.com もしくは感染対策万全なスタジオにおこしください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>