2022/8/10 WED 19:30–23:00

「NEWVIEW DOMMUNE 」Vol.11「メタバース路上観察」

〜超芸術トマソンを巡るXR / ヴァーチャルワールドの考現学

●TALK:畠中実(ICC主任学芸員)、谷口暁彦 (アーティスト)、Discont(アーティスト / STYLY)、茂谷一輝(Speculative Urban Designer)●路上観察DJ&VJ:谷口暁彦(アーティスト)●MC:宇川直宏(DOMMUNE)

■XR実験番組「NEWVIEW DOMMUNE」VOL11 は、赤瀬川原平・南伸坊・藤森照信らによる「路上観察学」へのオマージュとしてメタバース路上観察を敢行!!!

NEWVIEWとDOMMUNEがコラボレーション!3次元空間でのクリエイティブ表現と体験のデザインを、開拓・拡張・伝染していく世界同時多発の実験的プロジェクト「NEWVIEW」とライヴストリーミングの老舗「DOMMUNE」がドッキングした、XR実験番組「NEWVIEW DOMMUNE」Chapter2/VOL.11となる今回は、今世紀的なトマソン哲学の更新を試みた、バーチャルワールドの路上観察を敢行する!!! 赤瀬川原平・南伸坊・藤森照信らによる「路上観察学」「路上観察学会」へのオマージュとリスペクトを掲げ、バーチャルワールドの観察と批評の眼を持つ、畠中実(ICC主任学芸員)、谷口暁彦(アーティスト)、Discont(XRアーティスト)らが、オンライン・ゲーム、メタバース、XR世界のフィールドワークを展開。果たして我々はバーチャル世界の自然風景、社会描写、オブジェクトの性質やあり方、人々の振る舞いに何を見出すのか? そしてこの物理空間を超えたメタな路上での活動は「超芸術トマソン」と接続できるのか? MCの宇川直宏と共に、オンライン・ゲームや、メタバース、XR世界に潜む無用の長物が纏う"超芸術性” について語り合う。創作は作者の意図を超越し、"観るものによって” 再度、超芸術として"つくりなおされること"ができるのだろうか?未来のトマソンをテーマにしたVR作品を制作し、XRコンテンツのグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」でSUPER DOMMUNE賞を受賞したKAZUKI MOTANI「Phosphorescent City」(作家による作品解説も番組冒頭に行います)をフィーチャーした待望の第11回!!!!!!!

■畠中実

1968年生まれ。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員/学芸課長。
多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。1996年の開館準備よりICCに携わる。主な企画には「サウンド・アート──音というメディア」(2000年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「可能世界空間論」(2010年)、「みえないちから」(2010年)、「[インターネット アート これから]──ポスト・インターネットのリアリティ」(2012年)、「アート+コム/ライゾマティクスリサーチ 光と動きのポエティクス/ストラクチャー」(2017年)、「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」(2017年)など。ダムタイプ(2002年)、明和電機(2004年)、ローリー・アンダーソン(2005年)、八谷和彦(2006年)、ライゾマティクス(2013年)、磯崎新(2013年)、大友良英(2014年)、ジョン・ウッド&ポール・ハリソン(2015年)といった作家の個展企画も行なっている。ほか、美術および音楽批評。おもな編著書に、『現代アート10講』(田中正之編、武蔵野美術大学出版局、共著、2017年)、『メディア・アート原論』(久保田晃弘との共編著、フィルムアート社、2018年)

■谷口暁彦 (アーティスト)

多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース講師。メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI。SO、東京、2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017)など。

■Discont(アーティスト / STYLY)

多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース講師。メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI。SO、東京、2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017)など。

■茂谷一輝(Speculative Urban Designer)

1995年愛知県生まれ。東京大学大学院 学際情報学府 先端表現情報学コース修了。森ビル株式会社 新領域企画部所属。テクノロジーとアートで都市と人をつなぐことをミッションに、Speculative Urban Designerとして活動。ブライダルエンドロールやミュージックビデオの制作、屋内測位と行動認識の研究を経て、表現、サービス設計、施設計画など、都市を舞台とした様々なプロジェクトに学際的に携わる。WIKITOPIA INTERNATIONAL COMPETITION 最優秀賞 (2019)、NEWVIEW AWARD 2021 SILVER PRIZE / SUPER DOMMUNE PRIZE (2021)

■宇川直宏(現”在”美術家|DOMMUNE主宰)

1968年香川県生まれ。現”在”美術家。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2001年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった他、これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約7000時間/150テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO 9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

■NEWVIEW

「NEWVIEW」は、ファッション、音楽、映像、グラフィックなど、現代のカルチャーを体現する人々が集まり、3次元空間でのクリエイティブ表現と体験のデザインを、開拓・拡張していく、世界同時多発の実験的プロジェクト/コミュニティです。
ファッション/カルチャー/アート分野のXR(VR/AR/MR)コンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」の公募が、2022年8月8日(月)よりスタート。
募集期間:2022年8月8日(月)〜2022年10月31日(月)12:00(日本時間正午)
https://newview.design/
https://newview.design/awards

■「Phosphorescent City」KAZUKI MOTANI

NEWVIEW AWARDS 2021:SILVER Prize / SUPER DOMMUNE Prize
2045年、都市部では大量電力消費に対する環境的責任から、ソーラーパネルを登載するビルが一般的になった。そんな中、蓄光の基底状態への電子遷移を任意時間遅延させる技術が開発された。この技術を使用した建築ファサード用蓄光塗料「Phosphorescent Surface」の登場によって、日中の太陽光を吸収したファサードを、夜間に光源として使用することが期待されている。このような未来においては、電力を光に変換する従来式の街灯やソーラーパネルは、無用の長物となるだろう。「Phosphorescent Surface」が普及する都市に佇む街灯やソーラーパネルは、大変ユニークなトマソンと言える。本作品では、本技術を実験的に導入した未来の都市「Phosphorescent City」に没入する。街灯やソーラーパネルがトマソンと化し、ファサードが光源と化す、あり得る未来の都市を体験して欲しい。
https://gallery.styly.cc/scene/ce306d08-a97c-4a0f-a90e-d3bc605792a4

■SUPER DOMMUNE

現代日本のアートシーンの中でも際立った存在感を放つ宇川直宏が、ソーソャルストリームの時代を見据えた新たな文化の発信拠点として、2010年に開局させた日本初のライブストリーミングスタジオ『DOMMUNE』!! SNSの夜明けと言われた時代に「ファイナルメディア」として忽然として現れ、百花繚乱のライブストリーミング番組の中でも、圧倒的な番組の質とビューワー数を誇り、開局以来、世界各国から様々なゲストが来日のたびに出演する唯一無二の文化プラットフォームとして存在し続けている。あのロンドンを拠点とするミュージックチャンネルBOILER ROOMにも影響を与え、BOILER ROOM TOKYOの日本支局もDOMMUNEが担当している。このように『DOMMUNE』は現在世界に溢れているサウンド&アートストリーミング、また、カルチャーストリーミングのほとんど全ての雛形を作ったと言っても過言ではない。現在まで9年間にわたって配信した番組は約4000番組 / 約7000時間 / 150テラ、トータル視聴者数一億を超え、従来の「放送」や「出版」そして「広告」という概念やそのフォーマットが破綻していく現代において、ライブにおける動画配信の実験を重ね、新たな視覚コミュニケーションの可能性を日夜革新的に炙り出し続けている。今もなおその影響力は衰えず、開局10周年を第二章とし、最前衛テクノロジーと共にUPDATEを図り、ファイナルメディア『DOMMUNE』の進化形態『SUPER DOMMUNE』へと展開した。2021年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
https://www.dommune.com/

PROGRAM INFO
ENTRANCE 【一般 ¥1,000】【受講生 ¥0】(ソーシャルディスタンシングを意識し40人限定で(一般20人/NEWVIEW SCHOOL受講生20人)Peatixにてスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します! ▶︎https://newviewdommune11.peatix.com もしくは感染対策万全なスタジオに直接おこしください!エントランスで1ドリンクご購入をよろしくお願い致します!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>