2025/04/17 THU 19:00-23:10
「MIMINOIMI - Ambient / Week - 2025」特別番外編「日本の響き」
●TALK:茂手木潔子、塩高和之、藤田晄聖、Chee Shimizu、Kaoru Inoue、石松豊
●LIVE:塩高和之&藤田晄聖 ●DJ:Chee Shimizu、Kaoru Inoue|BROADJ#3397
<TIME TABLE>
■導 入:19:00-19:20
<TALK> MIMINOIMI +石松豊(20min)
■第一部:19:20-21:10
<LECTURE> 茂手木潔子(60min)
<LIVE> 塩高和之 & 藤田晄聖(20min)
<TALK> 茂手木潔子、塩高和之、藤田晄聖トーク(30min)
■第二部:21:10-23:10
<TALK> Chee Shimizu、Kaoru Inoue トーク(60min)
<DJ> Chee Shimizu、Kaoru Inoue|BROADJ#3397(60min)
■MIMINOIMIは2023年に設立されたコレクティブで、2023年から毎年1回フェスティバルMIMINOIMI - Ambeint / Week -を開催してきました。フェスティバルでは、アンビエントを切り口に、ライブだけでなく、サウンドスケープ、フィールドレコーディング、音の文化史的な研究などについてのトークやワーク・ショップを実施しました。そして今年の5月5日〜11日に、同フェスティバルの第3回目を行います。そのフェスのPre-Programが4/17 DOMMUNEで開催!
音楽を特定の制度やジャンルから見た際には、それぞれが交差せずに独立して存在しているように見えることがあります。しかし、歴史をたどって音楽を聴いたり、逆に感覚を頼りに音の世界に分け入っていくと、そこには音の響きの中で様々な音楽やアイディアが緩やかなグラデーションを持って存在していることが明らかになります。そのような発想に着想を得て、フェスティバルのテーマを『Sense of Gradation / グラデーションの感覚』としました。今回は電子音楽や実験音楽、即興は勿論のごとく、伝統楽器を使った表現にも焦点をあてていきます。
4月17日のDOMMUNEプログラムは、5月のフェスティバルの特別番外編として、『日本の響き』をテーマに、民族音楽学者の小泉文夫氏と演出家の木戸敏郎氏という伝説的な人物に師事しつつ、日本の様々な楽器を研究し、楽器の持つ響きの世界を探求するプロデューサー・研究者茂手木潔子氏を迎え、民族音楽、伝統・古典邦楽とアンビエントのミッシングリンクを掘り出すようなパフォーマンス型のレクチャーを実施します。また、伝統的な雅楽古典曲から薩摩琵琶、現代音楽まで広い活動領域で唯一無二の活動を続ける作曲家、琵琶奏者の塩高和之氏と、近年、塩高氏と活動を共にする尺八奏者の藤田晄聖氏のミニライブが行われます。同日の第二部として、近年は現代邦楽のディギングを行い、現代邦楽の紹介とともに、新たな現代邦楽の聞き方を提唱しているDJ、Chee Shimizu氏とKaoru Inoue氏を招いた対談が予定されています。鋭い感性で常に刺激的な音楽を発掘、世の中に紹介してきた二人が、今どのようなアプローチで現代邦楽に向かい合っているのか、その一端が紹介される予定です。最後に、二人による現代邦楽をテーマとしたエクスクルーシブなコラボレーションパフォーマンスが予定されています。
なお、イベントの冒頭には、オンライン・マガジン『Ucuuu』の石松豊氏をモデレーターに迎え、MIMINOIMIメンバーがイベント全貌を簡単に紹介するコーナーも予定されています。
https://www.miminoimi.me/
●茂手木潔子
専門は音楽学。日本の伝統的な音文化の資料や楽器を収集研究。民族音楽学の小泉文夫、演出家の木戸敏郎に師事。単著に『日本の楽器』『おもちゃが奏でる日本の音』『酒を造る唄の話』など。論文に「『枕草子』の記述に表された日本人の「音」への姿勢」「北斎と馬の鈴」「豆腐ラッパ考」ほか。CD「越後酒造り唄の世界」、VTR「越後杜氏の酒屋唄」、展覧会「音のはじめ 音楽の創まり」(新津市美術館)、「浮世絵の楽器たち」(太田記念美術館)や舞台公演企画「酒屋唄」(国立演芸場、新津市美術館、朝日酒造、ケルン日本文化会館ほか)、「北斎の音楽(おと)を聴く」シリーズ(トリフォ二ーホール)、「西行花伝 聲の帖」(学習院大学)など。上越教育大学名誉教授。
●塩高和之
古典曲から新作まで幅広く国内外で演奏会を開催。2007年に様々な琵琶楽を「文化」という視点で紹介すべく琵琶樂人倶楽部を設立。現在まで18年に渡り開催200回を超える。これ迄に10枚のオリジナルアルバムと2枚のオムニバスアルバムをリリース。約70曲の作曲作品をFEIレコードを通じ世界に配信している。国内では高野山、厳島神社、赤間神宮等、琵琶に縁の深い地において演奏会を
多数開催。海外ではヨーロッパ、中央アジアなどでコンサートツアーを行う。また樂琵琶に於いても積極的に取り組み、現在、薩摩琵琶・楽琵琶の両方でアルバムの発表、演奏活動をしている唯一の琵琶奏者である
HP:http://biwa-shiotaka.com/
●藤田晄聖
高校生の時より都山流尺八を習い、その後古典本曲を志し、琴古流・海童道を高橋法聖氏に師事。琴古流本曲・海童道曲を修める。一方生田流箏曲の正派音楽院楽理科を卒業。箏・三絃や音楽理論を勉強。同研究修了。NHK邦楽技能者育成会第48期修了(尺八)。自らの音を「響音(ひびきね)」と称し、人間の営みと自然とが心地よく響き合う調和を、尺八の音を通して表現・追求している。尺八の本流である古典本曲を柱に、多くの人にその音色の響きを届けるべく、活動を展開している。
●Chee Shimizu
日本におけるクラブ・カルチャー黎明期の90年代初頭より活動を開始。トランス、テクノ、ハウス、ディスコと変遷を続け、現在はダンス・ミュージックからアンビエント、リスニング、エクスペリメンタルまで幅広いジャンルを網羅するフリースタイルを展開、国内外で長きにわたり活動を続ける。選曲家、文筆家、プロデューサー、レコード・ショップ/レコード・レーベル主宰など、音楽旅先案内人としても多彩な仕事に従事し、リミックス/リエディット・ワークも多数こなす。昨今は即興音楽家とのライブ・セッションにも取り組んでおり、LAのESP InstituteからChee Shimizu + miku-mari名義でのアルバムを2021年2月にリリース。同年10月にリリースされたスイス人ギタリストPablo Colorの最新アルバムに同ユニットによるリミックスが収録された。著書に『obscure sound 桃源郷的音盤640選』『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』。
●Kaoru Inoue
井上薫・DJ/音楽家。ギタリストとしてのバンド経験を経て89年Acid Jazzの洗礼と共にDJカルチャーに没入。94年にChari Chari名義で初の楽曲をリリース。以降、本名やその他様々な名義での楽曲リリース、リミックスを国内外のレーベルで手がけ、大小問わずクラブ、屋外レイヴ・パーティー、またその他様々な場でDJとして活動を続けてきた。近年はダンス・ミュージックに限らずジャズ、アンビエント、バレアリック、エクスペリメンタルなど様々な音楽を独自の審美眼で繋いでいくDJスタイルが好評を博している。
http://soundcloud.com/kaoru324
https://seedsandground.bandcamp.com
http://www.seedsandground.com
●石松豊
フリーランスのディレクター。2024年より、「穏やかな音楽のある生活風景」を紹介するAmbient Lifescape Magazine『Ucuuu』を運営し、一人で取材記事を制作している。2018年からは『orange plus music』名義で、プラネタリウムやゲストハウスにて音楽イベントを企画。2021年には、東京・品川の原美術館で閉館前最後の収録ライブを開催した。2020年より、プレイリスト『JAPAN NEW CALM』を毎月更新。本業では、アーティストのキャスティングや楽曲制作など、音楽を活用した広告企画・制作に携わる。
https://linktr.ee/orangeplusme
https://ucuuu.net/
●MIMINOIMI
kentaro nagata、FeLid、Yama Yukiによるオーガナイザー・コレクティブ。フェスティバル「MIMINOIMI Ambient / Week」を主催する他、イベントシリーズ「Food for Ears」を主催している。
https://www.miminoimi.me
■5/5(月・祝)〜5/11(日)「MIMINOIMI – Ambient / Week – 2025」 “Sense of Gradation” Program(チケット購入)
ENTRANCE | AD ¥2000 (超エクスクルーシヴ限定50人スタジオ観覧者を募集中です!Peatixでご予約を!!▶︎https://miminoimi01.peatix.com/ もしくは当日渋谷PARCO9FのSTUDIOへ直接おこしください!! またエントランスで1DRINKをご購入ください。) |
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PLACE | 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE MAP |
■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。 ■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。 ■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。 |
- 発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合は、必ずご来場の前に医療機関にご相談いただき、指示に従って指定の医療機関にて受診してください。
- 会場にて万が一体調が悪くなった場合、我慢なさらずに速やかにお近くのスタッフにお声がけください。
- 会場には、クロークやロッカーはございません。手荷物は少なめでご来場の上、ご自身での管理をお願いいたします。
- 本イベントはDOMMUNEからの生配信を実施いたします。
DOMMUNE YouTubeチャンネル(http://www.youtube.com/user/dommune)、もしくはDOMMUNE公式ホームページ(https://www.dommune.com)からご覧いただけます。 - 生配信では、YouTubeのスーパーチャット機能による投げ銭を募っております。何卒サポートをよろしくお願いいたします。
- 会場の関係などにより、開演時間が前後する可能性があります。予めご了承ください。