｢崔洋一　最後の闘争 2｜FINAL CUT」LAST TEMPTATION AND BATTLE OF SAI 2

■日本映画界を過激に牽引してきたトップランナー、崔洋一監督は今、転移したがんと果敢に闘っている。その闘病中の崔監督に4時間超のライブストリーミングでとことん映画人生を語っていただこうともくろんだ5月28日のDOMMUNE「崔洋一　最後の闘争」は、あまりに熱く刺激的な崔監督の語りにタイムラインが沸騰！なんと配信中に続篇が決定するという想定外の事態となった。しかも話題が奔流のごとく溢れた前回は、なんと崔監督の助監督時代までのエピソードで番組終了となり、本題の監督作品については全て今回の「FINAL CUT」でふれるという圧倒的な凝縮回！

崔洋一監督は1983年『十階のモスキート』で衝撃の監督デビューを果たし、80年代は『友よ、静かに瞑れ』『花のあすか組！』など角川映画の異色作や佳篇『Aサインデイズ』を連打、90年代にはキネマ旬報ベスト・テン第一位、毎日映画コンクール日本映画大賞ほか数々の映画賞を独占した傑作『月はどっちに出ている』、高村薫の人気ミステリーを大胆に映像化した『マークスの山』、疾走するクライム・アクション『犬、走る。DOG REACE』、特異な活気に満ちた人間ドラマ『豚の報い』など快調にフィルモグラフィを重ねる。ベテラン鬼才監督として定評を得た2000年代は、刑務所の受刑者たちの生態を個性的に描いた『刑務所の中』、盲導犬と人間のあたたかな交感を描く『クイール』、一転して『月はどっちに出ている』の梁石日の話題の原作をもとにした重厚にして暴力性に満ちた人間ドラマ『血と骨』、韓国映画界に招かれて撮ったクライム・サスペンス『ス SOO』、白土三平原作をオールスターキャストで実現した大作『カムイ外伝』と多彩な活躍を見せた。この崔監督の軌跡をたどるDOMMUNEの、リミッターの外れた4時間に刮目せよ！

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