2022/03/29 TUE 20:00-23:30

DOMMUNE SPECIAL PROGRAM

「クリエイティブ解体新書」〜脳から生まれる創造性の原風景

■第1部 音の対話型鑑賞&トーク「ON×CHI」第1回
ゲスト 真鍋大度(アーティスト、プログラマ、DJ)出演:齋藤レナ(音楽家)、大黒達也(医学博士)柴田雄一郎(クリエイティブ・マネージャー)
■第2部:「ON×CHI」LIVE (共創プログラム)
LIVE:齋藤レナ(galcid)DJ:齋藤久師
<サポート>SBINFT株式会社 <助成>公益財団法人かけはし芸術文化振興財団 <企画>PORTAMENT, Inc.

■“音×感性”の対話手法「ON×CHI」を用いて「脳の創造性」を可視化する

「アート思考(Art Thinking) 」というキーワードがブームとなった2021年。AppleやSONY、Googleなどイノベーションを企業価値にかかげるプレイヤーがその重要性に注目し、世のさまざまな企業においてもアイディエーション、組織マネジメント、自己実現などの側面からアート思考を価値創造の手段と捉える機会が増えました。しかしながら、そのメカニズムを学術的にひもとき、実際に個人が理解・体得する手法としてはVTS(Visual Thinking Strategies)と呼ばれるMOMAで確立された手法があるのみでした。
これは「芸術の対話型鑑賞」を行う中で個々人の“ものの見方”の多様性を見いだす方法で、題材としてはもっぱら「有名絵画」を扱うことから「感性」よりも「知識」に力点が置かれる傾向がどうしてもありました。そこで、より本質的で新しい「アート思考の実践プログラム」として「音」を使って感性のルーツを探りあて、これをベースにチームを作る「音の対話型鑑賞ワークショップ」が登場します。
考案者であり、このWSを実践するモジュラーシンセアーティストのLenaは、「私は幼い時から音楽に親しんできた中で、自身がVTSと同じことを音楽を通して行っていることに気づいた。電子楽器が生み出す音は既成概念から遠く、知識に邪魔されることなく、人の想像力の幅を自由に広げることができる。」と語ります。
ビルボードチャートを席巻する音楽アーティストたちは、なぜ起業家としても成功しているのか?
レディー・ガガ、カニエ・ウエスト、ビヨンセ、ファレル・ウイリアムス、ジャスティン・テインバーレイクといった名だたるクリエイターの思考法にはある共通点があることが「創造思考―起業とイノベーションを成功させる方法はミュージシャンに学べ」においても明らかになって来ました。「パラダイムを変え、かつビジネス面でも評価されたクリエイター」の脳内を「音の対話型鑑賞」で徹底解析し、視聴者とともに「アート思考」を可視化・体得するDOMMUNE新番組シリーズがスタートします。

<ゲストクリエイター>

●真鍋 大度 / Daito Manabe(アーティスト、プログラマ、DJ)

身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。坂本龍一、Bjork、OK Go, Nosaj Thing、Squarepusher、アンドレア・バッティストーニ、野村萬斎、Perfume、サカナクションを始めとした様々なアーティストからイギリス、マンチェスターにある天体物理学の国立研究所ジョドレルバンク天文物理学センターやCERN(欧州原子核研究機構)との共同作品制作など幅広いフィールドでコラボレーションを行っている。

<モデレーター>

●齋藤 レナ/ Lena Saito(音楽家)

電子楽器のソロユニット、galcidで音楽活動を行う。 モジュラーシンセとTB-303、リズムマシーンを使いこなした「完全即興スタイル」のライブを行う。
2019年12月に新しい世界観のアンビエント作品をリリース、2020年齋藤久師との夫婦ユニットSAITOとしてドイツのエクスペリメンタル老舗レーベル、ミルプラトーよりリリース。 2021年9月にはDetroit Undergroundよりセカンドアルバムをリリースし、バイナルは売り切れ、DISK UNIONダンスチャートで1位に。 「音の対話型鑑賞」・「ON x CHI」の考案者であり、 ファシリテーターとしても活躍中。 脳科学者や精神科医らと共に音の可能性を 探求している。

<学術コメンテーター>

●大黒 達也 / Tatsuya Daikoku(医学博士)

東京大学国際高等研究所 ニューロインテリジェンス国際研究機構特任助教
音楽や言語がどのように学習されるのかについて,神経科学と計算論的手法を用いて,領域横断的に研究している.また,神経生理データから脳の「創造性」をモデル化し,創造性の起源とその発達的過程を探る.さらに,それを基に新たな音楽理論を構築し,現代音楽の制作にも取り組んでいる.オックスフォード大学,マックスプランク研究所(ドイツ),ケンブリッジ大学等を経て現職。

<モデレーター>

●柴田 雄一郎 / Yuichiro Shibata(クリエイティブ・マネージャー)

一般社団法人 公益代理店 i-ba 代表理事
京都芸術大学【縄文からAIまでの芸術進化論】非常勤講師(2018~2020年)
熊本大学 法学部【地方創生とアートフェス】非常勤講師(2017~2021年)
内閣府・経産省の地域経済分析システム(RESAS)、トヨタ自動車、Family Mart、SoftBank、ゼンリンなどの企業と音楽配信から動画配信、3D仮想空間、ビッグデータビジュアライズ等の先端技術を活用した新規事業開発のプロジェクトマネージャーを担当。アート&デザイン思考セミナー講師としてUdemy、ストリートアカデミーで年間延べ2000人以上が受講。企業研修実績としてはグッドパッチ、ロレアルジャパン、日本通運、アルケア、日本会計士協会、他で登壇。

■音の対話型鑑賞WS「ON×CHI」とは

ON×CHIとは、音楽家である齋藤レナが考案したオリジナルのワークショップの呼び名であり、音を使った対話型鑑賞(DIALOGICAL APPRECIATION OF SOUND)としては現在唯一無二の講座です。

ワークショップでは、以下の流れで「音」からイメージしたものを言語化するワークを行います。
1. 音を鑑賞してイメージを膨らませることで、本音や本来の思いを知る自己との「対話」
2. 自分の感性や思考の「発見」
3. イメージを言葉にして伝える「表現」
4. グループで対話する「コミュニケーション」

このワークショップ最大の特徴である「音」とは、既成概念をはなれてモジューラシンセサイザーで創り出した「音」であり、その「音」に意味づけを与えるのは参加者の感性である事から、参加者の創造性を最大限引き出すことが可能となります。

●ワークショップ名の「ON×CHI」とは

音×知 自分を知る
音×治 思考の癖を治す 
音×痴 感性が鈍ると音だけでなく人生に対して音痴になる
 
本ワークショップを通して得られる効果としては、アート思考を鍛える事をはじめとして、想像力/創造力・言語化力・問題解決能力の向上、多様性への理解を深めるなど多岐にわたります。開始一年で参加者は400名にのぼり、企業や教育機関でも取り入れられています。

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2,000(ソーシャルディスタンシングを意識し30人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します。当日はエントランスで1ドリンクのご購入をよろしくお願いいたします。▶︎https://onxchidommune.peatix.com
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>