2022/11/08 TUE 19:00-23:00

SPEKK Presents 松本一哉 3rd「無常」Release SPECIAL

●LIVE:松本一哉
●出演:松本一哉(音楽家 / SPEKK)、今野裕一郎(映画監督 / バストリオ)、安永哲郎(企画制作)、細田成嗣(ライター / 音楽批評)
●上映:『UTURU -DOMMUNE版- 』撮影・録音・編集 / 今野裕一郎、被写体・音楽 / 松本一哉

■SPEKK Presents 松本一哉 3rd「無常」release SPECIAL

2022年11月11日に松本一哉 3 枚目となるアルバム「無常」をSPEKK からリリースします。リリースの度にDOMMUNEで配信企画を行なってきた松本一哉が、今作のリリースを記念して今回もDOMMUNEにて配信企画を行います。
今回の企画は、安永哲郎事務室を主催し杉本佳一とのエレクトロ・アコースティックユニット「minamo」の安永哲郎、パフォーミングアーツ・コレクティブ「バストリオ」の主催であり、映画監督の今野裕一郎、即興やJAZZ、あらゆる音楽や表現に造詣の深い、ライター/音楽批評の細田成嗣をゲストに迎え、氷の音をテーマに、現地録音制作を9年間行なってきた「無常」を聴きながら、音源制作についてのトークや、今野裕一郎が松本の録音制作の旅に同行し、知床にて撮影した日々のドキュメンタリー映画「UTURU」の上映と、撮影の旅にまつわるトーク、そして渋谷PARCOに引っ越ししたDOMMUNEでは初となる松本のライブパフォーマンスなどが主な企画です。4時間松本一哉ブチ抜きプログラムです。

■松本一哉3rd「無常」について

「無常」は氷をテーマに2014年から2022 年までの9年の歳月をかけて制作した作品です。凍結した湖や流氷などが起こす音と共に、本来楽器ではないモノなどを使用し即興で 1 発録音をしたり、色々な仕掛けを用いて環境そのものに働きかけて録音しました。本作は 2 枚組になっていまして、disc1 は氷上で起こる事との演奏や働きかけを基にし、disc2 はハイドロフォンを使用し氷下で起こっていた事との演奏や働きかけを基にした作品構成になっています。

「無常」販売ページ
松本一哉 3rdアルバム「無常」トレイラー
松本一哉 「無常」リリースツアー日程

■松本一哉

音楽家・サウンドアーティスト・ドラマー
打楽器奏者の経験と、環境音との音源制作で培った音を鳴らす・聴く経験を基に、環境ごとにあるモノ・造形物・自然物・身体・装置など、本来楽器では無いモノも用いて多様な音表現を行う。自身で起こす音と環境音との境界線を無くし、音に没入させる即興表現を追究している。
これまでに「水のかたち」「落ちる散る満ちる」「無常」の3作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。
偶然に起こる環境音との即興による音源制作を基に、映画・映像作品・舞台公演・商業施設への楽曲制作、全都道府県演奏ツアー、コロナ禍にライブ公演を行わず人に会いに行く事を目的に企画した「人の音を聴きに行くツアー」、空間展示、サウンドインスタレーション、展示会場に滞在・生活して音を展示し続ける動態展示、今野裕一郎が主宰するパフォーマンスユニット「バストリオ」との企画や公演に参加や、2021年から北海道知床で開催されている「葦の芸術原野祭」の立ち上げから実行委委員として参加するなど、音による表現を軸に活動を展開している。
http://www.horhythm.com

■今野裕一郎

1981年生まれ。大学在学中に映画監督の佐藤真氏に師事してドキュメンタリー映画制作から表現を始める。
2015年に映画『Hello,supernova』がドイツで開催されたNippon Connectionに招待され、2019年に映画『グッドバイ』がポレポレ東中野で公開された。2021年に映画『UTURU』が東京ドキュメンタリー映画祭2021の短編コンペティション部門に選出。
バストリオというユニットを主宰し、パフォーミングアーツやインスタレーション作品を日本各地で発表しており、小中学生を対象とした「こどもえんげき部」という教育活動に携わるなどボーダーレスな活動を行なっている。
http://busstrio.com

■安永哲郎

音楽・美術関連の企画制作を経て、現在はコンセプトデザインやプレイスメイキングの分野で様々な施設・空間・コミュニティにまつわるプロデュースを行う。これまでにKAAT神奈川芸術劇場、金沢21世紀美術館、アルスエレクトロニカなどで各種公演制作。2016年『外務省日本ブランド発信事業』採択によりアルゼンチン、ウルグアイに派遣滞在。2021年ワーク&ライフ開放区『THE CAMPUS』プロデュースでグッドデザイン金賞。2022年プランニングファーム『http://METE.llc』を共同設立し、開山400年を迎える寺院のリプロデュースや新しい形の郊外型施設などのプロジェクトを進行している。市川市学習交流施設『市本』でレコード鑑賞を通した学びのプログラムを毎月主催。エレクトロアコースティックユニット『minamo』メンバー。最新作はAsunaとのコラボレーション「Tail of Diffraction」(12k)。また小柳帝、菅原慎一とのユニット『Tripod』で文化リサーチを続ける。 https://www.jimushitsu.com

■細田成嗣

1989年生まれ。ライター/音楽批評。編著に『AA 五十年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社、2021年)、主な論考に「即興音楽の新しい波──触れてみるための、あるいは考えはじめるためのディスク・ガイド」、「来たるべき「非在の音」に向けて──特殊音楽考、アジアン・ミーティング・フェスティバルでの体験から」など。国分寺M'sにて現代の即興音楽をテーマに据えたイベント・シリーズを企画/開催。
Twitter: @HosodaNarushi

■『UTURU -DOMMUNE版- 』

●撮影・録音・編集 / 今野裕一郎 ●被写体・音楽 / 松本一哉
[2021年 / 日本 / 48分 / HDV / カラー]

■『UTURU -DOMMUNE版- 』

音楽家の松本一哉は、9年かけて制作してきた音源を完成させるため、流氷を目指して旅に出た。自然を相手に、たった一人で録音と演奏を重ねる松本に、友人でもある監督が同行。世界自然遺産の知床で、新たな音を探し、二人で旅を続ける。目の前にある世界。そこにはいつも音が存在している。北海道で全編ロケ撮影を行い、人間と自然の間にある、何かを想像する生き物の記録。タイトルはアイヌ語で「その間」という意味。

<監督のことば>
音楽家の松本さんは自分の作業場に他人を入れない強い意志を持ってました。自然相手の録音は繊細で、人が近くにいると気配をマイクが拾ってしまう。彼自身も繊細な人です。そんな彼から新しい音源完成のため流氷の音を録りにいくので撮影してほしいと頼まれました。驚きと共に嬉しい誘いでした。知床での撮影は過酷でしたが、豊かな素晴らしい日々を過ごし、わからない、捉えられないものと対峙することが自分たちにとっての表現だと強く感じることができました。そんな生き物たちの記録です。

https://youtu.be/JR5SANVhOPw

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2,000(ソーシャルディスタンシングを意識し35人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します! ▶︎https://matsumotodommune.peatix.com もしくは感染対策万全なスタジオにおこしください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>