2025/05/09/FRI 19:30-23:00

「MIMINOIMI - Ambient / Week - 2025 DAY5」

アート、音の深い体験へ〜ディープ・リスニングとディープ・ルッキング、スペースミュージック、アンビエント、古典・現代アートを通して
●出演:ロジャー・マクドナルド、畠中実、Ken Ikeda、iu takahashi、小田島文顕
●LIVE:iu takahashi ●DJ:Ken Ikeda|BROADJ#3406

■MIMINOIMI - Ambient / Week - 2025 DAY 5 アート、音の深い体験へ〜ディープ・リスニングとディープ・ルッキング、スペース・ミュージック、アンビエント、古典・現代アートを通して

MIMINOIMIは2023年に設立されたコレクティブで、2023年から毎年1回フェスティバルMIMINOIMI - Ambeint / Week -を開催し、アンビエントを切り口に、ライブだけでなく、サウンドスケープ、フィールドレコーディング、音の文化史的な研究などについてのトークやワークショップなどを実施してきました。そして今年の5月5日〜11日、同フェスティバルの第3回目を行います。
音楽を特定の制度やジャンルから見た際には、それぞれが交差せずに独立して存在しているように見えることがあります。しかし、歴史をたどって音楽を聴いたり、逆に感覚を頼りに音の世界に分け入っていくと、そこには音の響きの中で様々な音楽やアイディアが緩やかなグラデーションを持って存在していることが明らかになります。そのような発想に着想を得て、フェスティバルのテーマを『Sense of Gradation / グラデーションの感覚』としました。今回は高田みどり氏などにも参加いただき、電子音楽や実験音楽、即興は勿論のごとく、伝統楽器を使った表現にも焦点をあてていきます。
2025年5月9日はフェスティバルの5日目にあたります。この日は、現代美術史と神秘主義の研究をバックグラウンドにもち、現代アートに特化したNPOアーツ・イニシアティブ・東京(AIT)の創設メンバーでもあるキュレーターのロジャー・マクドナルド氏を迎え、同氏の主要研究テーマである、「芸術作品の深い体験」を共通項としながら、アンビエントやディープ・リスニングにも触れつつ、音楽と現代アートを領域横断的にレクチャーいただきます。
同日はレクチャー後の対談相手として、2025年3月までICCのチーフ・キュレーターをつとめ、東京のアートシーンを牽引してきた畠中実氏もお迎えします。
レクチャーやトークに加え、世界的に活躍する即興音楽家のKen Ikeda氏の特別なDJセット、また、フェスティバルの7日目である5月11日にも出演するサウンドアーティストiu takahashi氏による実験的なライブセットも予定されています。
なお、同日のイベントの冒頭には、MIMINOIMIメンバーとアーティストでアートスペースkanzan galleryを運営する小田島文顕 ‍氏による、MIMINOIMI - Ambeint / Week - 2025の全貌についてのトークが行われます。

●ロジャー・マクドナルド

1971年に東京で生まれ、英国で教育を受け、現代美術史と神秘主義の博士号を取得。横浜トリエンナーレ2001、シンガポールビエンナーレ2006、そしてミュージアム・オブ・トゥギャザー2017を含む多数の展覧会のキュレーターとして活動。アーツ・イニシアティブ・東京 AITの創設メンバーで、25年間その研究プログラムを指導。2002年から2014年まで芸術大学で教鞭を執る。2013年に長野県望月にフェンバーガーハウスを創設し、「レコード・サンドイッチクラブ」や市民回復センター望月を含むワークショップを開催。2023年に多津衛民芸館の館長に就任。2022年に『ディープルッキング』を出版。2018年からアートセクターにおける気候アクションの活動をしている、アドボカシーコレクティブACCJをAITで2024年に立ち上げる。
https://www.a-i-t.net/
https://www.fenbergerhouse.com/

●畠中実

美術・音楽批評。1968年生まれ。1996年のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]開館準備より同館に携わり、数多くの展覧会やイヴェントを企画した。主任学芸員、学芸課長をへて2025年3月末で同館を退任。近年は、「多層世界とリアリティのよりどころ」(2022年)、「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」(2023年)、「ICCアニュアル2024 とても近い遠さ」(2024年)、「evala 現われる場 消滅する像」(2024年)などがあり、ICC以外の展覧会では、「Ennova Art Biennale Vol.1」アーティスト選考委員(中国、2024年)、森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」(2025年)アドヴァイザーを務める。

●Ken Ikeda

即興電子音楽家、作曲家。 FMサイン波に独特な加工を施しながら織物のように繋げ、縫い合わせことによって電子音の粒子そのものを即興的に摘出し、その立ち上がりと消えゆく瞬間に聴き手の「内的原風景」の揺らぎ、減衰、失跡を追体験させると同時に、近代音楽の底に沈む儀礼的な霊性、身体性、野蛮さの再発掘を試みる。
過去に6枚のソロアルバム、そして、David Toop, Eddie Prevost, John Russell 、Carl Stone、等とのコラボレーションアルバム、また、杉本博司、横尾忠則、森万里子、田中泯、コムアイ、David Lynch等、現代美術やモダンダンスのサウンドトラックも数多く手がけている。

●iu takahashi

神奈川県横浜市出身。環境音、自身の声を使って楽曲を制作する。2018年より制作をはじめ、〈LAAPS〉 、〈梅レコード〉など多数の国内外レーベルからリリースを重ねる他、映像作品・空間演出などへの楽曲の制作、提供も行う。
https://www.iutakahashi.com/

●小田島文顕

アーティスト。1978年東京都生まれ。2012年より奄美大島を拠点とし、東京・東神田の kanzan gallery でディレクターを務める(2015–)。
ガラスなど透過素材を用いた立体造形からスタートし、渡米後に制作領域をインスタレーションへと拡張した。現在は純正律142チャンネルの正弦波をツールとし、多層的な音響空間を構築するサウンド・パフォーマンスを行っている。干渉と知覚の揺らぎを手がかりに、音波のマテリアリティと知覚体験が交差する現象を探求している。奄美では即興ユニット〈蟹蟹蟹(kani kani club)〉としてアルバム Icecream Daydreaming(Animale Nood/2020)をリリースし、ワークショップ〈音の対話〉(田中一村記念美術館/鹿児島・奄美/2021)を開催した。サウンド・パフォーマンス〈Synthesis/合成〉(ART SPACE BAR BUENA/東京・大久保/2024)、〈Re:Synthesis〉(Safi/Heimlichkeit Nikai/東京・平和島/2024)を実施し、公開録音シリーズ〈Soundscape document〉(kanzan gallery/東京・東神田/2025–)を継続中。BFA(オハイオ州立大学)、MFA(バージニア・コモンウェルス大学)取得。

●MIMINOIMI

kentaro nagata、FeLid、Yama Yukiによるオーガナイザー・コレクティブ。フェスティバル「MIMINOIMI Ambient / Week」を主催する他、イベントシリーズ「Food for Ears」を主催している。
https://www.miminoimi.me

5/5(月・祝)〜5/11(日)
「MIMINOIMI – Ambient / Week – 2025」
“Sense of Gradation” Program(チケット購入)

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2000 (超エクスクルーシヴ限定50人スタジオ観覧者を募集中です!Peatixでご予約を!!▶︎https://miminoimi02.peatix.com/ もしくは当日渋谷PARCO9FのSTUDIOへ直接おこしください!! またエントランスで1DRINKをご購入ください。)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス、インフルエンザA(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型、B型等の感染症予防および拡散防止対策について>