2023/01/10 TUE 19:00-23:00

Unplugged Presents 「戦場のメリークリスマス」アクシデントの祝祭

■企画・モデレーター:樋口尚文(映画評論家・映画監督)
■ゲスト:小山明子(女優/大島渚監督夫人)、ピーター・バラカン(ブロードキャスター)、大島武(東京工芸大学教授)、大島新(ドキュメンタリー監督・プロデューサー)、岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員)、桜井雄一郎(装幀デザイナー)、
■声の出演:宇川直宏(現在美術家、DOMMUNE主宰)

■19:00-19:45[証言Ⅰ]日本のヌーヴェル・ヴァーグ 出演:小山明子、樋口尚文
■20:00-20:30[証言Ⅱ]ラロトンガ島 出演:ピーター・バラカン、樋口尚文
■20:45-21:15[証言Ⅲ]カンヌ 出演:大島武、大島新、樋口尚文
■21:30-22:00[証言Ⅳ]資料庫 出演:岡田秀則、桜井雄一郎、樋口尚文
■22:15-23:00[証言Ⅴ]ラストロードショー 出演:天野あゆみ・池田祐里枝(unplugged)、樋口尚文

■時を超えたスキャンダラスな知的アクシデント『戦メリ』を新年から再検証する!

公開40周年を迎えた大島渚監督畢生の大作『戦場のメリークリスマス』。先立つ衝撃作『愛のコリーダ』でカンヌ国際映画祭を熱狂させ、次いで『愛の亡霊』で同映画祭監督賞を受賞、まさに映画作家として脂ののった季節にあった大島渚監督が日本映画の枠を超えた挑戦に打って出たのが『戦場のメリークリスマス』だった。この第二次大戦中のジャワの日本軍捕虜収容所を舞台に、東西の兵士たちの心理的な衝突とざわめきを描く異色作を実現させるのは容易ならざることだった。着想からクランクインまで4年、大島ならではの意表をつくキャスティングによりデヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしがまさかの共演を果たし、国際的な製作スキームにより南太平洋のラロトンガ島で撮影を敢行。かなり思索的な作品であるにもかかわらず、スキャンダラスなまでの話題性をふりまいたのは、まさに大島渚の真骨頂だった。さらに受賞確実と言われたカンヌ国際映画祭では、まさかの今村昌平監督『楢山節考』にパルムドールを持っていかれて無冠に終るも、これが逆に圧倒的な若者の支持を沸騰させて国内最大の洋画系劇場チェーンで大ヒットを飛ばす快挙となった。そしてここまでの話題作ながら、全く作家性に揺るぎなき内容は観る者に深甚なる思索の種子を蒔いた。LGBTQの意識が遍く共有されつつある現在、ようやく『戦メリ』の蒔いた種子は開花しつつあるかにも見えるが、一方ではまた戦争の時代が再来せんとしている。今回ラストロードショーとなる『戦メリ』は、時を超えてふたたび観られるべき作品として降臨した。無類の挑戦作として観客に知的刺激を浴びせ続ける『戦メリ』の魅力を、これ以上はないゲストとともに新年から再検証する!

■戦場のメリークリスマス 4K修復版

1月13日(金)よりラストロードショー
出演:デヴィッド・ボウイ、トム・コンティ、坂本龍一、ビートたけし、ジャック・トンプソン、ジョニー大倉、内田裕也
監督・脚本:大島渚  脚本:ポール・マイヤーズバーグ
原作:サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポスト「影の獄にて」 製作:ジェレミー・トーマス
撮影:成島東一郎 音楽:坂本龍一 美術:戸田重昌
1983年/日本=イギリス=ニュージーランド/英語・日本語/123分/ビスタサイズ/ステレオ
協力:大島渚プロダクション 配給・宣伝:アンプラグド  ©大島渚プロダクション
公式サイト:https://unpfilm.com/senmeri2023/

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥1,000(50人限定でPeatixでスタジオ観覧者を募集中です!ここから予約をお願い致します。当日はエントランスで1ドリンクのご購入をよろしくお願いいたします。▶︎https://peatix.com/event/3460962
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
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