2022/05/26 THU 19:00-21:00

ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年記念企画 unrest62/22 Presents
「シュトックハウゼンvs刀根康尚ー電子音楽の黎明と日本のフルクサス」

Karlheinz Stockhausen vs Yasunao Tone - dawn of electronic music and Japan's fluxus
「GRENZFREQUENZ 限界振動」「TELE MUSICKING」

●TALK:佐々木敦(HEADZ)、日永田広(音楽プロデューサー)、柿沼敏江(音楽学者)
●司会:宇川直宏(DOMMUNE)
●LIVE:ユタカワサキ(electronics)+大蔵雅彦(Alto sax、clarinet)

■ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年記念企画 unrest62/22 Presents 「シュトックハウゼンvs刀根康尚ー電子音楽の黎明と日本のフルクサス」

電子音楽の黎明期にその名を刻んだドイツを代表する作曲家カールハインツ・シュトックハウゼンと、60年代に世界的な展開をみたアメリカの芸術運動フルクサスで活躍した日本人アーティスト、刀根康尚を取り上げた音楽プログラム「GRENZFREQUENZ 限界振動」、そして日独それぞれの会場から転送された音源にアーティストが応答する「TELE MUSICKING」が、5月27日、28日、ゲーテ・インスティトゥート東京で実施される。プログラムのキュレーションにあたったのは、アーティスト/サウンドエンジニアの大城真とドイツのゲブリューダー・タイヒマン(タイヒマン兄弟)。それに先だち、シュトックハウゼンと刀根康尚をフィーチャーしたトークとライブをDOMMUNEで実施する。
ゲストには、HEADZ主宰で『テクノ/ロジカル/音楽論 シュトックハウゼンから音響派まで』の著書のある佐々木敦、シュトックハウゼンの《Telemusik》の録音が行われたNHK電子音楽スタジオのスタッフの後を継ぐ音楽プロデューサー、日永田広、また刀根康尚については、フルクサスなどアメリカの芸術運動や現代音楽を専門とする音楽学者の柿沼敏江を迎える。司会をDOMMUNEの宇川直宏が担当し、黎明期の電子音楽を様々な資料や音源から体感しつつ、常に既成概念を覆しながら先に進む「前衛」的な芸術の在り方に迫りたい。
本プログラムは、日独文化交流を長年担ってきたドイツの公的文化機関ゲーテ・インスティトゥート東京が今年で開設60周年を迎えるにあたって、特別企画の一つとして実施されるものである。1年を通じて、今後も様々な分野の企画が予定されている。

ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年記念企画 unrest62/22(変動の時代62/22)
■「GRENZFREQUENZ 限界振動」「TELE MUSICKING」

2022年、ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年を機に記念企画シリーズの一つ「unrest 62/22(変動の時代62|22)」を開催します。そのうちの音楽プログラムでは、日独の文化交流活動がスタートした1960年代の電子音楽シーンを振り返り、今最先端で活躍中のアーティストをゲストに迎えて、2日にわたって現代の視点から当時の潮流を再解釈します。今はまだ同じ場所で音楽の交流ができませんが、それに代えて、東京とベルリンそれぞれの会場をつないで、クアドラフォニック(4CH)なサウンドの体験を実現します。このように1960年代のアイデアを契機に、コロナの時代の制限を乗り越えて、新しい実験とクリエイティブな出会いの場が生まれるでしょう。

5月27日(金)「GRENZFREQUENZ 限界振動」

■19:00 (JST)~ ゲーテ・インスティトゥート東京、ホール
■12:00 (CET)~ ベルリン日独センター

●カールハインツ・シュトックハウゼン『テレムジーク』 (1966)
ホアン・ヴェルダグエルによるサウンド・プロジェクション

●刀根康尚『足踏みオルガンのための音楽』(1962)
角銅真実によるパフォーマンス

『テレムジーク』は、シュトックハウゼンが日本で収録した音源や、世界中の民族音楽を相互に変調させてまとめあげた、いわば電子的なワールドミュージックです。一方、『足踏みオルガンのための音楽』は刀根康尚が「反音楽」と取り組んでいた時期に制作されたもので、1970年代に反戦のメッセージを込めて再演奏されています。刀根は『テレムジーク』の初演に参加していた音楽家の一人でもあります。これらの歴史的な作品に焦点を当てた上演を行い、関連企画としてレクチャーも実施します。

5月28日(土)「TELE MUSICKING」

■19:00 (JST)~ ゲーテ・インスティトゥート東京、ホール
■12:00 (CET)~ ベルリン日独センター

●『Tele Musicking』はテレムジークのアイデアをもとに、東京とベルリンで行われる音楽の共同実験です。それぞれの会場に、実験音楽や電子音楽のアーティストが集結。演奏の音源や4チャンネルで録音された音源を双方向に送受信し、反対側の会場でアコースティックに再生します。最後には両会場の音源を相互に変調させ、それをもとにライブ演奏を行い、共通の新しい音楽の地平を拓きます。

●出演:Mieko Suzuki (ターンテーブル、ライブエレクトロニック)、菊地奈緒子(箏)、大城真(サウンド・オブジェクト)、ゲブリューダー・タイヒマン(ライブエレクトロニック、クロス・モジュレーション)、YPY(エレクトロニック)、山本達久(ドラムス、パーカッション&オブジェ)、ju sei(ヴォーカル他)、松浦知也(クロス・モジュレーション)、okachiho(クロス・モジュレーション)


PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2,000(ソーシャルディスタンシングを意識し35人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します! ▶︎https://goethedommune.peatix.com もしくは感染対策万全なスタジオにおこしください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
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■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
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