2026/08/07/FRI 19:00-23:00

菊地成孔と大谷能生の JAZZDOMMUNE Presents

「叛逆のサウンドトラック」公開記念番組 「サウンドトラックの叛逆|coup d’etat to a sound track

●出演:菊地成孔(JAZZ DOMMUNISTERS)、大谷能生(JAZZ DOMMUNISTERS)
●GUESTS:中村隆之(早稲田大学法学学術院教授|『ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音』著者)、嘉山正太(映像作家|Producción Mundo perdido)
●DJ PLAYs『叛逆のサウンドトラック』に捧ぐサウンドトラック:DJ JAZZ DOMMUNISTERS(菊地成孔、大谷能生)

■菊地成孔と大谷能生の JAZZDOMMUNE Presents 「叛逆のサウンドトラック」公開記念番組 「サウンドトラックの叛逆|coup d’etat to a sound track」

去年の夏の終わりぐらいだったと思います。「来年の8月に日本公開される映画のパンフレットに寄稿して欲しい」というオファーを受けました。<ジャズのドキュメンタリー映画>に正直ウンザリしていた僕は、「まあ、これもオレの仕事か」と思い、半ば嫌々試聴フォームを開いたんですが、結果として、生まれて初めて、映画に対して<責務>を感じることになりました。それは「この映画を1人でも多くの人に見せるための行動しなければ」というアンバサダー自覚で、僕は、人生で一度も考えた事がなかった事を考えてしまったせいか、ちょっと狂っていたんでしょう。ほぼ反射的に、相手が相手だったら訴えられ兼ねない行動に出ていました。それは「この映画を理解し、共有し、僕には分からない部分も分かるであろう有識者達」に、片っ端から試聴フォームのURLを貼って「菊地です。ヤバいもん見た。とにかく見てくれ」とだけ添えたメールを、50人ぐらいに送信したのです。結果訴えられなかっただけで、これは違法行為です。配給のオンリー・ハーツさんには感謝と土下座しかありません。しかしきっと、この映画のどこかに「違法行為を行え」というメッセージが入っていたんでしょう。「叛逆のサウンドトラック(Sound Track to a Coup d’etat)」は、1961年の、コンゴ(当時)のパトリス・ムルンバ首相の殺害を含む、所謂「コンゴ動乱」と、毎度お馴染み、<旧宗主国(ここではベルギー)が弱体化してはアメリカにすがり、CIAが動いてエグい始末をつける>その表裏AB面を、膨大で貴重なフッテージと、モダンジャズとアフロポップの名盤(だけ)のミックスによって描いた3時間のコラージュ作品で<現代の状況に、完全にアジャストしている事実も多分に含んている>という具体性もありますが、それよりも何よりも、よりにもよってニキータ・フルシチョフとニーナ・シモンとグアルティエロ・ヤコペッティが同じドキュメント映画に映っている、という桁外れの雑食性に基づく、「映画であること」と言う同一性の崩壊スレスレを攻める、破壊的かつハイパーオシャレなDJミックスによって「政治と音楽の関係」という、神学の難問に対する、今まで誰も出せなかった回答の1つを出しているのです。それが正答なのか誤答なのか、1人でも多くの皆さんの目の前に突きつけたい。そして1年が経ち、僕は日本公開初日初回上映後に登壇し、そのままその足で渋谷パルコに向かい、この番組をお届けする事になりました。まだドキドキしています。無茶振りに応えてくれたDOMMUNE、「オレたちがずっとやって来た事に世界がやっと追いついてきた」と、すぐに返事をくれたマイメン谷王に感謝します(菊地成孔|JAZZ DOMMUNISTERS)

2025年アカデミー賞 長編ドキュメンタリー部門ノミネート世界30以上の映画祭で最優秀賞や観客賞を受賞!

「叛逆のサウンドトラック」

2024年|ベルギー・フランス・オランダ|156分|16:9|5.1ch
●原題:Soundtrack to a Coup d’Etat ●字幕:山口三平
●監督・脚本:ヨハン・グリモンプレ(1962年ベルギー/ブリュッセル出身)●製作:ダーン・ミリウス、レミ・グレレティ
●共同プロデューサー:カティヤ・ドライイエル、フランク・フーヴェ ●配給:オンリー・ハーツ
© 2024 ONOMATOPEE FILMS BV, WARBOYS FILMS S.A.S., ZAP-O-MATIK, BALDR FILM, RTBF, VRT, JOHAN GRIMONPREZ

立ち上がれ、立ち続けろ!

冷戦下、政治の茶番に利用されたジャズミュージシャンたち。しかし、そのグルーヴは人の心を、歴史を揺さぶった。抵抗のリズム 覚醒のリズム 革命のリズム。サッチモ、マルコムX、ガレスピー、フルシチョフ、コルトレーン、カストロ、ブレイキー、アイゼンハワー、モンク、オーネット・コールマン、ニーナ・シモン、ネールにナセルにスカルノも。音楽、政治、そして感情を折り合わせた、かつてない体験。陰謀渦巻く歴史の闇をジャズが直撃する、凄まじいドキュメンタリー映画!
2026.8.7(金) Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下・シネスイッチ銀座・UPLINK吉祥寺他にて衝撃公開!!

1961年2月のある朝、歌手のアビー・リンカーンとドラマーのマックス・ローチは、新たに独立したコンゴの首相パトリス・ルムンバの殺害に抗議するため国連安全保障理事会に突入した。60人の抗議者たちが、不意を衝かれた警備員たちにパンチを浴びせ、ピンヒールを叩きつけ、ショックを受けた外交官たちは見守るだけだ… 20世紀の脱植民地化、新帝国主義、文化搾取、政治的殺人の歴史をダイナミックにかつスウィングさせる。目も眩むような音楽のエネルギー、複雑な物語の展開、そしてめまぐるしく登場するキャラクターたち。膨大な量の古い映像を駆使し、ジャズの名ソロを思わせる即興性と内なる論理を織り交ぜ、それらをまとめあげる驚異のドキュメンタリー。

「叛逆のサウンドトラック」official HP

PROGRAM INFO
ENTRANCE ¥2500(超エクスクルーシヴ限定50人スタジオ観覧者をPeatixにて予約受付中です!▶︎http://jazzdommuneextra.peatix.com もしくは当日直接スタジオにお越しください!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス、インフルエンザA(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型、B型等の感染症予防および拡散防止対策について>