2024/12/20 FRI 21:00-23:00

藤枝守 「Maverickの響き」〜僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち

●出演:藤枝 守(作曲家)、能勢伊勢雄(岡山 PEPPERLAND主宰|※Zoom)、柿沼敏江(音楽学者)、中野由紀昌(字像舎)
●MC:宇川直宏(DOMMUNE)

■藤枝守 「Maverickの響き」〜僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち

1980年代のアメリカは、藤枝守の音楽人生を決定づけた最も重要なトポスでした。当時20代だった藤枝は湯浅譲二の勧めでアメリカへ留学、ハリー・パーチ、ルー・ハリソン、モートン・フェルドマン、テリー・ライリー、ポーリン・オリヴェロスといった数々の実験作曲家たちと交流を深めます。アメリカ留学時代に出会った作曲家たちの世界観、音楽の向き合い方、作曲方法に多大な影響を受けた藤枝は、帰国後に植物の電位変化データをメロディック・パターンに変換した作曲シリーズ《植物文様》を発表。その後も、珪藻土、焼酎の醗酵音、茶葉、珊瑚礁などが発する〈響き〉を巧みにメロディーに編み直し、藤枝ならでは音の世界を放ち続けています。
2024年秋に刊行した藤枝守/著『いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』(字像舎)は、藤枝の体験と記憶に深く刻まれたアメリカ実験作曲家17名の肖像を、貴重なエピソードや秘蔵写真を交えて紹介した注目の一冊です。巻頭には山梨・小淵沢で作曲活動を続けるテリー・ライリーのインタビューも掲載しています。
DOMMUNEではテリー・ライリーがインタビューの際に指し示したメッセージ「make minimalism less again」の意味も含め、実験作曲家の織りなす孤高の響きを深掘りしながら、藤枝守、能勢伊勢雄、柿沼敏江が、宇川直宏とともに現代の〈響き〉のあり方を問い直します。1980年代から現在までの約45年を一挙に駆け抜けながら、〈遊学の精神〉が交差する一夜になるでしょう。波紋のように広がるMaverickな響き、感知してください!!
本書の版元「字像舎」の命名は松岡正剛。イシス編集学校1期生が旗揚げした出版レーベルです。

<本書に登場する17名の作曲家>

ジョン・ケージ/ハリー・パーチ/ルー・ハリソン/モートン・フェルドマン/テリー・ライリー/ポーリン・オリヴェロス/デヴィッド・ダン/ロバート・アシュリー/コンロン・ナンカロウ/ピーター・ガーランド/ジョン・ゾーン/ダニエル・レンツ/ハロルド・バッド/フィリップ・グラス/アルヴィン・ルシエ/グレン・ブランカ/ジェームズ・テニー


1986年「パシフィック・リング・フェスティバル」左からコンロン・ナンカロウ、ロジャー・レイノルズ、ジョン・ケージ


1999年 伊福部昭とテリーライリーの対面(神奈川県立音楽堂)

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2000(超エクスクルーシヴ50人限定スタジオ観覧者を募集いたします!当日スタジオに直接おこしください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
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