2026/03/02 MON 19:30-23:30

■『YBA & BEYOND』展 開催記念番組

「ENCYCLOPEDIA of YBA & BEYOND」Chapter2 Cultural Edition

テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート

●出演:田中宗一郎(THE SIGN PODCAST主催/編集者/音楽評論家/DJ)、野田努(ele-king編集長/音楽ライター)、岡村詩野(TURN編集長/音楽評論家)
●MC:宇川直宏(DOMMUNE主宰/現"在”美術家)


●ディノス・チャップマン、ジェイク・チャップマン《戦争の惨禍》1993年 Dinos Chapman Jake Chapman Disasters of War

■国立新美術館で開幕中の「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」の開催を記念し、日本初のライブストリーミングメディアであるDOMMUNEにて特別番組『「YBA & BEYOND」展 開催記念番組「ENCYCLOPEDIA of YBA & BEYOND」』の第二弾、Chapter2 Cultural Editionを生配信します。

本展は、1980年代後半から2000年代初頭までに英国を拠点として活動した作家たちの創作を、テート美術館コレクションを中心に紹介する企画展です。大衆文化、個人的な物語、社会構造の変化といったテーマが、絵画・彫刻・写真・映像・インスタレーションなど多様な表現へと展開した時代の熱狂を約60名の作家によるおよそ100点の作品で検証しています。
開催を記念して配信した2/11のDOMMUNE特番「ENCYCLOPEDIA of YBA & BEYOND」には、本展覧会のキュレーターであるテート美術館 コレクション部門ディレクター/共同キュレーターのグレゴール・ミューア、文化研究者の山本浩貴、ライター、翻訳者の野中モモ、現在美術家・DOMMUNE主宰の宇川直宏が登壇し、本展を徹底解剖しましたが、大好評を得て、この度、Chapter2 Cultural Editionを生配信します。
出演は、THE SIGN PODCAST主催、編集者/音楽評論家/DJの田中宗一郎、ele-king編集長、音楽ライターの野田努、TURN編集長/音楽評論家の岡村詩野という、世界を変えた90s英国文化を語るには最強の布陣。ここにDOMMUNEの宇川直宏を交え、90年代英国の社会・メディア・カルチャーとアートの接続、そして、クールブリタニア⇆ブリットポップ⇆YBA⇆セカンドサマーオブラブを横断しながらYBAの時代の文化的背景を多角的に深掘りしていきます。

「90年代のUKカルチャーが我々の身体に直接流し込んだ、過剰で生々しい血の源流」
宇川直宏(DOMMUNE)

YBAの歴史は、セカンド・サマー・オブ・ラヴと深く共振している。正確に言えば、クリミナル・ジャスティス・アクト(レイヴ禁止法)が可決された1994年、レイヴカルチャーは一度「死んだふり」をした。しかしその地下では、ブリストル・サウンドから派生した、UKベース、ジャングル、ドラムンベース、スピード・ガラージ、2ステップ、そしてダブステップへと連なるベース・ミュージックの進化が脈打ち続ける。そして同時にエレクトロニカ、グリッチ、IDMなどの勃興を考えると、YBAの登場はアブストラクトなダンスミュージックの脈拍と完全に同期していると言えないか?
1980年代後半、サッチャリズムが推し進めた新自由主義的改革の陰で、階級間の緊張と社会不安は不可逆的に露呈していく。その亀裂から噴出するように誕生したのが、このアート・ムーブメントである。90年代のクラブカルチャーやブリットポップと呼応しながら、YBAはメディア戦略と自己演出を大胆に駆使することで、アンダーグラウンドから一気に世界へと可視化された。彼らは作品のみならず、その振る舞いと語られ方を含めて「表現」とし、アートとマスメディアの境界を意図的に攪乱し、90年代イギリス文化の象徴的存在へと飛躍していったのである。
アート、音楽、映画、ファッション、クラブカルチャー、そしてインターネット….. 複数のメディアが臨界点で交錯する現場から噴出したその表現は、もはやジャンルとして回収できるものではない。それはアートという枠組みを軽々と突破し、現在へと連なり続けるオルタナティヴ・カルチャー全体を貫流するエネルギーそのものだった。YBA、YABA、YABAI、やばい、ヤバイ!!!!!!!!! いまこそ、YBAを追体験し、それぞれの極私的な視点で熱く語り直そうではないか!!!!!!! 90年代のUKカルチャーが我々の身体に直接流し込んだ、過剰で生々しい血の源流を!!!!!!!!!!


●コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》1991年 Photo Tate © Cornelia Parker. Courtesy Frith Street Gallery

<出演者プロフィール>

■田中宗一郎(たなか そういちろう)

編集者、DJ、音楽評論家。広告代理店勤務を経て、音楽雑誌「rockin'on」の副編集長を務めたのち、1997年に音楽雑誌「snoozer」を創刊。2011年まで編集長を15年間にわたり務めた。2013年、音楽サイト「The Sign Magazine」のローンチに参加。2019年から4年間、文化系ポッドキャストの先駆けと呼ばれるSpotifyポッドキャスト番組「POP LIFE: The Podcast」の制作・出演を務めた。現在は「The Sign Factory」代表として、新たな文化系コンテンツ制作チームを編成。2021年にローンチしたポッドキャスト番組「the sign podcast」の制作・出演を基盤にしながら、新たなチームと共に新事業の準備に邁進している。著作には宇野維正との共著「2010s」(新潮社 / 2020年)。

■野田努(のだ つとむ)

1963年、静岡市生まれ。出版社勤務を経て、1995年に『ele-king』を創刊。『remix』編集長を経て、現在オンラインマガジン『ele-king』編集長。2010年よりP-Vineに席をおき、ele-king booksの編集者として、音楽や政治、思想から、趣味の自転車、サッカーまでと、数多くの書籍の編集/制作を手がけている。著書に『完全版ブラック・マシン・ミュージック』、『ジャンク・パンク・ファンク』)、『ロッカーズ・ノー・クラッカーズ』、『もしもパンクがなかったら』。石野卓球との共著に『テクノボン』、三田格との共著に『Techno difinitive』/共編著に『永遠のフィッシュマンズ』『日本のサカモト』ほか、編著に『クラブ・ミュージックの文化誌』(宝島社)、『NO! WAR』など多数。

■岡村詩野(おかむら しの)

音楽評論家、『TURN』編集長、京都精華大学、昭和音楽大学非常勤講師、アルファステーション(FM京都)『Imaginary Line』パーソナリティなど

■宇川直宏(うかわ なおひろ)

現“在”美術家・DOMMUNE主宰。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、多岐にわたる活動を行う。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、自由な表現活動を行っている。2010年3月に個人で開局したライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続ける。開局10周年となる2019年11月に渋谷PARCO9Fに移転。SUPER DOMMUNEとして、最前衛テクノロジーと共に進化を遂げた。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞(2021年)。


●マイケル・クレイグ=マーティン《知ること》1996年 Michael Craig-Martin Knowing

■YBAとは

1988年7月、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで学んでいたダミアン・ハーストは、ロンドン東部の倉庫街で学生や卒業生の作品を発表する展覧会「フリーズ」展を企画しました。ハーストや同世代の作家たちは、全く新しい視点で素材を選び、制作して発表の機会を積極的に開拓していったのです。1992年に『アート・フォーラム』誌上で美術史家のマイケル・コリスは彼らを「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼び、サーチ・ギャラリーで開催された同名の展覧会によりYBAという言葉は一般に広がっていきました。YBAの作家たちの自由な活動によって、90年代の英国のアートシーンは世界的な注目を集めるようになったのです。


●ジェレミー・デラー《世界の歴史》Photo Tate © Jeremy Deller

テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート

YBA & BEYOND: British Art in the 90s from the Tate Collection

<東京展>
会期: 2026年2月11日(水・祝)〜2026年5月11日(月)
会場: 国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
休館日:毎週火曜日 ※ただし2026年5月5日(火・祝)は開館
開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
主催: 国立新美術館、テート美術館、ソニー・ミュージックエンタテインメント、朝日新聞社
協力:日本航空、ヤマト運輸  後援:ブリティッシュ・カウンシル、J-WAVE 
一般のお問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥1,000(超エクスクルーシヴ50人限定スタジオ観覧チケット!Peatixで予約受付中です!ここからご登録ください。▶︎https://ybadommune2.peatix.com エントランスで1ドリンクのご注文をよろしくお願い致します!!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス、インフルエンザA(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型、B型等の感染症予防および拡散防止対策について>