2024/10/31 THU 21:30-24:00

NHK電子音楽スタジオ70周年 「音の始源を求めて」
「NHK電子音楽スタジオ全史11」Season2 Chapter4

NHK電子音楽70周年(11/27)まであと◯日!SPECIAL!! 近藤譲、シュトックハウゼン、吉崎清富
●出演:日永田広(「音の始源を求めて」プロデューサー)、べんいせい(音楽家)
●MC:宇川直宏(“現在”美術家 / DOMMUNE)、西耕一(音楽評論 / プロデューサー)

「NHK電子音楽スタジオ全史11」Season2 Chapter4 NHK電子音楽70周年(11/27)まであと◯日!SPECIAL!! 近藤譲、シュトックハウゼン、吉崎清富

11/16と11/17に開催される、「音の始源を求めてPresents NHK電子音楽スタジオ70周年記念コンサート」では、遺された電子音楽名曲選『立体音響作品を聴く』として、近藤譲、シュトックハウゼン、吉崎清富の作品がマルチチャンネル再生される。11/17には、2024年度の文化功労者に選ばれた近藤譲(10月25日)のトークも予定されており、入念な調整を経た立体音響再生が期待される。

<第1部 クラウドファンディング・ヴァイナルのテスト盤の検聴>

クラウドファンディングによって完成したヴァイナルの試聴・検聴を行う。
テスト版が出来上がったばかりのLPレコード=バイナルから、日本最初のNHK電子音楽=黛敏郎「素数の比系列による正弦波の音楽」を聴く。宇川直宏デザインのジャケットやTシャツについて触れつつ、2枚組のヴァイナルについて語る。

<第2部 遺された電子音楽名曲選『立体音響作品を聴く』コンサートについて>

西早稲田のArtware hub KAKEHASHI MEMORIALという稀有なるライヴスペースで展開中のコンサートシリーズ。年内最後の特集であるが、文化功労者記念として近藤譲のリヴァラン、そして、世界の電子音楽史上の最高傑作の一つであるシュトックハウゼンのテレムジーク、そして、知られざる傑作・吉崎清富の電子音楽のためのグリーンスペースを聴きつつ、その思想と音楽を、日永田、べん、宇川、西で語り合う。
吉崎清富の「電子音楽のためのグリーンスペースの宮」(1979)は、オリジナルの4ch音源から、ドルビーアトモスによる疑似マルチch再生をDOMMUNEの放送上でも味わう(コンサートでは、オリジナルの4chを立体再生)。

●1.電子音楽のためのグリーンスペースの宮:吉崎清富(1979/CDは音の始源を求めて7 「小島努の仕事2」)
「科学と芸術、陽と陰、シンメトリーとディスシンメトリー」のような対概念が、大局的には「二にして一となり、一にして二となる」というコンセプトに基づいて構築されている。
●2.リヴァラン 近藤 譲(1975/音の始源を求めて10 「大石満 鈴木浩一の仕事<NEW WAVE>」)
ピッチがはっきりしない鐘のような電子音で基音を作り。下方倍音を付け加える。
そして、一つの音程に対して長短、強弱4種類くらい音を作り、楽譜に従ってテープの切り貼りをする。指定されたテンポに合わせて四分音符は何センチとテープの長さを当てはめて編集。
●3.カールハインツ・シュトックハウゼン「テレムジーク」(1966)
奈良のお水取りや雅楽。アマゾン、南サハラ、スペインの片田舎あるいは中国からの音素材をコラージュ的に用いた(オリジナルは)5チャンネルの作品。この作品で彼は「電子音による想像の過程では3つの異なった要素=時間、歴史(伝統)空間を一緒にする事が出来ると」述べている。
シュトックハウゼンの再生では、1965年3月21日のR301STのスピーカーセッティングを再現!
その中でも、センターの3席を「シュトックハウゼン・シート」と命名しての再生となります。11/16&17のセッティング・プラン図などを使って、70周年に相応しい立体音響コンサートの醍醐味を、語ります。

「音の始源を求めて」official HP
https://sound3.buyshop.jp/

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥1000(超エクスクルーシヴ・スタジオ観覧者を50人募集中です。直接スタジオにお越しください。)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
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