2022/05/25 WED 19:00-21:00
菊地成孔と大谷能生の「SUPER JAZZDOMMUNE♯43」
出演:菊地成孔、大谷能生
■『JAZZDOMMUNE』とは何か?
「実験と偶発的事故を味方に付ける」これが我々ライヴストリーミング・チャンネル兼スタジオ=DOMMUNEの基本理念だ。言い換えれば、民放のようにホンも進行表もなにもない、結果が全く想定出来ないプログラム、つまりそれが実験であって、その最中に偶発的に起った事故を、チャンスオペレーションの思想のもとに"成果"として捉えるのがDOMMUNEなのである。不確定要素に満ち溢れた「いま」と「ここ」の一回性が生み出す「現在美術作品」!!!!!!! そう定義づけているDOMMUNEのプログラムの中で、『菊地成孔と大谷能生のJAZZDOMMUNE』は、ジャズ・インプロビゼーションの適応的突然変異であり、バークリー・メソッドの反証となるパフォーミング・アーツのゴールデンタイム進化形体なのである!!!!!!! 番組中に使用された彼らの楽器は、ターンテーブルと、CD&ヴァイナル、レコードジャケット、シャンパン、グラスワイン、寿司、札束、チーズ鱈、風邪薬、歌舞伎町の部屋の鍵、プチシュー、他人の名刺、「くらしの手帖」、「エンジョイ缶クッキング」、「SFマガジン」の裏表紙広告.....。大谷能生のダンス、菊地成孔のファッション、そして二人の声帯.....。そう、音が鳴っているものもあるし、鳴らないものもある!!!!!! あるいは、音が見えるものもあるし、時には、音が匂ってくるものもある!!!!!! そういえば、『JAZZDOMMUNE』初期のゲストであるブラジルの怪人=エルメート・パスコアールが、登場に際して予め我々に指定してきた楽器は、茶碗と箸とやかんと水とガラスコップだったではないか!!! そう考えると『JAZZDOMMUNE』で扱う楽器は、人間国宝級のアヴァンギャルド・ジャズマンのオーダーからも加速して脱線している!!!!!!!! そしてパスコアールは演奏中にこう言った「これは会話なんですよ」演奏か会話か?会話か演奏か?演奏か番組か?番組か演奏か?そう『JAZZDOMMUNE』は演奏であって会話であって番組でもあるのだ!!!!!!!!!! 開局以来11年間パフォーミングアーツを繰り広げた12年目の『JAZZDOMMUNE』が、限定43人の観覧者と共に43回目のインプログラムをお送り致します!!!(Text by 宇川直宏)
■『JAZZ DOMMUNISTERS』とは何か?
JAZZ DOMMUNISTERS(ジャズ・ドミュニスターズ)は2010年に結成された菊地成孔と大谷能生によるHIP HOPクルー。 一般的には「憂鬱と官能を教えた学校」「東京大学のアルバートアイラー」「M/D」「アフロ・ディズニー」等々、コンビの大学講師/共著者として、或は伝説のラジオ番組「水曜WANTED」、伝説の音楽教養番組「憂鬱と官能を教えた学校TV」のバイ・パースナリティとして等々、ジャズミュージシャン/ジャズ批評家のコンビとして認知されている2人だが、菊地はHIP HOPの黎明期から、大谷はさんぴんキャンプに代表されるジャパニーズミドルスクールからの熱狂的なHIP HOPマニアで、「HIP HOPはFUNKという父親をアンチエディプスで捉えているJAZZの孫」という自説に従い、両者の隔世遺伝的な類似性の研究と実践を続けて来た。11年にリリースされた大谷の、ハードコアなJAZZY HIP HOP作品「JAZZ ABSTRUCTIONS」(BLACK SMORKERS)、菊地率いるDCPRGが12年にリリースした、SIMI LABとのコラボ、そして大谷とヴォーカロイドをfeatラッパーとした「SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA」(UNIVERSAL JAPAN/因みにこの作品はIMPULUSE!レーベル創業以来最初のアジア人アーティストの2作目としてリリースされた)の2作はその結実と言えるが、テストランが行われたのは2010年からで、菊地がオーガナイズするパーティー「HOT HOUSE」でのコメディアン兼MCとして、アコースティックジャズの4ビートに乗せてラッパースタイルでパーティーを進行する際、既に「JAZZ DOMMUNISTERS」という名称は用いられている(結成年とする所以)。その後、菊地のラジオ番組のHIP HOP特集の番組冒頭ラップ、少女時代特集の番組冒頭ラップ(菊地のみ)、EP-4再結成のフロントアクト、SIMI LABのOMSBを加えた「PARIS=HELL↓TONE」名義によるパリ公演、 SUMMIT主催の「AVARANCHE3」参加等々、数々のテストランを経た後、満を持して2013年、ファースト・アルバム「BIRTH OF DOMMUNIST(ドミュニストの誕生)」をビュロー菊地レーベルからリリース。SIMI LAB勢(MARIA、OMSB、DyyPRIDE)からMOE AND GHOSTSのMOE(feat経験は初めて)、新人覆面フィメールラッパー「ICI」までをfeatし、フランス語や韓国語も駆使し、極端にブロークンなフリージャズ/ポリリズム的なビートメイクからオーヴァーグラウンダースタイルまでを網羅するブランニュースクール的な日本語ラップのみならず、リーディングやアジテーション等のマイクロフォン初期衝動をも現代的に展開する、異形で強烈なミクスチュア・アティテュードに基づいた狂気のクルーとして、デビューライブを赤坂BLITZで飾る。2017年6月には2ndアルバム「Cupid & Bataille, Dirty Microphone」をリリース!大きな話題となっら!名称の由来は、宇川直宏による「最終メディア」DOMMUNEで2008年から現在までの継続中のレギュラー番組「JAZZ DOMMUNE」(2012年に書籍化)から。この番組で2人が行って来た超モダンアートなパフォーマンスをHIP HOPのマナーに流し込んだものがJAZZ DMMUNISTERSである。ジャズミュージシャンのラッパー転向が散見される昨今、41歳と50歳の、既に知名度の高いジャズミュージシャンがコンビでラッパーデビューするというのは世界でも異例を見ない。
ENTRANCE | ¥2000(ソーシャルディスタンシングを強化し、43人限定でスタジオ観覧者受け付けます。Peatixでスタジオ観覧チケット販売中 ▶︎http://jazzdommune43.peatix.com/view) |
---|---|
PLACE | 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE MAP |
■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。 ■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。 ■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。 |
- 発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合は、必ずご来場の前に医療機関にご相談いただき、指示に従って指定の医療機関にて受診してください。
- エントランスで非接触体温計にて体温を計らせて頂き37.5度以下の場合のみご入場可能になります。
- 感染防止の為、マスクのご着用をお願い致します。
- 手洗い、うがいの励行をお願いいたします。
- お客様入場口に消毒用アルコールの設置を致します。十分な感染対策にご協力ください。
- 会場にて万が一体調が悪くなった場合、我慢なさらずに速やかにお近くのスタッフにお声がけください。
- ご来場のお客様はカメラに映る可能性がございますので、ご了承のうえご参加ください。
- 会場には、クロークやロッカーはございません。手荷物は少なめでご来場の上、ご自身での管理をお願いいたします。
- 本イベントはDOMMUNEからの生配信を実施いたします。
DOMMUNE YouTubeチャンネル(http://www.youtube.com/user/dommune)、もしくはDOMMUNE公式ホームページ(https://www.dommune.com)からご覧いただけます。 - 生配信では、YouTubeのスーパーチャット機能による投げ銭を募っております。何卒サポートをよろしくお願いいたします。
- 会場の関係などにより、開演時間が前後する可能性があります。予めご了承ください。