2023/04/18 TUE 19:30-21:00

DBS & DOMMUNE Presents <ジャー・シャカ追悼番組>

「JAH SHAKA! The “FINAL” Music Message!!!」<2018/11/20の追悼再配信>

●TALK:JAH SHAKA ●通訳:SEIJI(Downbeat)
●聞き手:RAS UME & RAS SEKI(TRIBE WORKS SOUND SYSTEM)、YUMI(ORANGE STREET)

■2023年4月12日朝、ルーツレゲエ/ダブ界のパイオニア、ジャー・シャカが逝去した。DBSのはからいにより、晩年、シャカはDOMMUNEに3度の降臨を果たした。呼吸し、動き、説法し、煙を吸う、日本に降臨した最後のシャカの姿を、哀悼の意を込め、2023年4月18日19:30より追悼再配信する。

2023年4月12日朝、ルーツレゲエ/ダブのパイオニア、ジャー・シャカが逝去した。DBSのはからいにより、晩年、シャカはDOMMUNEに3度の降臨を果たしている。2012/11/21、2016/11/01、2018/11/20。1997年、奇跡の初来日から2018年まで継続した日本ツアーは、DBSの神波京平氏、そして二美枝氏夫妻によってオーガナイズされた。大変お世話になっているそんな神波夫妻から1日遅れでシャカの訃報を頂いた。そこには「宇川さんの誕生日に悲しいお知らせをお伝えするのはと…1日控えました。(中略)4月1日にパリでの公演があったばかりで、シャカも元気そうで私たちも安心していたところの旅立ちでした。」とあった。そう、自分の誕生日であり、我が師、松本俊夫の命日に、ジャー・シャカは逝去された、もとい、仏教用語で”寂滅"されたのである。恐れ多くもこればかりは極私的な宿縁を感じずにはいられない。とにかく、とにかくだ。シャカはDOMMUNEにとって指針となる存在であり、ルーツを司るグルであった。ここからは当時の番組概要から全てを過去形にし、引用しよう。
そう、ジャー・シャカはサウンドシステム・カルチャーの始祖であった。半世紀に渡る氏の伝道的な活動により、世界各地にサウンドシステムが伝播し、レゲエ/ルーツミュージックは発展した。そんな中、シャカは、ポジティヴなメッセージとスピリチュアルなダブサウンドの真髄を伝え続けていた。'60年代後半、ラスタファリのスピリチュアルとマーチン・ルーサー・キング、アンジェラ・ディヴィス等、米国の公民権運動のコンシャスに影響を受け、サウンド・システムを開始、各地を巡回していた。ズールー王、シャカの名を冠し独自のサウンド・システムを創造、'70年代後半にはCOXSON、FATMANと共にUKの3大サウンド・システムとなった。'80年に自らのジャー・シャカ・レーベルを設立以来『COMMANDMENTS OF DUB』シリーズを始め、数多くのダブ/ルーツ・レゲエ作品を発表、超越的なスタジオ・ワークを継続する。30年以上の歴史に培われた独自のサウンドシステムは、大音響で胸を直撃する重低音と聴覚を刺激する高音、更にはサイレンやシンドラムを駆使した音の洪水 !! スピリチュアルな儀式とでも呼ぶべきジャー・シャカ・サウンドシステムは生きる伝説となり、あらゆる音楽ファンからワールドワイドに、熱狂的支持を集めていた。heavyweight、dubwise、 steppersなシャカ・サウンドのソースはエクスクルーシヴなダブ・プレート。セレクター/DJ/MC等、サウンド・システムが分業化する中、シャカはオールマイティーに、ひたすら孤高を貫いていた。
ジャー・シャカは、毎回日本ツアーで100kgにも及ぶレコードを持参していた。そんなシャカは晩年、DOMMUNEに3度の降臨を果たした。呼吸し、動き、説法し、煙を吸うシャカの姿が5時間にわたってアーカイヴィングされている。2023年4月18日19:30。DOMMUNEでは哀悼の意を込め、日本に降臨した最後のシャカの姿を全世界のミュージックラヴァーに共有すべく、追悼再配信する。JAH SHAKA MUSICの真髄にReggae Record Shop『ORANGE STREET』のTribe Worksが迫る!半世紀に渡りスピリチュアルなダブサウンドの真髄を伝え続けたジャー・シャカ….。氏の偉業に対し、心から尊敬と感謝を捧げ、謹んで御冥福をお祈り致します。JAH SHAKA R.I.P.…そしてMassive Respect to DBS!!!!!!!(DOMMUNE一同より)

PROGRAM INFO
ENTRANCE ●この番組は2018/11/20のアーカイヴの追悼再配信です!故にスタジオ観覧者は募集しておりません。ライヴストリーミングでお楽しみください。