2022/05/10/TUE 19:00-24:00

「チロンヌプカムイ イオマンテ」

アイヌ民族の幻の祭祀を記録した北村皆雄監督の映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』公開記念

「死と再生の儀礼プログラム」The ritual of death and rebirth

●出演:北村皆雄(民俗誌映画監督)、中沢新一(人類学者)、コムアイ(アーティスト)、太田光海(映画監督)、Kapiw & Apappo(アイヌ歌謡) 司会:辻陽介(DOZiNE編集人)
●DJ:TEA YOUNG DAY × BUSHMIND / MINAO KITAMURA SOUND TRACK RE-EDIT SET|BROADJ#3070

■なぜ人類はかくも普遍的に「死と再生の儀礼」を行い続けてきたのか?

1986年に北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代に行われてから75年ぶりに行われたというアイヌ民族の幻の祭祀「チロンヌプカムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」。4月30日、その一部始終を記録した映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』が撮影から35年の時を経て、いよいよ公開となった。
監督を務めたのはこれまで50年以上にわたって世界各地のシャーマニズムや死と再生をめぐる伝統儀礼の数々を記録し続けてきた映画監督・北村皆雄。民俗誌映像の制作会社「ヴィジュアルフォークロア」を主催し、また一人の映画監督としてこれまで『カベールの馬』、『アカマタの歌』、『見世物小屋』、『冥界婚』など、数多の貴重な民俗誌映画を世に発表し続けてきた生ける伝説だ。
映画の公開を記念して行われる本トークショーでは、北村皆雄の古くからの友人であり、2007年には東北の山神信仰を記録した映画『精霊の山 ハヤマ』を北村と共に制作している人類学者の中沢新一、35年前のイオマンテに子供の頃に参加していた阿寒湖アイヌコタン出身のウポポを歌う姉妹ユニット・Kapiw & Apappo、さらにアーティストのコムアイ、映画監督の太田光海ら様々なゲストを迎え、映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』について、アイヌ文化が宿している世界観について、さらには北村皆雄の過去の数々の作品についてを、他では決して見ることのできない貴重な秘蔵映像と共に約3時間半にわたって語り尽くしていく。
なぜ北村皆雄はかくも執拗に「生と死の狭間」を追い続けてきたのか。あるいはなぜ人類はかくも普遍的に「死と再生の儀礼」を行い続けてきたのか。歴史、文化、芸能の核心に迫る。

■チロンヌプカムイ イオマンテ 日川善次郎エカシの伝承による

1986年撮影/2021年制作/105分/カラー/16:9/DCP・Blu-ray)
監督:北村 皆雄/語り:豊川 容子/音楽:豊川容子+nin cup /監修・カムイノミ対語訳:中川 裕/ 企画・スチル:堤 大司郎/制作:三浦 庸子/撮影:柳瀬 裕史・森 照通・明石 太郎/撮影協力:田中 基/ 編集:北村 皆雄・門馬 一平/音響・整音:斎藤 恒夫/レストア:大山 祐太朗/ポスプロ技術:浜田 亮/ ポスプロ進行:遠藤 協/ポスプロデスク:渡邉 有子/宣伝美術:岩田 和憲/ Special thanks:日川 善次郎・弟子 豊治・萱野 茂 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

■北村皆雄

1942年長野県生まれ。ドキュメンタリー映画監督。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。 1960年代以来、アジアや沖縄・日本各地をフィールドに、映像人類学・民俗学を掲げ百を 超える映画・テレビ番組を撮り続けてきた。1986年に撮影した『チロンヌ カムイイオマ ンテ』を、後世に伝えるため2021年に完成させた。 【代表作】 『神屋原(カベール)の馬』(1969年) 『アカマタの歌』(1973年) 『見世物小屋』(1997年) 『ほかいびと』(2011年) 『冥界婚』(2016年)など多数

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥1,000(ソーシャルディスタンシングを意識し50人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します! ▶︎iomantedommune.peatix.com もしくは感染対策万全なスタジオにおこしください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
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