2024/02/26 MON 21:30-24:00

ESPACE LOUIS VUITTON Presents

MARK LECKEY「FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM」

開催記念SPECIAL PROGRAM @SUPER DOMMUNE

●出演:マーク・レッキー(アーティスト)
●聞き手:やんツー(アーティスト)、宇川直宏(現“在”美術家)
●通訳:田村かのこ(Art Translators Collective)
●MUSIC COLLAGE<Performance>:マーク・レッキー


FELIX THE CAT(2013年)フォンダシオン ルイ・ヴィトンでの展示風景(2018年)布、送風機
© Mark Leckey Photo credits: © Fondation Louis Vuitton / Marc Domage

■ESPACE LOUIS VUITTON Presents
MARK LECKEY 「FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM」
開催記念SPECIAL PROGRAM @SUPER DOMMUNE

エスパス ルイ・ヴィトン東京にて2月22日より開催される、「MARK LECKEY – FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM」を記念し、来日中のマーク・レッキーをゲストに配信されるスペシャルプログラム。聞き手には、レッキーと共通した作品制作の関心もある、アーティストのやんツー、そしてドミューン主宰の宇川直宏を迎えます。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン(パリ)のコレクションを紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として行われる本展覧会では、70〜90年代のレイブカルチャーを切り取った映像作品《Fiorucci Made Me Hardcore》をレゲエ文化を援用するスピーカーシステム《SoundSystem》とともに展示するほか、1928年アメリカ初のテレビ放送で登場した猫のキャラクター「フィリックス・ザ・キャット」を巨大バルーン化させた作品《Felix the Cat》が登場します。
第1部では、今回日本で初めて公開されるふたつの作品についてを軸にしながら、レッキーのアーティスト活動、音楽活動の背景に迫ります。第2部では、レッキー自身のセレクションによるMUSIC COLLAGEもお楽しみいただきます。

<TIME TABLE>

21:30 - 23:00 第一部<トーク> 出演:マーク・レッキー 聞き手:やんツー、宇川直宏
23:00 - 24:00 第二部<MUSIC COLLAGE> Performance:マーク・レッキー


© Mark Leckey  Courtesy of the artist and Gladstone Gallery Photography by Alessandro Raimondo

<出演者プロフィール>

■マーク・レッキー

マーク・レッキーは1964年イギリスのバーケンヘッド生まれ。現在はロンドンを拠点に活動しています。
レッキーは労働者階級の家庭に生まれ、リバプールの対岸にあるマージー川西岸の小さな街で幼少期を過ごしました。サッカーのフーリガンとデザイナーズのファッションが混在する若者のサブカルチャーの中心地で育ち、1990年にニューカッスル・ポリテクニックを卒業し文学士号を取得、1997年にロンドンに移住しました。
彼の多岐にわたる活動は、ポップカルチャーとカウンターカルチャーの交差点に位置し、若者、レイヴ、ポップ、ノスタルジー、社会階級研究、イギリス史などを掛け合わせ、レディメイドの教えに従って彫刻、映像、音、パフォーマンス、そしてコラージュまでも融合しています。1990年代後半からは、大衆文化とテクノロジーの関係性を問う作品群を発表。2008年にはターナー賞を受賞しています。
マーク・レッキーは、ユリア・シュトシェク財団(ベルリン、2020年)、テート・ブリテン(ロンドン、2019年)、デンマーク国立美術館(コペンハーゲン、2017年)、MoMA PS1(ニューヨーク、2016年)、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン、2015年)、ハマー美術館(ロサンゼルス、2013年)、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン、2011年)、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、2008年)などの重要な施設にて、いくつかの個展を開催。また、ニューヨーク近代美術館、ロサンゼルス近代美術館、テート・ギャラリー(ロンドン)、ポンピドゥー・センターとフォンダシオン ルイ・ヴィトン(共にパリ)のコレクションに作品が収蔵されています。

■やんツー

1984年神奈川県生まれ。テクノロジーと資本主義社会、美術の関係を考察する作品を制作。近年は装置たちが美術を演じる演劇作品の上演や、大型の自作発電装置をギャラリーや美術館の展示スペースに設置したインスタレーションを発表している。菅野創との共同作品が『文化庁メディア芸術祭』アート部門にて新人賞(第15回)、優秀賞(第21回)を受賞。TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト選出。近年の主な展覧会に、『MOTアニュアル2023』(東京都現代美術館)『六本木クロッシング2022展:往来オーライ!』(森美術館)、『あいちトリエンナーレ2016』(愛知県美術館)など。

■宇川直宏

1968年香川県生まれ。現“在”美術家。映像作 家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大 学教授など、80年代末より、極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている。2001 年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジ オで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった。他、これまで DOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ス トックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、佐渡島と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約1万時間/150テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロ ジーと共に未来を見据えたアップデートを図る。2023年練馬区立美術館で行った「宇川直宏展|FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」は、生成AI時代の創作において一体作家は作品のどこに存在しているのか?を自らに問い、オリジナルチューニングの生成AIや、人口知能搭載のロボットアームによる空間絵画を創出し“描く”という行為の歴史的なアップデートを図り、話題となった。 2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

■展覧会概要

MARK LECKEY – FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM

会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京 (渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F)
会期:2024年2月22日(木) – 2024年8月18日(日)
開館時間:12:00 pm – 8:00 pm
休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準じます。
入場無料
会場内の混雑防止のため、入場をお待ちいただく場合がございます。
https://www.espacelouisvuittontokyo.com/

PROGRAM INFO
ENTRANCE (この番組は一般のスタジオ観覧者を募集していません。是非ライヴストリーミングでお楽しみください。)