2022/07/14 THU 19:00-24:00

re_location Presents

タージ・マハル旅行団1stアルバム「July 15, 1972」50周年記念プログラム @SUPER DOMMUNE

Taj Mahal Travelers 1st Album「July 15, 1972」50th Anniversary Program @SUPER DOMMUNE

●TALK:川崎 弘二、大谷 能生、永井 清治、長谷川 時夫 ●MC:山 雄起
●LIVE:永井 清治 x 長谷川 時夫 x Tatsuro Murakami x 長谷川むんな x 山田弘美

■re_location presents タージ・マハル旅行団1stアルバム「July 15, 1972」50周年記念プログラム!!!

刀根康尚が賞賛し、武満徹に衝撃を与えた音楽団。ヨーロッパを放浪し、中東で羊飼いと演奏した旅行団。エコーマシンを多用し、いち早くダブ的な音響空間を作り上げた電子音楽集団。アンビエント・環境音楽家吉村弘や即興音楽家今井和雄など、重要な音楽家を輩出したコレクティブ。ジャズ、ロック、現代音楽や電子音楽のような音を奏でつつ、それらのどれでもない音楽を奏でたバンド。海岸や雪原で演奏を行い、ライブ中に疲れた奏者が眠り込んだり弁当を食べたパフォーマンス集団。演奏が少なくとも4時間続き、録音物では全貌が把握できない非商業主義的集団。これら全てがタージ・マハル旅行団であった。
音源化できないと思われていたタージ・マハル旅行団の演奏であるが、それでも「July 15, 1972」と題された、同日のライブ録音が作品化され、作品が世界的に流通することで彼らの存在は伝説化している。そして、このアルバムが録音されてからちょうど50年後の2022年7月15日、タージ・マハル旅行団のオリジナルメンバーである永井清治、長谷川時夫に加え、Ken Ikeda、山田光、Tatsuro Murakami、Tyler Eaton他が集結し、幡ヶ谷Forestlimitで集団即興パフォーマンスが行われる。
上記イベントの前日となる7月14日のSUPER DOMMUNEでは、大著「日本の電子音楽」で知られる電子音楽評論家川崎弘二、評論家・音楽家の大谷能生、永井清治、長谷川時夫の2人を交え、「July 15, 1972」や70年代初頭のタージ・マハル旅行団の周辺の状況を振り返る。このイベントを通して、当時存在していた様々な方法論・ジャンルの音楽、アートを飲み込みながら活動し、後の環境音楽・アンビエントに連なりうる音のあり方を提示していたタージ・マハル旅行団を捉え直し、更に、タージ・マハル旅行団を文化現象として位置付けることで、タージ・マハル旅行団を未来に語り継いでいく試みがなされる。

■永井清治 Seiji Nagai

1948年生まれ。1967年からドラマーとして長谷川時夫とフリー・ジャズのセッションを始め、69年にタージ・マハル旅行団を結成、団員として国内外で多くのコンサートを行う。その後、インドに渡り現地の芸術学校でシタールを学び、北インド・ハリバラーブ祭特別賞を受賞。同時期にコンピューターによる即興演奏を開始し、以後様々な形で電子音楽を探求している。常に変化し続けてきた唯一無二の即興音楽家。

■長谷川時夫 Tokio Hasegawa

1948年生まれ。アルバート・アイラーやジョン・コルトレーンの影響でテナー・サックスを手にした後、1969年にタージ・マハル旅行団を結成。独自の発声法による読経や石を使ったパフォーマンスを確立した。タージ・マハル旅行団としてヨーロッパ・ツアーを行い帰国して以降、新潟県十日町市大池に住み、82年インドのフォークアートを扱うミティラー美術館を創設。以来、インドから多数のアーティストを招聘しつつ、雪深い新潟の大地に根ざした独自の自然観、宇宙観を深化させてきた。2021年10月、新潟県の実験音楽レーベルExperimental Roomsから突如ファーストソロアルバム「Stone Music」をヴァイナル・リリース。

■川崎 弘二

1970年大阪生まれ。2006年に「日本の電子音楽」、09年に同書の増補改訂版(以上 愛育社)、11年に「黛敏郎の電子音楽」、12年に「篠原眞の電子音楽」、13年に「日本の電子音楽 続 インタビュー編」(以上 engine books)を上梓。CD「NHK 現代の音楽 アーカイブシリーズ」(ナクソス・ジャパン)における黛敏郎、湯浅譲二、松平頼暁、林光、石井眞木、一柳慧、実験工房の解説をそれぞれ執筆(2011〜13年)。2011年から雑誌「アルテス」にて「武満徹の電子音楽」を連載(2015年まで)。2014年にNHK Eテレ「スコラ 坂本龍一 音楽の学校 電子音楽編」に小沼純一、三輪眞弘と出演。2017年に芦屋市立美術博物館にて開催の「小杉武久 音楽のピクニック」展に企画協力、図録編集にて参加。2018年「武満徹の電子音楽」(アルテスパブリッシング)を上梓。相愛大学音楽学部非常勤講師。http://kojiks.sakura.ne.jp/

■大谷能生

音楽(サックス・エレクトロニクス・作編曲・トラックメイキング)/批評(ジャズ史・20世紀音楽史・音楽理論)。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校』や、単著『貧しい音楽』『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』など著作多数。音楽家としてはsim、masJazzDommunisters、呑むズ、蓮沼執太フィルなど多くのグループやセッションに参加。ソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』、『舞台のための音楽2』をHEADZから、『Jazz Abstractions』をBlackSmokerからリリース。

■「July 15, 1972」(タージ・マハル旅行団1stアルバム)50周年記念:
永井清治(タージ・マハル旅行団)、長谷川時夫(タージ・マハル旅行団)参加集団即興パフォーマンス!

●2022年7月15日(金) 19時開始
●場所:Forestlimit
●出演:
オープニング:Chihei Hatakeyama
集団即興:
永井清治
長谷川時夫
山田光
Ken Ikeda
Tatsuro Murakami
Tyler Eaton
その他スペシャルゲスト有

タージ・マハル旅行団のファーストアルバム「July 15, 1972」が録音された日からちょうど50年後の2022年7月15日、タージ・マハル旅行団の永井清治、長谷川時夫を中心として、様々な世代、バックグランド、方法論を持つ音楽家が加わり、混沌としながら創造性に満ちた集団即興が行われる!オープニングにはChihei Hatakeyamaが登場!

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥1,000(ソーシャルディスタンシングを意識し35人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します! ▶︎https://tajmahaltravelersdommune.peatix.com もしくは感染対策万全なスタジオにおこしください!エントランスではドリンクを必ず1杯オーダーください。)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
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